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*丁寧さんの感謝の気持ち*

丁寧な対応

ハッキリ言って、私は決して「お上品」なタイプではないです。
そんなこと堂々と言うような話ではないのですが、実際「お上品」とはかけ離れたコテコテの下町で育ち、まぁまぁヤンチャな方々が多かった時代、地域の出身。
ま、そのせいにするのは良くないのですが、育った環境的にも・・・ね。
誰だい、そこ頷いているのは!?まったく失礼だわ。

ところがですよ、我が家の次男は非常に言葉づかいが丁寧なのです!
もうすぐ中3の彼は自分のことを「ぼく」と呼び、友達のことは「○○くん」、女の子のことは「○○さん」と呼びます。
誰に対してでも、呼び捨てにしていることをほとんど聞いたことがありません。
「お前」「アイツ」なんてもってのほか!

ある時、次男と話していて
「次男って、仲良しの○○ちゃん(女の子)のことも『さん付け』だよね」と何気なく言ったら、次男に
「ぼくはね、女の子には優しくしないといけないと思うんだ。だから『さん』や『ちゃん』を付けて、優しく話さないといけないと思ってるんだ」と、真顔で言われまして💦
・・・ちょうどその日、会社でキレ散らかして暴言を吐いていていた私は、いたく反省したことを覚えています。

私は普段、ほぼパンツばかり履いています。
次男が年少さんの頃
「お母さんはどうしていつもスカートを履かないの?女の子はスカートを履かなきゃ駄目だなんだよ?」
と心配されたこともありました。
スカート持ってないと思われたかな?
(ジェンダーレスな昨今、それが正解かどうかわからないけれど💦)

なんせ次男は昔から、相手に対して細やかな気遣いと丁寧な対応なのです。
例えば、コロナ禍。
いつも荷物を届けてくれる宅配便の方から荷物を受け取る時には必ず
「ありがとうございます!雨降ってるんで気を付けてくださいね!」
と一言添えるのです。
宅配便のおじさんたちは、たまたま私が次男と一緒に受け取りに出た時に
「彼はいつも言ってくれるんですよ♬」
と喜んでくださいます。

また小4の頃、私が登校班付き添い当番だった時、横断歩道を渡る手前で
「行ってらっしゃい」
とみんなを送った時、交通整理をいつもしてくださっている警察官の方にも
「彼のお母さんですか?彼は雨の日も風の日も、いつも大きな声で挨拶してくれるんですよ。すごく嬉しくて、お母さんにもお礼が言えてよかったです!」
と言われたこともありました。
本当に親としては嬉しい限りです😊

感謝の表明

私達はつい自分の周りの人を邪険に扱って、しまうことがないでしょうか。
警察官の方が道を誘導してくれた時に「ありがたい」と思うのか、「この人の仕事なんだから」と思うのか。
宅配便を運んでくださる方々に対して「運んでくださって助かります」と思うのか、「それでお給料もらってるんでしょ」と思うのか。
ここは大きな分岐点になるのではないでしょうか。

自分を助けてくれる人、自分を支えてくれる人、自分の周りにいる人。
たとえそれがその人の仕事であったとしても、自分が受ける恩恵をありがたく感じ、感謝を伝える。
これだけで人生そのものの彩りが変わってくるように思うのです。
それは周りの人たちだけでなく、それを発した自分にも必ず返ってくるのだと思います。

感謝の気持ち

次男のこういう性格は、生まれながらの性質でもあり、だからこそ今後においても、確かに生き辛いことを招く場合もあるでしょう。
それは親としてもわかってはいますし、まったく心配がないとは言えません。
しかし、こういう次男だからこそ、間違いなく人が集まってきてくれるし、人に支えてもらうこともできる。
たまに辛い気持ちにもなるけれど、結果的には周りに素敵な仲間がいるような好循環を巻き起こしているなぁと感じます。

大人になればなるほど忘れがちな基本の「き」
ここを大切にすれば、必ず日常に小さな幸せが訪れると思います✨
私も、今からお上品にはなれないにしても😅
次男のこの丁寧な対応を、少しでも見習っていきたいと思っています😊

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