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2月22日の誕生花

本日、お誕生日の皆さまおめでとうございます❗

素敵な1年になりますように🎂

さてさて、本日の誕生花です。

☆ムクゲ
☆ウスベニタチアオイ
☆ローダンセ

このうち、ローダンセは2月13日も誕生花でしたので、よろしければそちらもご覧になってくださいね。


【木槿・ムクゲ】

花言葉は「信念」「新しい美」

「新しい美」は、ムクゲの花が朝早くに咲き夜には萎んでしまうことを、ポジティブにとらえたものです。
毎日毎日、新しい花が咲くということからですね。

また「信念」は十字軍の遠征にちなみます。
その時にシリアからヨーロッパへ「タチアオイ」の花が伝わったとされています。

でも、タチアオイとムクゲは実は別の植物なんですけど。

さてそのムクゲ。

奈良時代から栽培の記録があったり、平安時代の書物に名前の記録があるなど、古くから日本でも親しまれてきた植物です。

芭蕉の句にも『道のべの木槿は馬に食はれけり』という句が有りますし、『槿花一朝(きんかいっちょう)』という四文字熟語も有ったり。(槿花がムクゲのことで、『槿花一朝の夢』という使い方をします。人の世はなんと儚いものか、みたいな感じですね)

中国名は『木槿(もくきん)』、韓国名は『無窮花(ムングンファ)』

どちらも『木槿(ムクゲ)』の語源とされています。
ちなみに韓国では、日本の「ダルマさんがころんだ」と同じような「ムクゲの花が咲きました」という遊びがあるそうです😄

さて、ここからは生薬としてのムクゲのお話を。

ムクゲの木の皮を『木槿皮』といい、水虫、たむしや解熱、利尿、痒み止め等に効きます。
また花は、『木槿花』呼び、煎じて飲めば下痢止めにもなります。
葉や実も使用できる、捨てるところの無い漢方の木なのです。



【薄紅立葵・ウスベニタチアオイ】

花言葉は「恩恵」「慈善」

別名『ビロードアオイ』

英名で『マーシュマロー(Marsh mallow)』といいます。
Marshは沼地、mallowは植物のアオイという意味です。

実はその昔、お菓子のマシュマロは、この根の粉末を原料に作られていました。
植物名がそのままお菓子の名前になったんですね。

現在はマシュマロは卵白やゼラチン、砂糖で作られますが、名前だけはそのまま残っています。

また生薬としては、エジプト時代から使用され、その後フランスへ渡り世界中に広まったとのことです。

根には、デンプンや粘膜質、ペクチン等が含まれており、湿布としても使えますし、根だけでなく、はなや葉、茎もハーブになります。

胃腸炎や気管支炎、咳、喉の痛み等に効くと言われてます。
また、血糖値を下げる効果や利尿効果、緩下効果などがあると言われています。

ただし医薬品を服用される方は、薬の吸収を妨げる働きもあるので、注意が必要です。
くれぐれも自己判断での使用はおやめくださいね。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

こうやってみると、植物のチカラというのは本当に偉大だなと思います。
改めて、更に知識欲が湧いてきます。

ということで、では、また😄


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