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GOTOで待ちながら

 こんにちは、橘です。
 今回は、早稲田周辺の喫茶店・カフェを巡ったときの記録記事です。

0 「マイルストーン」とは、本記事の概要

 まず、前提として早稲田大学には「マイルストーン」という雑誌を作成するサークルがあります。これはごまんとあるサークルの情報やどの単位が取りやすいかのタレコミなど様々な情報が満載の、新入生なら買って損はない雑誌です。

(余談ですが、2年生の時に買ったマイルストーンの小ネタが載っているページをTwitterに挙げたら、プチバズしてしまったことがありました。その節は著作権ギリギリの行為をしてしまい申し訳ありませんでした。)

 閑話休題、逆に言えば、サークルにも入っていない院生の私にはまるで意味のないモノになってしまっているのですが、この雑誌には1つお得な付録がついています。

 それが今回の主役「EXPO」です。これは高田馬場・早稲田周辺の居酒屋・ごはん屋さん・喫茶店・ラーメン屋の情報を網羅した冊子で、これだけで700円出す価値があるほどです。

 学部生の頃からこの冊子に載っている喫茶店をめぐりたいと思っていたのですが、結局のらりくらりと4年間過ごしてしまいました(喫茶店はいつも同じお店ばかり訪れていた)。

 そして昨年春、大学院に入学したことを機にかねがね考えていた全店制覇に向けて実際に活動を始めることにしました。と言いつつ、実際に全店めぐろうとすると時間もお金もかかるので、1年経った今時期、ようやく折り返し地点を過ぎたところです。

 この1年で、残念ながら訪れる前に閉店してしまったお店も、再訪しようと思っていたのに閉店してしまったお店もたくさんあります。コロナの影響だったり後継者の問題だったり原因は様々だと思いますが、老舗の喫茶店や味のあるカフェがこれ以上早稲田の地から無くなってしまわないよう願うばかりです。

本記事はそんな折返しにあたって、1店舗目から40店舗目までの情報をまとめたものになります。コメントは基本的に訪れた当時のものになります。
興味を持ったお店がありましたら、ぜひ訪れてみてください。

EXPOの表紙。「そば」って書いてあるけど、喫茶店の話をします()

1〜10店舗目

1 東京メロンパン(2022/4/6)

「キャラメルメロンパンとプレーン」
「外カリカリ中フワフワ」のカリカリがLevel100のメロンパン。多分買うのは3回目ぐらい。全然関係ないけど、高校の頃好きだった子がメロンパン好きだったのを思い出した。

2 PRONTO 高田馬場店(4/6)

「アイスコーヒーレギュラーサイズ」
春らしからぬ暑さだったのでアイスコーヒーが格段に美味しかった。注文時に店員さんがなんか言ってたんだけど、間にパーテーションがあったので、適当に相槌してしまった。コロナ禍以降こういう状況に割と遭遇する。

3 cafe cotton club(4/10)

「シャンディガフと本日のタルト(ベリー)」
2年の時にTwitterのフォロワーと会うのに使って以来2度目。卒業式以来1年ぶりに国文学会の同期と会った。ビールはそこまで好きではないが、サカナクションの新曲に影響されてシャンディガフを注文。こういうなにかで割ったビールは美味しいと思える。
(備考:今年のEXPOでは、ワセ飯のカテゴリーに移動していた)

4 Gong Cha(4/13)

「いちご杏仁タピオカ」
人生初のタピオカだったけど、この数分後に盛大に手を滑らせしまい半分ぐらい地球に飲んでもらった。タピオカって結構お腹に溜まる気がするのだけれど、どうしてこんなものを常飲してる女子高生はあんなにほっそりしているのかしら(おじさん並感)

5 NEW YORKER`S Cafe(4/15)

「BLTドッグとホットカフェラテ」
どこにニューヨーク要素があるのかは分からない。店内は結構空いていたので作業向き。

6 北海道おはぎ よしかわ(4/16)

「つぶあん/きなこおはぎ」
箸とかそういうものがなかったので、文キャンカフェテリアでおはぎを貪り食う妖怪と化していた。

7 Cafe 17/F(4/16)

「いちごパフェ」
早弓会の後輩を引き連れ女子力あふれるお店へ。やはりパフェはエリンが作り出した最高傑作だと改めて認識。
(備考:現在浅草の方に店舗を移転したようだ)

