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大丈夫。の魔法

娘が学校へ行かないことを選んでから、3ヶ月が経ちました。

そして、フリースクールに通い始めて約1か月半。

先日、3学期の始業式を迎えました。

最初、2学期いっぱいは休もう。と決めていたので、「どうする?」と尋ねてみたら、「フリースクールに行きながら、少し学校にも行ってみようかな」と娘。

ということで、昨日からまたフリースクールにお世話になっています。


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📷先日の寒波の時の雪だるま⛄️



コロナの自粛の影響でいつもより早く始まった2学期のはじめ。

日に日に生命エネルギーが落ちていくのが手に取るように分かり、

「明日からもう行かなくて良いよ」と言ったころは、

娘は毎晩のように「こんなにつらい思いをするのはもういや。現実には勇気がないからできないけど、心の中だけでいいから死にたい」と言っていました。

そんな娘に、毎晩

「大丈夫。あなたはそこにいるだけでもう100点満点なんだから、何をしても何をしなくても大丈夫。

学校に行っても行かなくても大丈夫だし、勉強してもしなくても大丈夫だし、そんなことであなたの価値は変わらないし、何をしてもしなくても幸せになれる。

母ちゃんの大事な大事なあなたは、もう「いる」というだけですんばらしい幸せを、みんなに与えてくれてるんだよ」

と言い続けました。


そのときは「そう言ってくれても、私はそうは思えないし、そう言ってくれるのにそう思えない自分が嫌い」とまた泣いていましたが、

毎日好きな絵をひたすら描いて、どんどん上達して、

一日の夜にはお風呂で、どんな小さな事でもいいから「今日できたこと」をリストアップして、

家の中でも手をつないで、膝に乗せて、ハグをして・・

そして毎日「あなたは大丈夫。そこに「いる」ということがもうすんばらしくて100点満点!」を繰り返しました。


そんな日々を1ヶ月ほど過ごした頃。

できることならずっと家にいたい。と言っていた娘が、

「どこにも行っていない自分がいや」というようになりました。

それなら、フリースクールに見学に行ってみる?と誘って、見学に行き、

そこからすぐフリースクールに馴染んで、今に至ります。


あんなに生命エネルギーが弱っていた娘でしたが、

事あるごとに、「あなたは大丈夫。何をしてもしなくても大丈夫。あなたが何を選ぶかで、あなたの価値は変わらない。」

と言い続けたことで、

少しずつでしたが、明らかに表情に力が戻ってくるのを感じました。


そして実は、この「大丈夫」は、私にも魔法をかけてくれました。

もともと自己肯定感がかなり低かった私。

娘への声かけは、私の中の幼い私への癒しにもなり、娘を「そこにいるだけで100点満点」と思うのと同じように、自分のことも「何をしてもしなくても私のかちはかわ価値は変わらないんだ」と思えるようになりました。


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📷寒波の日の菩提樹🌲☃️




何があっても何を言っても「あなたは大丈夫」と信じ続けて言い続けること。

この魔法の言葉のおかげで、私と娘はずいぶん強くなれたと思います。

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