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いろいろな時間を超えて

滞在もあと少しになりました

今年は短くて

時間が早く過ぎる気がします

それでも

毎日はとてもゆっくり

NYC滞在はいつもできるだけそのようにします


日本での日々はものすごく早いスピードで

またとてつもない情報量をやりとりするので

本当に休まる時間、というのがあまりないようにいつも感じています

なんというか追われている感じ

ここまできて、やっと一息つける感じです

ここでの時間は私にとってかけがえのない貴重な時間です


自分自身をケアし

自分自身の気の向くままに過ごす

ヨガを教えるということの延長でここに来ているように思われますが

私にとってNYC滞在はとてもプライベートな時間です

とても個人的な時間


ここにいる間に、ストレスや無理で固まった体も心も

ゆっくりと溶けてゆきます


怪我を抱えているので

セラピーやプラクティスでは

気持ち良い、心地よいだけじゃなくて

やっぱりチャレンジだったり

辛かったりすることもあります


そういう時は、それらがじんわりと薄らぐのを待ちます

大概の場合、それらは言葉で表せるものではないし

また言葉に表したところで他の人が理解できるようなものでもないので

ほぼ、口にすることはありません


ただ、よく耳を傾ける


自分の痛みにも

それをめぐる多様な感情にも

その時間を大切にするようにしています


どんな状態でも

自分と向き合うことができる時間が

たっぷりあるというのは本当にラグジュアリーです


一昨年あたりから、私自身のプラクティスはだんだんと変わってきました

何もかも変化するわけですからそれも当然だと思っています

今年は特に、痛みの軽減に力を注ぎたいというのもあって

NYCでもいつもの先生たちとのセッションやプラクティスに加え

新しいボディーワーカーの先生たちの元にも通いました


たくさんの気づきを受け取り

体の感覚も繊細になり

そして、痛みは随分軽減されて

歩き方まで変わりました


ここまでくるには、本当にひとつひとつ

丁寧に取り除いていく作業の積み重ねと

行きつ戻りつ、小さな希望と小さな落胆を繰り返しました

そして

好奇心をもって眺め、届き、回復を待つことを改めて学びました

それは体の上でも心の上でも


セッション以外にも、日常において

それを意識し、それだけに集中することができる環境にいることができて

本当にありがたいなと思いました


痛みが理由ではなく(もちろんきっかけにはなりましたが)

私にとってのヨガは狭い意味でのヨガには収まらないように思います

それがここ数年でだんだんと明確になってきました

それはより一層豊かになることに繋がっていると私は思っています

ここで出会った先生たちとのボディワークの時間は

私にとってなくてはならないものになりました

ヴィンヤサ を含め好きな先生とのヨガは

痛みが軽減したことでさらに繊細さが増しました

そしていくつかの

今の私の体にはもう合わなくなってしまったプラクティスは手放しました


ついいつまでも同じように続くと私たちは思うけれど

全ては本当に変化してゆくなと思います

変化にはもちろん複雑な気持ちも伴います


でも

今の自分自身が心地よいと思うこと

自分のウェルネスに必要なこと

自分自身が惹かれること

自分が好きなこと大切にする


自分が好きなことを見つける

時にそれをするのには勇気が必要になりますが

転換の時期を迎えて

それでも恐れよりは喜びを

抵抗よりは好奇心を感じています

残りの滞在もいい時間になりそうです

Love & Light


※ 2019年8月に書いたものを移動しました