20210101

1日が年々とても早く感じて心と体がどんどん乖離していく。

そう思っていたけど実際はそんなこと全くない。

ただ、大人になれば、歳を重ねれば、
勝手に強く、かっこよく、優しく生きられると思い込んでいただけ。
なのに、大人になっても強くもカッコ良くも優しくもなれなかった。

描いてた自分の理想の大人に程遠い。


毎日感じる少しずつ色の違う気持ちに振り回されて。
毎日の仕事に時間は忙殺されて。
気づいたら手の中には何も残ってなくて。
振り返って歩いてきた道に轍すらなかった。


この歳になってもまだ知らない感情があって

グラデーションがかった感情が、生きているからこそ当たり前にあることを。

コロナになって孤独をリアルに感じて、

吐き出したいのに聞いて欲しい人がいなかったり、聞いて欲しくても相手の心理を勘繰ってしまって言えなくて。
理解してもらえない感覚を相手から感じるのが怖くて。

満たされない何かをモノや好きでもない誰かで埋めようとしてた。

それがわかっているから、自分でしかわからないからこそ、虚無感にさいなまれて勝手に涙が出る日が多かった。

それで気づいた。私は、自分が思っていることや考えていること、たくさんの感情を、うまく人や表に出すことができなくて、いつも悶々としている。


もっと素直に生きたいと思った。

欲しいという欲望に
なりたいという希望に
もっとまっすぐ受け入れられる自分に
信じて進める自分になりたい。

握りしめて口をつぐんでマイナスを押し殺してきた。
多くを語らずに生きることの美徳を信じていた。
前へ前へ出ること。
自分が世界一幸せかのように振る舞うことは醜くて受け入れてもらえるわけがないと思い込んできた。


だけど、もうやめた。


もっと笑って毎日生きよう。
誰かを気にして生きるのはもうやめよう。
自分のために楽しいと笑って生きよう。

周りは、外野は、置いていけばいい。
誰かと手を繋がないと歩けない弱い私じゃない。


見上げ続けてきた憧れを楽しもう。
なりたかった自分になれるって信じてみよう。