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具体的に落ち込む

Aloha!
有木千恵です。オンラインフラ講座KAULAを運営しています。

今日は、どうせなら「具体的に落ち込もう」という話を書きます。

わたしの講座では、動画を提出してもらいます。

提出動画には必ずコメントを付けてもらっていて、気をつけた点、自分の動画を見て気付いた点、今後の課題。こんなことを書いてもらうのですが、定期的に「落ち込みコメント」に出会います。

「動画を見て、想像以上にできてないことを知って愕然としました」
「何度撮っても全然おもうような出来にならなくて、心が折れそうです」

こういうのです。めちゃめちゃ気持ち、わかります。

動画の自分って「想像していたのより(かなり)下手」ですよね。そのうえ、「笑顔がへん」「声がへん」「老けている」「キョドってる」とか、思っていたのとは(悪い意味で)ちがう自分を、動画は見せつけてきます。

これ、本気で落ち込みます。

落ち込んだところで上手にならないし、落ち込みたくなんてないです。でも、落ち込むんです。

わたしは考えました。ならば、落ち込んで得することはできないものかと。

そして思いついたのが「具体的に落ち込む」です。

実際にやってみたら、転びはしたけど(落ち込んだけど)、タダでは起きなかった(得をした)ので、やりかたをシェアします。

会話形式で説明します(どっちも自分です。人のいないところでやってください)。

「どーしたん?」
「自分の動画見たら落ち込んじゃって」

「あらー。なんで?」
「全然できてなくて」

「全然は漠然としすぎやから、何がどれくらいできなくて落ち込んでるのか、ひとつずつ、具体的に聞くわ。」
「え?」

「じゃあまず、基本姿勢と重心移動とお尻のうごきとステップと、あ、ステップは歩幅と足を置く位置とタイミングに分けて聞くわ。で、次はハンドモーション、あ、ハンドモーションは手を置く位置とタイミングと手首の使い方と指の曲げ伸ばしと肘の位置に分けて聞くわ。つぎは目線、あ、目線は…」
(これは…逃げられないやつ…)

こんなふうに、具体的なことを聞くまで逃してはくれない「詮索好きな大阪のおばちゃん」に捕まるのです。おばちゃんは遠慮なんてしません。根堀り葉掘り聞いてきます。逃げるのはあきらめて、何がどれくらいできなくて落ち込んでるのか、ひとつずつ、具体的に答えてください。

大阪のおばちゃんを憑依させるのが無理な人は、よければこちらのシートをお使いください。

漠然と落ち込んでいてもションボリするだけですが、「○○だから落ち込んでいる」と分かれば、○○の解決策を考えることができます。解決できなくても「これはどうしようもない。諦めよう」と納得できたり、具体的に「対処」できます。

うちの犬が、少し前に足をひきずっていて「オレもうあかんわ」みたいに落ち込んでたんです。で、足を見たら、肉球の間に小石がはさまっているのを発見。具体的に対処した結果(小石を取っただけ)、あっという間に元気になりました。

ゴールのないフラ道、落ち込んだりもするけれど、励まし合って1歩ずつi mua していきましょう。

ではまた!




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