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在廊前に読むnote① -最初のお声掛けと気遣いの動作-

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〜11月4日 01:30


展示会には出展したい。
自分の作品を誰かに見てもらいたい。
だけど、
在廊時にご来場者さまに話しかけるのが苦手…
という作家さんは、けっこう多いように感じます。

グループ展に伺ったり出展したり、自分がグループ展を企画主催してきた経験の中でも、そう感じる場面はたくさん見てきました。

作品を見てくれているご来場者さまがいるのに、なかなか話しかけに行けない作家さん達もいらっしゃいます。

最初のひとこと、
どんなふうに声を掛けていいのか分からずに躊躇してしまいますよね。

だけど、
そこでアクションできなかった場合
特に他の作家さんの作品も展示しているグループ展では通り過ぎられてしまい、
取り戻すことのできない「機会損失」を経験することになります。
在廊は1秒のジャッジ。
一期一会です。

なんで出展したのか。
その目的はなんだったか。
ちなみに私の展示の目的は、
誰かに自分の絵を見てもらいたい。
そして良くも悪くも反応をいただきたい。

根本は、この2点です。

「上手く話せないかもしれない」
「いい反応をもらえないかもしれない」
ネガティブな思考に寄る前に
出展した目的を思い出してみてください。

もし声を掛けることができていたら…
そのご来場者さまは熱心に作品の話を聞いてくれたかもしれないし、その後もご縁がつづく存在になったかもしれない。
ご縁を得るか機会損失か、
それはもう自分の行動次第です。



私は、長年アパレル企業で販売スタッフさんの育成に携わってきました。
1日に何人も接客指導やロールプレイングをして、お客様が心地良い時間を過ごして満足感をお持ち帰りいただけるように、言葉の伝え方や持っていてほしいマインドを伝承してきました。

販売スタッフさんだからと言って、
コミュニケーション上手な人ばかりではありません。
最初のお声掛けが苦手なスタッフさん達もたくさん見てきました。
タイミングやお声掛けの内容を頭の中でぐるぐる迷ってしまい、お話できる機会を失ってしまうのです。
だから、在廊時にお声掛けを躊躇する作家さんの行動もわかります。

だけど、お声掛けすることで
ショップのお客様も、展示のご来場者さまも
その瞬間ふっと表情が緩んで耳を傾けてくださることがほとんどです。

たまに塩対応の方もいらっしゃいますが、
ただ人見知りなだけかもしれないし
すぐに「塩対応された」 「無視された」なんて悲観しなくて良いと思います。
塩対応、という "反応"をもらえているので、
それはそれで経験がひとつ増えたと考えてください。


さて、本題。
自分の作品の前で足を止めてくださった時に
どんなふうにお声掛けをすればいいか。
どんなふうに動けばいいのか。

具体的な例と根拠を、ここからお話していきます。

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10月5日 01:30 〜 11月4日 01:30

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