8 エクセルシオールカフェ高田馬場駅前店(4/20)

「アイスカフェラテ」
THEチェーン店という感じ。コロナのせいか90分の時間制だった。カウンター席から馬場駅前ロータリーが見えるので、待ち合わせで待ちぼうけになった時にいいかもしれない

9 ドトールコーヒーショップ高田馬場4丁目店(4/21)

「アイスコーヒーMと半熟卵とアボカドサーモンのミラノサンド」
今日の橘ランチ。ドトールでは今までスイーツ系しか食べてこなかったけど、こういうサンド系もかなり美味しいことを発見した。


10 エスペラント(4/22)

「ランチセット スパゲッティナポリタン(サラダ/コーヒーor紅茶付き)」
早稲田松竹の向かい側にある、昔ながらのレトロな喫茶店で今どき珍しい喫煙可のお店(私は吸わないけど)。普段喫茶店では甘味ばかり注文してしまうが、今回はランチ目的で訪れたのでランチセットのナポリタンをオーダー。セットのドリンクもたまには違うものをと紅茶にした。ナポリタンはなんとも懐かしい味わいですぐに平らげてしまった。紅茶もたまに飲むと格別に美味しく感じる。
(備考:今年の1月に惜しまれつつも閉店した)

11〜20店舗目

11 こはぜ珈琲(4/26)

「本日の珈琲」290円
4月って暑かったり寒かったりするので、ホットかアイスどっちを注文するか悩んでしまう。結局ホットを買ったけど、こういうタイプの飲み口って100%やけどするよね。

12 イトウベーカリー(4/26)

「コロッケパン」250円/「クリームチーズ大納言」200円
テレビ取材を受けるほど人気店らしい(全然知らなかった)。コロッケパンが美味しかったので機会があればリピしたいが、文キャンからそこそこ遠いのがネック。

13 ふなわかふぇ(5/2)

「白玉クリームみつ豆」869円
元祖みつ豆を販売する浅草舟和の高田馬場直営カフェ。ぷりぷりの寒天に弾力のある白玉、種々のフルーツが渾然一体となって大変美味しうございますわ。芋ようかんが名物のようなので今度はそちらもいただきたいですわ。馬場駅以西はあまり訪れないので新しい発見でしたわね。
(備考:高田馬場店は閉店。浅草の本店をはじめ各店舗は営業中)

14 青柳(5/2)

「栗まんアトム」270円/「どら焼き」270円
老舗の和菓子屋。高田馬場にちなんでアトムの形をした栗まんじゅう。どうでもいいけど栗まんじゅうといえばやっぱりドラえもんのバイバインよね。

15 CAFE de CRIE(5/2)

「アイスカフェラテM」400円
チェーン店だと特に語ることがない。今後もチェーン店だけやたら扱いが雑になると思います(強いて言うなら注文してからサーブされるまでがめちゃ早かった)。

16 香磁(5/5)

「アイスコーヒー&ホットケーキ」880円
近代美術館訪問後に。店内は休日ということもあってとても静か。BGMも私好みのもので、居心地バツグン。常連らしきお客さんが午後のひと時を楽しんでいた。その人が帰った後も次々と常連客が来たので、地元に愛された名店なのだろう。コーヒーはコクと苦みが強く味わい深く、ホットケーキはたまに食べるとたまらなく美味しい。正直喫茶店は雰囲気を一番重視するタイプの人間なんだけど(もちろんコーヒーも好きだが)、初めて飲んだ瞬間「このコーヒー美味しい!」となった。ここも文キャンからはやや遠いが再訪したいお店だった(店頭のプーさん可愛かった。私の家にもあれぐらい大きいぬいぐるみがほしい)。

17 茶々工房(5/6)

