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貫かなくても案外楽しめるもんやで

中ダルミ


結構頭はイイ感じで入学し
中1の間はトップクラスにいたんやけど。

2週間ほど高熱が続き、やっと学校に行ったら
もう授業がよくわからなくなってたんよね。
「何や、比較級?」って。

まぁそこで必死に盛り返せば良かったんやろけど
中ダルミってやつやな。

中2で成績はあっという間に
真ん中くらいに落ちちゃって。

担任にも「どうしたの!?」って心配されたなぁ。

反抗心が芽生えていたわけでも、
遊びにかまけていたわけでもなく、
ましてや、別に勉強自体がキライになったわけでもなく
ただただ授業がダルくなってたんよ。

ヤル気も失せて
ぼんやり過ごしていた時期やったなー

だるだる ゆるゆる


女子中学生


女子中ってどんなイメージなんやろ。
私からすると、相当強烈なところやね。

もちろん「純お嬢様系」のところもあると思う。
けど、大阪の下町に「純お嬢様」が通う学校は
まぁほぼ皆無だやわ。

さらにウチの女子中には
ヒエラルキーとまではいかんけど
分類はあったね。

① 男性にモテたいキャピキャピ系
② 二次元に命かけるオタク系
③ オニイサン~オッサン系

あんまり中間層ってなかったような。
どっかに突出したようなキャラが多かったなー

で、私はどこかっていうと…
まぁわかるやん?
完全にトップクラスの③やわ。

女子中に入って背がぐんぐん伸びたから
それなりに大きめ(163㎝くらい)
ショートカット。

別に運動得意じゃないんやけど
学級委員とかしてたからかな、頼られる。
あだ名も男の子みたい。

家庭の事情もあって(母子家庭)
自分はなんで男に生まれなかったんだろう?って
悔しく思っていた時期でもあったから
(いろいろあったんよ)
男の子扱いされること自体、別に苦やなかったしな。


どうとでも言うがいい


バンドやろうぜ


当時、ヴィジュアル系バンド全盛期…のちょっと前。
ヴィジュアル系出始め期。

いろんなバンドを見て
結構衝動的にドラムをやってみたくなった。

好きなドラマーがいたわけじゃないけど
「カッコよく」ありたかった。
ずっとそんな願望を抱えていたような気がするね。

そんな時期に
仲良かったグループで
「バンドやろうぜ!」となって。

「女の子にモテたくてバンドやりました」
って男子諸君の話はよく聞くけど、そんなんじゃない。
(女子にモテたいとは別に思ってなかったけど、
そもそも女子にモテたんよな、悪いけど(笑))

誰が言い出したのかもわからんまんま
世の中の風潮に乗っかってみよう!
って感じやったんかな。

ぼんやり過ごしている中で
なんとなくみんな、刺激を欲っしてたんかもね。

普段から目立ちたがり屋の子が
「ボーカル」って簡単に決まったね。
立候補だったっけな、でも順当な路線。

ギター1本は好きなギタリストがいる子が、
ベースも好きなベーシストがいる子がやるって。

残りはドラムかもう1本のギター。

…ここでなぜか、ドラムに挙手できなかった
ドラムやりたかったのに。
叩きたかったのに。

今思うとね、しょーもない理由やねん。

もう1人、ドラムやりたいと言っていた友人が
学年で一番背の高い人。
しかも吹奏楽部で音楽には日常的に触れている。

「勝ち目はない」

勝手にそう思ってんな。
相談もせず、自分で勝手に身を引いたわけ。

サッカーのゴールキーパーって大きい人なイメージ、ない?
野球のキャッチャーも、なんとなく大きいような…

知識も浅はかだったので、ドラムも大きい方がいいって
思い込んでたところもあったな。
(別にセッティングでどうとでもできるっちゅうねん(笑))

ぼんやり過ごしているだけの日々が嫌で
やっとバンドっていう面白そうなものに出会えたのに
争うことでそれを手放したくないな、
外されたら嫌やな、みたいなね。

たぶん、争いたくなかっただけ
うん、今ならそれがわかる。

本当の気持ちを出すのって、
当時は結構難しかった。

もっと工夫する余力があれば、
さらに楽しめたのかもしれんけれど
それも今だから気付くこと。

あの時はあの時で最善策だと思ってたんやろね。
確かに、許容できる範囲なのであれば
下手に争う必要もないからね。

そしてドラムではなくギター1名が生まれたん。

その後ボーカルが高校で退学し、自然消滅しやした…


未来は思ってたんと違う方でも楽しめる


今ね、いろんな場面でいろんなことを考え過ぎて
前に出られない子もいっぱいおると思うねん。

でもな、前に出ればいいってもんでもないねん。
出る方がしんどいって時は無理に出る必要もないんよ。

思ってたんとちょっと違う方向でも
大枠で前に進んでみたら
案外楽しいやん!ってこともあるんよ。

ドラムがやりたかったけどギターになっても
それはそれで結構楽しかったで。
ドラムはなかなか一人で家で楽しむことは難しいけど
ギターはそれができるしなぁ。

多少の柔軟性を持って流れてみることも
新たな出会いに繋がることもある。
だから貫けなかった自分を
責め過ぎる必要もないんやで

で、「あーやっぱりやりたいな」って思ったら
別の機会にやったらええねん。

後に、念願のドラムを堪能することもできる。

しかも自分の子供がバンドでドラムを叩いているような
そんな未来が起きることもあるからさ(笑)

青少年っていう時期。
ガチガチの一本道を貫くのもすごいことやけど、
いろんなことを「たしなむ」ってのも
人間としてはネタになって良いんちゃうかな~?
っていうお話でした♬

誰の役に立つんやろ(笑)
知らんけど(~ ̄▽ ̄)~

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