居場所を求めて〜メンタルトレーニングに出会って資格取得するまでの道のり⑥〜

季節もすっかり冬になりました。
今日は大学院時代の学会活動について書いていきたいと思います。

「学会」なんか、研究者っぽ響き、、という憧れのイメージを持っていたように思います(笑)

大学院修士課程一年目で、初めて学会に参加しました。
日本体育学会(名称変更があり、現在は、日本体育・スポーツ・健康学会)と日本スポーツ心理学会に参加したのですが、そこで、読んでいた論文の執筆者の先生にお会いできた時の感動は今でも覚えています。しかも、その先生が私がポスター発表(論文未投稿のも)という、研究結果を一枚の大きなポスターで発表しているものを見にきてくださり、コメントをくださったのです。すごく純粋に嬉しかった。その後の研究活動の原動力の一つとも言えると、今振り返っても思いますね。

学会は学びのインプットの場であり、同時にアウトプットできる場であり、さらに交流の場でした。
ここでの出会いなくして、今の自分はないと断言できますね。
研究活動を進める上でも、進路を決める上でも、本当に多くの先生方に支えていただきました。

特にスポーツ心理学会は、奈良女子大学からは単独で参加することが多かったのもあり、他大学の先生方の元へドンドンお話をうかがいに行き、ご指導ご鞭撻いただく機会をいただきました。

この、お話をうかがいにいくことができた秘訣は、、
学会発表やシンポジウムの時に、必ず一番に質問をすること。
そして「先ほど質問した筒井です」とご挨拶に行っていました。
このルールを自分で作り、毎回の学会で一つは一番に質問して帰ることをやっていたと思います。
これは実は度々登場している恩師、高校のサッカー部の顧問の助言でした(笑)

いつしか「いつも質問する子」として覚えてもらえるようになりました。
今になって、当時を振り返り、ある先生から「最初は学生の質問!って感じやったのが、質問しているうちに、質問の質が上がってきてたのを感じた」と言ってもらえたのは嬉しかったですね。

これは質問をする目的が変化したことも影響があると思います。
最初は、ただ学会に参加するのではなく、自分の存在を示すことが最大の目的でした。それによって先生方とお話をするきっかけを作ろうとしていました。そして、質問の内容は自分が知りたいことでした、つまり当初は自分のために質問していました。

そこから、自分を知ってもらうことが徐々にできてきて、特に大学院博士課程の頃は、フロアにいる全ての方にとって意義のある質問をする、ということが最大の目的になっていきました。そういったマインドを持つことは、発表やシンポジウムを聴く姿勢にも良い影響を与えていたと感じています。

こうして学びの多い学会では、仲間がたくさんできましたね。研究や現場でのメンタルトレーニングの話、進路のこと、スポーツ界について、そして自分達の人生の話、、多岐にわたる話題で話し合える仲間が全国にできました。学会はそういった仲間と再会できる場にもなっていきました。今では、自分達で声を掛け合って学びの場を創ったり、仕事で協働したり、そして、時に美味しい食事をしながら楽しく時間を過ごしています。

これから初めて学会に参加する方や、学会に参加しているけどいまいち過ごし方がわからないと思っている人がいたら、1)質問するマインドを持って参加すること、2)生涯の仲間づくりの場と思って参加すること、をオススメします!
会場で会える日を楽しみにしています!

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