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【君はいつまで嘘の自分を生きるのか】地平線を追いかけて満員電車を降りてみた

株式会社AN代表取締役の向山かおりです。

今回ご紹介するのは
『地平線を追いかけて満員電車を降りてみた自分と向き合う物語』という本です。


https://booklive.jp/product/index/title_id/827255/vol_no/001


著者は紀里谷和明さん。

紀里谷さんは映画監督であり写真家で、映画では2015年にクライブ・オーエン、モーガン・フリーマン出演の映画『ラスト・ナイツ』で監督としてハリウッドデビュー。

写真ではニューヨークをメインに活動し、日本ではSMAPの「ライオンハート」、Mr.Childrenの「NOT FOUND」などのCDジャケットの撮影や、宇多田ヒカルのミュージックビデオを手掛けた実績を持っています。

出版業界とはかけ離れた紀里谷さんですが、これまで作ってきた映画、ミュージックビデオ、写真、舞台と同じ「作品」として出版に取り組みたかったとのこと。

紀里谷さんは、
「自分ではないものにならなければいけないと思い込まされた結果、本来の自分ではないものになってしまったから、心が苦しくなったのではないか?」
この問いについて本を書いたそうです。

紀里谷さん自身、過去この問いについて相当苦しんだと書かれていました。
だからこそ、出版を通して、読者の方々に伝えたいメッセージや想いがあったそうです。

実際読んでみて、紀里谷さんの想いが物語として深く描かれており、まさに「作品」と呼ぶに値する本だと感じました。

内容は、人生に行き詰まった5名がとある劇場の支配人と対話し、自分と初めて根本的に向き合うという物語です。


そして、それは読者である私自身が自分と向き合う物語であるということ。

5名が支配人から尋ねられる質問が今の私にも響くものがたくさんありました。

悩みに対して、少しずつ答えを導き出していく対話が大変深く、自分も考えてしまうことばかりでした。

人生に迷いを感じ始めている人や人生を今以上に良くしたいと思っている人そういった方にぜひお勧めする本です。

一度真剣に自分と向き合うことができ、読み終わると「新しい自分になるための行動を一歩進めたい!」きっとそう思える、そんな素敵な本です。

小説のように読めますので本が苦手な方にもお勧めです。

ぜひ、手にとって読んでいただけたら幸いです。


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