ひと月ぶりのチェロレッスン
3/7
チェロレッスンへ。
前回は配信ライブ直後で冬だったのに、一か月ぶりに訪ねた今日は春の訪れを思わせる暖かさ。
チェロのパーツのテールピースに入っている金属がずれているのを、どうしたら良い?と見せたら、その場で直してくれた。
助かった!
私だと、かなり時間がかかって悪戦苦闘しそう。
オペラが終わり、5月本番のアンサンブル初練習に行ったこと、
その間に転職が決まったことを話す。
(4月から特別支援学級の子供達をサポートする仕事の予定)
5月のアンサンブルのボーイングについて、皆からの質問を聞いてみる。
(今回のアンサンブルは先生が編曲者)
気さくに答えてくれた。
良かった!
いくら仲良くしてもらっていても、仕事の事について聞くのは、やはり少し気を使う。
「編曲をしてくれた大先生ということになってるよー、たぶん」
と言うと、
「行ったらこんなやつで大したことないじゃん、ってなるかな」
と言うので、いやいや…と思う。
いつも先生には、タメ口で友達同然にお喋りさせてもらってるけど、本当は尊敬してる。
アンサンブルが終わったら、次は5/28に区民文化センターでのロビーコンサートが決まっていること、
そちらではイベント向けと思う新曲を追加したいと…楽譜を見せて相談。
ひと通り喋ったところで、
「チェロ弾かないの?弾こうよ」
と催促され…
オペラ、アンサンブルと本番が続いて全然弾けてないけどと、
「じゃあ、バッハの3番、サラバンド」
と楽譜を取り出す。
「5月のロビーコンサートで弾いたら?」
と促される。
いやいや、全然弾けるとも思えないよー。
だけど、コンサートで弾こうと思って練習したら、早く上達するかな?
…そんな心のうちを話すと
「バッハの一つくらい、人前で弾けると良いですよ」
と、さあ!やろう!と見てくれる。
だけど結局、たった2小節に1時間以上かけても、思うように弾けるまでには行けなかった。
なかなか先生の教えてくれる様にはいかない。
気が遠くなりそうだ。
「オーケストラ弾きとソロ弾きは全然違うよ」
そう、私はオーケストラ弾きとしてチェロを覚えたので、ソロ弾きはまだまだ初心者。
1時間かけて、次の段階の、新しい体の使い方を教えてくれる。
(音を取る時、身体をどう使うかについて。
この一年は、その前段階で、弦の押さえ方の宿題を頑張っていた)
「音程は正しい動きの結果として現れる。体の動きの方が先」
「何より、良い音が大事。音圧もいるよ」
…あっという間に時間が経つ。
「うん、先生、バッハ練習してくるね」
「普通は私みたいに大人から始めたら、せいぜいアマチュアオーケストラにいて、ソロでコンサートなんて機会は無いと思うよ。
ラッキーだと思うから頑張るよ」
そう言うと、
「プロでも普通はそうですよ」
と言う。
そっか。
先生なんか、コンチェルトとかバリバリ弾ける人なのにな。
ここ何週間もバタバタで、練習どころでは無い日が続いたけど…
夜はやっと少しの時間だけど、落ち着いて家でも練習ができた。
文章が誰かの心に響いて、それが対価になって、それを元手にさらに経験を積んで文章など色々な表現で還元出来たらと思い続けています。 サポートお待ちしております♪