この薔薇はね
毎回一つづつ違う色で咲くの

赤の中に

紫やら
灰やら
鳶色やら

むら気で
移り気な女のように

そして
いつも出会うたびに

私の頭の中には
アンダルシアという音と
あのダリの眼差しが浮かぶ
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