惹かれたもの
5月、一年ぶりに若い頃からの友人に誘われて
京都旅行をした時のこと。
プランは何もなく、目的は前日に達成していたので
何となく、平安神宮行ってみる?
と地下鉄に乗った。
最寄駅から平安神宮まで少し歩いていたら
偶然、小さな画廊のようなものを発見して
何となく、気になり入ってみることにした。
初めて聞く名前の写真家の作品が展示されており、
その写真に何となく惹かれた。
販売もしていたが、衝動買いするような金額のものではないし、
友人も一緒だったということもあり
一通り見てその場を後にした。
そこでもらったカードに、また違う写真の展覧会の
案内があり、行ってみたいと思いながらも
日程が合わずに、行くことはなかった。
インスタをフォローしていたので、上がってくる素敵な作品を見ていて
3か月たった先日、
もう一度あの写真を観たい。
という衝動に駆られた。
どこで見られるのか、直接メッセージをしたところ、
ご本人から返信が届いた。びっくりした。
あの、画廊は、作家ご本人の、美術館だったということを知った。
9月から、パリにあの写真が送られるという。
今月の終わり、またあの写真館に行くことにした。
人が作った作品とは、その人のエネルギーなんだと思う。
そのエネルギーに惹かれた、ということを大切にしたいと思った。
私は、その中でも一番惹かれる作品を
手に入れてしまうかもしれない。
頑張れば買えない額ではなかったはずだ。
私の新しく始まったお店にふさわしい気がしている。
気に入ったものだけに囲まれて仕事ができる。
なんという幸せを私は手に入れたのだろう。
お会い出来たらいいですね。
と言っていただき会話が進んだ。
本当にうれしい。あの作品を作った人はどんな人なのだろう。
今回、会えるかはわからないけれど、
いつか会える日を楽しみにしておこう。
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