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おせち料理のはなし

おせち料理には日本人の「真心」がたくさん込められています。
中身のひとつひとつにも意味があるのはよく知られていますね。
重箱には「幸せを重ねる」という思いが込められています。
そして、重箱には実は正しい段数があります。
今は核家族化で二段、三段が主流となっていますが、本来は四段が正式なおせちのカタチです。
さらには、四段目のお重は「余(よ)の重」といいます。
四が「死」と同じ音を持つことから、余を用います。
死は避けるべきもの、という昔の人々の強い思いを感じますね。

また、もう一段多い五の重というのもあります。
五段目は空のままで、「神様からの福を詰める」場所とするそうです。
様々な苦難を乗り越えてきた昔の人々が願いを大切にした、その思いが今にも引き継がれている。
日本ならではの哲学がそこにはあります。

新しい年の始まり。
古の人々の思いを感じながら、健やかに迎えられる幸せをありがたく受け入れましょう。

みなさまの幸せを願っています

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