「天豊(期間限定)」600円/「茶々パフェ」850円
昨日絶望先生の23巻を読んで、そういえば八十八夜って今時期じゃないかしらと思い立って、日本茶専門店を訪問。期間限定の天豊と茶々パフェを注文。天豊はうまみの強いお茶でついつい4番煎じまで飲んでしまった。茶々パフェは白玉が自家製のようで食感良く、ほうじ茶アイスが殊に美味しかった。今度来るときはまた別のものを注文してみたい。あるいは誰かと一緒に行って飲み比べるのも楽しいかも知れない。
(入れ代わり立ち代わりお客さんが来たのだけれど、店員のおばさまの耳が遠いようで、厨房に一番近い私がひたすら「すみません」と呼ぶ係になってた)

18 LA VIGNE AKIKO(5/24)

「メロンパン」190円/「たまごサンド」190円/「ハウスブレンドコーヒー(アイス)」250円
いつも馬場歩きしている時に気になっていたお店。今回はとりあえず目についた商品を買ったが、想像以上に種類があって、気になる商品もたくさんあったのでまた今度訪れたい。

19 Cafe Renoir 《New Style !!》早稲田駅前店(8/2)

「水出しアイスコーヒー」720円「レトロプリン(ホイップ付き)」600円
普段はチョコレートフレンチトーストを頼むことが多いが今日はレトロプリンを注文。ちょっと固めのプリンが水出しアイスコーヒーとよく合う。居抜き前のかつてのシャノアール時代には、よくフォロワーとのオフ会に使っていたが、最近は日曜日や休業中の早期図書館閉館後の作業部屋と化している。

20 cafe GOTO(8/18)

「アイスカフェオレ」660円「ブルーベリーのクランブルチーズケーキ」520円
n回目の訪問。やはりここはレベルの高い合格点を超える喫茶店、オールウェイズ出してくれる。わりかし訪れているが、いつも同じドリンク・同じケーキなので、たまには違うものを頼みたい(と言いつつまた行ったら同じの頼んでそう。それが哀れな人間の姿である)。


21〜30店舗目

21 Caffe CIELO(9/6)

「アイスコーヒー」280円「スペシャルサンド」280円
特別なものはいらないというちょうど良さ。サンルーム席もあるので、これからの季節、秋の日差しを浴びながら飲むコーヒーもきっと美味しいことだろう。

22 HIGH FIVE SALAD(9/18)

「合鴨とハニーナッツのパワーサラダ」1280円
野菜盛り盛り森鴎外のサラダ。台風接近の折に訪れたので足元ビシャビシャ毘沙門天だった。美味しいけれど、これでこの値段かぁと思うとやや高級志向な気がする。

23 LUCAS FARM CAFE(9/22)

「ダブルベリークリームワッフル」「ティーオリジナル」1100円
Wifi・コンセント設備のある作業向けの空間だが、スイーツもなかなか美味しい。貪欲な壺なのであと3皿ぐらいは食べられそう。最近寒かったのでホットを注文したが、ちょっと暑い。

24 喫茶室ルノアール高田馬場1丁目店(9/23)

「ポテトサラダサンド」690円「水出しアイスコーヒー」720円
ルノアールのポテサラサンドはべらのうに美味いので毎朝食べたい。強欲な壺なので。


25 Bois de Vincennes(9/28)

「たまごパン」175円「漱石アンパン」250円「栗の何か(名前忘れた)」 290円
スイートブール愛好会会長としてはたまごパンがそれに近い味わいで良かった。ヨモギ愛好会会長からしても漱石アンパンのヨモギも美味しかった。85のLA VIGNE AKIKOの時も思ったが、パン屋はメニューの種類が豊富なので一回の訪問では到底カバーできない。機会があれば今後もリピしたい。

26 AMMONITE COFFEE MARKET(9/28)

「アイスハニーラテ(ハウスブレンド)トールサイズ」590円
豆にかなりこだわっていそうな雰囲気があったので、こちらも別メニュー目指して再訪したい。

27 パンとコーヒー 馬場FLAT (9/29)

「塩バターロール」(190円)・「メロンパン」(227円)・「抹茶ミルクあんコッペパン」(260円)
メロンパンを見つけると、高校の時に好きだった人を思い出してしまう。未だに思春期マインドを抱えて生きてしまっている。抹茶コッペパンが美味しかった。パンの種類がたくさんあったので、また訪れたい。

