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感覚や感性を高める努力は、見た目に表れる

こんにちは。星よみパーソナルスタイリスト かおりです。

日本の女優 沢村貞子さん(1908/11/11 ~ 1996/8/16)が、ある書籍の中で”食”について、このように書かれていました𓅮𓂅

おいしいものとのめぐり逢いには、運がある。
ついていない人は、ほんのちょっとの手違いで折角のご馳走を食べそこなったりするのに、運のいい人は、いつでもチャンと、そういう席に坐っている。

これを読んだ時、私は、きっと運がいい方なんだなと思いました。

天にも昇りそうなくらい、おいしいお料理を頂いたことが、何度かあります。

お店の方は、値段をつけるのに困ったのではないかしら?と思うようなお料理のフルコースを。

衣食住、それぞれの価値を考えた時、例えば、少し背伸びして素敵なお洋服を買った場合、そのお洋服を見る度/着る度に、嬉しい気持ちになったり、胸を張って出掛けることができると思います。

また、家具や文具などは、使うたびに自分に馴染み、味わい深いものへと成長してゆく、年月を掛けた楽しみがあります。

その中で「食」とは、とても儚いものだと思うのです。


「美味も喉三寸」という言葉の通り、どれだけ高級な食材であっても、手間暇かけてつくったお料理だとしても、ほんの一時、しあわせを感じたら、目の前には何も残らない。

ー そこから、また、いつもの日常がやってくる ー

だからこそ、目の前にお料理(命)がある、その一瞬に全身の感覚を上げて、味わうことができるのかもしれない。

不思議なことに、その一瞬のしあわせな感覚によって、人生はどんどん変わってゆきます。

それこそ、食のもつ大きなチカラなのですね。

私は、自分が中途半端なお料理をつくってしまった時や、外食でふらっと適当なお店に入ってしまった時、”今の自分はずれてるんだな”と立ち返るようになりました。

それは、お料理だけでなく、仕事や人間関係においても同じです。

"今のは違ったな‥"と反省し、高い感覚を思い出して、切り替えることができるようになりました。

思い出せるしあわせな一瞬があるということは、とても価値のあることです。


そういった経験を積み重ねることで、お料理や音楽、映画やお芝居、ボディケアなど、一見、道楽とも思えるようなことに時間やお金を掛けてゆくことが、本当に価値のあることなのだなと分かるようになりました。

西洋占星術では、今年5月まで木星が牡牛座に滞在します。

この期間は、自分の心身や感覚が豊かになることに時間やお金をつかってゆくと、女性としての感性が目覚めやすい時期と伝えられています。


私も今、衣食住それぞれの面から自分を見つめ直し、エネルギーをたっぷり注いでいます。

自分を高めるために投資したことは、すぐには実らなくても、これといって良くなった実感がなかったとしても、見えない世界においては、倍増しで大きく成長しているものだと、私は先生から教わっています。

冒頭の沢村さんの話に戻って・・

住むところはこぎれいなら結構。着るものはこざっぱりしていれば、それで満足。
貴金属に趣味はないから指輪ははめないし、貯金通帳の0を数える趣味もない、いわば、ごく普通のつましい暮らしをしている。
ただ ー 食べ物だけは、多少ぜいたくをさせてもらっている。

という、女優さんのイメージから離れたような一文もまた素敵であり、共感しています。


今は、物価が高かったり、不安定な世の中ですので、お金を使わない方へと意識が向きやすいですが、感覚や感性というものは、高める努力をしている人かそうでないか、年を重ねる毎に表面にもよく表れるものです。

牡牛座木星期。自分のエネルギーの使い方を見つめ直していきましょう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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