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空白になる~THE COACHプロコースの旅②~

前回、プロコースの旅を綴ってから約1か月
前回の「noteをもくもく書く会」に引き続き、今回はTHE COACHの仲間の、りみさんまーさんが企画してくれた「夏のアドベントカレンダー企画」に乗っからせていただき、プロコースの旅の続きを書くことにしました。引き続き、人生の旅「インテグレーションジャーニー」と重ねて振り返ります。

インテグレーションジャーニー
(人生のプロセス・統合の旅)


自分と向き合い全体性を回復する、7つの人生プロセス
日常、旅立ち、拒絶、出会い、試練、成長、帰還

引用:THE COACH Academy

夏のアドベントカレンダー企画」は、各コーチ仲間がインテグレーションジャーニーについて、語る企画です。みなさんの記事が、とてもとても良いので、ぜひご覧いただくと、インテグレーションジャーニーについての理解が深まりますし、ご自身の人生の旅について想いを馳せていただけるのでは、と思います。

振り出しに戻ったのか~拒絶~

前回、「「心が動く」ことに素直に生きていきたい」というビジョンと出会い、そのビジョンに向かおうとするのを阻む、わたしの中のサブパーソナリティの存在に気がつき始めていました。あなたの好きなように進むのは構わなんだけど「まぁ、ちょっと待ちなさい」と言ってくる存在です。

その後、コーチングをしたり内省する中で、わたしは気がつきます。

  • わたしが出会った「「心が動く」ことに素直に生きていきたい」というビジョンは、自由をこよなく愛するサブパーソナリティの持つビジョンである。

  • 一方「まぁ、ちょっと待ちなさい」と言うサブパーソナリティにも「安心・安全な場所で、地に足をつけて生きていきたい」というビジョンがある。

あれ。どちらもサブパーソナリティのビジョンではないか。では、このサブパーソナリティの観察者である、パーソナルセルフが願っていることは一体なんぞや。あんなにビジョンを見つけて嬉しかったのに。呼ばれた気がしていたのに。

どんがらがらがっちゃーんとしたくなる~試練~

ちょうどそのころ、日々コーチングの練習をしたり、学びを深めている中で、どうしてもぬぐえない違和感がありました。それは「やらされている感」でした。コーチングはもちろん、好きで学び始めたことなのに、いつの間にか「やらなければいけない」になっている。「楽しい」「充実している」という気持ちの前に「うまくいかない」「疲れた」という感情が全面に出てくるようになっていました。とくに、問いが出てこない=クライアントに対して好奇心が湧かない=そもそもわたしがコーチをするのは無理なのではないか、と思い始めました。いわゆるスランプなのかもしれないですが、自分の中でうまくいくイメージがまったく湧かずにいました。

すべてを(机の上にわたしが今まで培ってきたものが並んでいたとして)どんがらがらがっちゃーんとしたくなる気持ち。心のどこかで「やっぱり(うまくいかないんだ)な」と思う気持ち。コーチングをすることに対して「怖さ」も生まれていました。この自分の状態に対して、コーチ仲間に話を聞いてもらったり、このテーマでコーチングをしてもらいました。

本当に望むものは何か~成長~

「自分がなぜコーチングを学び始めたのか。」ここに立ち戻りながら、今の自分なりの考えを整理しました。(書いていてまだ自信がないので、また変わるかもしれないですが)

わたしは、もともと仕事のことで悩んでいて、自分一人で考えていても、同じところをぐるぐるしたまま変わらない、という中でコーチングと出会い、セルフコーチングができるようになりたい、ということがきっかけでコーチングを学び始めました。学びながら、コーチングマインドに惹かれ、いつからか、せっかく学ぶならコーチを目指したい、そう考えるようになりました。「せっかく学ぶなら」。ここにひっかかりがあります。
自分自身が長らく抱える仕事の問題から、コーチになれたら脱却できるかもしれない、そう思っている自分がいました。こう書いてみても感じますが、いい状態ではないし、あまりに不純な動機で、コーチを目指そうと思っていた、自分が本当に嫌になりますが、事実そうでした。わたしはなにか今の自分の状態から逃れる術を探し続けていたのかもしれないです。

とはいえ、今まで勉強していたコーチングをやめるのか。やめなければいけないのか。そもそも、やめる・やめないって誰に対して宣言するものなのか。周りがどう言おうと、すべては自分の中に答えがあるのだとするならば、今、コーチになる・ならないを決める必要はない。一度と決めたからと言って、また変えたっていい。遠回りになるかもしれないけど、必要な時に必要なものに出会う、その時に素直に手を伸ばせる自分でありたい。

コーチングを学ぶ前から、ずっと「自分を信じたい」と思っていました。その「自分」というのは、成長した少し先の自分をイメージしていました。では、今の自分はどうなのか?今の自分は信じられていないのか?いつも参加させてもらっている朝活会で、この問いをもらったときに、「ああ、今の自分を信じてあげたいな」と思いました。

これからどこに行こうか~帰還~

ちょうどプロコースの中で「変化」をテーマにしたワークがありました。わたしは昔から常に「変化」=「成長」を求めていて、「変化したい!」「成長できない自分は価値がない」と、思っていたことがあります。
変化をイメージしたときに、ゆっくりゆっくり流れる雲を見ている自分がいました。この一瞬一瞬の積み重ねが「変化」になっていくのだ、そう思うと、この一瞬を楽しむ、このプロセスを楽しむことこそ、変化に繋がるのだと思えて、今、わたしは何を目指すのか、なんだかよくわからないところにいるけれど、毎日自分の探求心に従って生きていこう、という小さな決意を握りしめました。

そんな思いで過ごし始めた矢先、コロナウイルスに罹患しました。高熱にうなされること3日間。もうただただ、寝る、食べる、薬を飲む、熱を下げる、ということだけ。生きることが精いっぱいの毎日を送っていたら、頭の中が空っぽになりました。何もない空白な状態が清々しく思えました。空白になったわたしは、まったく先が見えません。わたしの手の中に残っていてくれた、小さな決意を握りしめて、これからどこに行こうか、気ままでいこう、と思っています。

この文章を書き始めてみて、正直最後まで書けるのかどうか不安しかありませんでしたが、何とか書き終えてほっとしています。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

読んでいただき、ありがとうございます!サポートしていただけたらコーチングの学びにあてさせていただきます。