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熱く青く【感想文の日⑨】

こんばんは。折星かおりです。

第9回目の感想文の日、ご紹介させていただくのはブラボー先生®です。

東京下町・都電沿線で学習塾を運営されているブラボー先生。ご応募いただいたときに、ちょうど夏期講習で顔色真っ青な時期です、とコメントをくださいました。生徒もですが先生も大変な時期ですよね……!お疲れさまです。

それでは、ご紹介いたします。

■頭の上の電球に、びびびと電流を流す

授業の中で答え合わせをするとき、子どもたちへなかなか多めの注文をする、というブラボー先生。まずは解き終わるのをしっかり待ち、答えが出ないときにはどこが分からないのか、解け切れていない部分はどこかを説明させる。次は解き終わっている生徒がまだ分からない生徒に対して説明をし、最後にブラボー先生が解説をするようにしているそうです。すでにかなり踏み込んだ解説がされているように思いますが、特徴的なのはさらにその後。

今度はブラボー先生が解説するのをノートの解答に書き込みたいものはいるか、とここで初めて聞いてみます。

それでも、チラチラと辺りを伺うばかりで手が挙がらない子どもたち。火が点いたブラボー先生は、「学びとは何か」を語りはじめます。

記事を読ませていただいて、まずこの授業の解説の充実度に驚きました。先生に当てられたときに「まだできていません」と言った経験がある人も、きっと多いはず。それでも、ブラボー先生の授業は誰も置き去りにされないようになっているのです。「学びとは」とブラボー先生が語る内容は、子どもたちにとっては厳しいかもしれないけれど、大人になった今、私には痛いほどに染みました。

■【口は災いの元】妻へ言えなかった日ごろの感謝を、あの曲に載せて

奥さま、娘さんとのランチ中、ブラボー先生は奥さまに悪気なく「明日は休みだろ?」と問いかけます。しかし奥さまはそれに対して「ワタシに休みなんか無い!」と激昂。「明日は休むから娘のお弁当も作らない」と言う奥さまの代わりを務めることになったブラボー先生の、お弁当作り奮闘記です。

今回読ませていただいた中で、一番好きな記事でした。何度も「本気」なのだと言い張る奥さまの気迫、無邪気に喜ぶ娘さん、焦るブラボー先生。ご家族の中での温度の差が面白く、くすくす笑いがこみ上げます。喜んでいる娘さんの様子がとても可愛らしくて素敵です。ブラボー先生のひとひねりされたお弁当にも、驚きました!(笑)

■ネクスト・バッターズ・サークル

人生の中でおそらく限られた数しかないであろう、自分に巡ってくる打席。ホームラン、ヒット、バントなど戦法は人それぞれ違っても、きちんと結果を残す準備は出来ているか。「ちゃんと」素振りをしているか。「野球」で例えてはいるけれど、何事にも通じる大切な心意気が示された熱いコラムです。

こういう熱さ、好きです。チャレンジを「打席」に例えることはよくあるけれど、記事の中にどきりとする言葉がありました。

【自分はどうせ補欠だ】とクサるキミにどうしてチャンスがくる?

きちんと準備をして、練習を重ねて。それだけでも素晴らしいことだけれど、そこからさらにもう一歩。

私も練習をしているとき、打席に立ったときに「いい顔」をしていたいです。

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