絵本を通して子育てすること
こんにちは、バイリンガル絵本読み聞かせインストラクターの石川かおりです。絵本が大好きで、子どもと英語も大好きで、資格まで取ってしまいました。おうち英語を4歳の双子男女と実践しながら子育てをしています。
今日は英語の話は少し控えめな内容になるのですが、なぜ私が絵本を主軸におうち英語をするのか、絵本のどんなところが魅力かについて、私なりの考えをシェアしたいと思います。
先月(2月はあっという間でしたね)、双子達は保育園で豆まきをしてきたそうです。鬼は誰かが変装するのではなく、空き教室に模造紙の鬼が貼られ、それに向かって豆を投げたとのこと。数日前から豆まきの歌を家で口ずさんでいたので、これも保育園で教わったのだと思います。
子どもは節分や豆まきについてどんなことを感じ取るのだろう。
ちなみに私は小さい頃、豆まきは鬼が怖くて、嫌いなイベントでした。それでも小学生になると鬼は変装した大人なのだと学び、鬼のような概念が日本には昔からあり、無病息災を祈るイベントが寒い時期に行われるのだなというくらいの浅い理解で、特に深く考えることもなく私は大人になりました。節分に対する深い思い入れがなくても大きくなれますね。
はてさて、4歳はどんなことを考えるのだろうと思って、鬼って何だろうねと軽い気持ちで娘に質問しました。
その時の会話の動画がこちら。
娘の考察によると、
鬼はおなかの中にいる
お茶を飲んで、深呼吸をすることで落ち着く
鬼は豆をまくものではなく、落ち着かせることで対処する
というもの。
彼女の考えは多分色んなことを総合してそんな風に導き出されたのかと思いますが、多分絵本からの知識も組み込まれているなと感じました。
ムカムカ ドッカーン!
ミレイユダランセ著
男の子がぷんぷん怒っているシーンはまるで息子を見ているかの様。怒りを無かったことにしたり、捻じ曲げたりするのではなくて、上手い付き合い方はなんなのか小さい人にも良く考えさせる内容。我が家は日本語で読みました。
多分他にも怒りとか赤いものを連想させる本が家にありました。こちらは英語絵本。
GRIMPY MONKEY
By Suzanne Lang
この本は、今自分がどんな感情なのかを自分で認めてあげる大切さを教えてくれます。キャラクターたちがもれなく可愛く、愛着が持てる本です。
絵本がいいなと思うのは、きっと子育てする誰しもが感じることだとは思うのですが、私が感じる素敵な点は、教え込まなくて良くて考える余地が子どもに残されるところです。
節分はいつだろう?
○は外、○は内
鬼には何を投げるか?
多分保育園ではこんなことを教わって正しい答えが出てくる様にはなるんでしょう。教養として知っておくべきではあるけど、知識はネットで検索すると出てくるので、私は娘の鬼がお茶を飲むと安心するという考えは検索しても出てこない彼女オリジナルのもので素敵だなと思いました
知識を詰め込んで、テストして、丸やバツをつける、理解確認をするわけでもない絵本の読み聞かせは、効果は曖昧で、目には見えにくいものです。それでも、とても自由で、とても壮大で、知っている様な知らない様な世界を行き来する中で感情や言葉を知り、長い年月をかけて自分を作ってくれるものだと思ってます。
皆さんは今日なんの絵本読みましたか?
ーーー
<PR>
instagramからも情報発信中です。フォローお待ちしてます。
バイリンガル育児、おうち英語の講座を開講しています。
赤ちゃんから始める英語絵本「初級講座」お申込みはこちらから
<日程>3月20日(水)祝日春分の日、3月30日(土)各回午前10時~12時 Zoom開催
<本講座が目指しているバイリンガルのイメージ>本講座で目指すバイリンガルとは、「日本語優位のドミナントバイリンガル」です。ドミナントバイリンガルとは、日本語を思考の柱にしながら、英語でも勉強や仕事ができる人です。本講座では、日本語で生まれ育ち、日本の学校教育を受けて育つ子ども達が、豊かな思考力を持つドミナントバイリンガルになるために0~6歳の間にご家庭でできることを学ぶことができます。
絵本を1冊自信をもって読めるようになりたい
英語絵本チャレンジ講座 The Gruffalo 前半部分
お申し込みはこちらから
2024年3月 8日(金)開場 22:00 Zoom開催
(別日程も可能ですのでお気軽にinsta DMにご連絡ください)
The GRUFFALO(前半)をぐっと楽に、更に面白く読めるようになるための講座です。教材はThe Gruffaloで難易度の高い絵本読み聞かせに挑戦!
英語が得意な方にも骨のある内容でおすすめですし、The Gruffalo読んでみたいけど難しいなと感じる方にも丁寧に発音練習しますのでおすすめです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?