28 TULLY's COFFEE 早大理工店(9/29)

「アイスコーヒー(トールサイズ)」(393円)
チェーンのコーヒーに関しては美味しかった記憶。

29 鳴門鯛焼本舗 早稲田店(10/6)

「あずき鯛焼き」(260円)
急にめちゃんこ寒くなったので、懐炉がわりに購入。たい焼きやのチェーン店って珍しい気がする。

30 コメダ珈琲高田馬場店(10/16)

「オレンジと小倉あんのシロノワールとでらたっぷりサイズのアイスオーレ」
月1くらいのペースでコメダに来ているけれど、いつも作業のために来ているので、たまには誰かとおしゃべりするためだけに訪れてみたい。


31〜40店舗目

31 ドトールコーヒーショップ早稲田店(10/30)

「かぼちゃのタルトとアイスコーヒー」
原稿が全然終わっていない状況でささらさんと文フリについて語り合った。この時にモチベが最高潮に達してたなかったら、文フリ完走出来なかったかもしれない。やっぱり人と話すのって大事よね。

32 コーヒーショップ カンタベリ(11/25)

「ナスとベーコンのトマトパスタ・ガトーフレーズ」
文フリと演習の発表で体調を崩していたが、ようやく復調したので快気祝い。ドリンクはあえてアイスティーにした。たまには紅茶も飲みたくなる。


33 CoCo都可高田馬場店(12/8)

「黒糖タピオカ抹茶ミルクティー」(620円)
タピオカよりも甘いミルクティーの方が美味しい。タピオカ飲むの人生で数回しかないけど、未だにその魅力がわからん(おじさん並感)

34 and tsubame(2023/2/18)

「バスクチーズケーキ」(715円)・「アイスコーヒー」(660円)
後輩と。たまたま立ち寄ったら来月閉店であることを知った。もっと早くから通っておけば良かったと後悔。

35 Banana×Banana(2/22)

「チョコ×チョコバナナジュース」(750円)
大学での某バイト終わりに。スーツ姿でバナナジュースをちゅるちゅるする人になってる。

36 ワセダベーカリー(3/2)

「塩パン」110円「チキンサンド」390円「シナモンロール」200円

37 NENOi(3/2)

「アイスコーヒー」と『石の辞典』
NENOiが今月で閉店と聞いて来店。品揃えが個性的でもっと早く通えば良かったと後悔。ここ1年でいくつも喫茶店やカフェが閉店していって淋しい限り。

38 喫茶タビビトの木(3/5)

「旅人ラテ」450円・「タイティーバスクチーズケーキ」500円
文フリについて語り合う会。タビビト初めて入店したのだが、エキゾチックな雰囲気に満ちていて、また行きたいと思った。

39 TULLY's COFFEE早稲田大学研究開発センター店(3/31)

「ハニー&オーツロイヤルミルクティー」
時間潰しに寄っている

40  TULLY's COFFEE Emio Style BIGBOX高田馬場店(4/16)

抹茶ラテを飲む人になってる

 Instagramの方にまとめて投稿していたときのコメントを引っ張ってきたんですが、こうしてみるとコメントの文量の差がすごいですね。まあ、全部にいちいち長々とコメントすると疲れてしまうので、気ままに続けられればと思っています。

 それでは、今日はこのあたりで。さようなら。

【今日のタイトル元ネタ】
『ゴドーを待ちながら』(ゴドーをまちながら、En attendant Godot)は、劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲。副題(1954年に出版された、作者による英訳版"Waiting for Godot"にだけ)は「二幕からなる喜悲劇」。1940年代の終わりにベケットの第2言語であるフランス語で書かれた。初出版は1952年で、その翌年パリで初演。不条理演劇の代表作として演劇史にその名を残し、多くの劇作家たちに強い影響を与えた。

ウィキペディア(https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴドーを待ちながら)より

cafeGOTOは、早稲田駅近くの今年で32周年を迎える老舗喫茶店。本記事の20番目に記載されている。早稲田大学戸山キャンパス近くのためか、文学部・文化構想学部の学生が多い気がする(筆者調べ)。種類豊富な手作りケーキが売りだが、筆者はたいていチーズケーキしか頼んでいない。

ホームページ→https://cafe-goto.wixsite.com/cafe-goto

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