勝手に他己紹介 うめがきたねさん
初めてお読みしたのはコチラでした。
このタイトルがね、もうね。
「つのまん」「デモデーモ」って意味不明な羅列に
ひとつだけ「プリン味」を混ぜてあるところのバランス感覚。
タイトル見た時点で、このヒトは期待できる!って思うよね。
「デモデーモ」て。
子供がよくやる言い間違い、を言語療法士さんが解説した記事を昔読んだのですが、
「コドモのかわいい、いいまつがい」ってちゃんとロジックがあったんですよ!すげーな。
専門知識はないけど「デモデーモ」は「3歳男児の声で脳内再生される」くらいのリアリティがあって、それだけでクスって笑かされちゃう。
一読して。うん。「てだれ」の文章だなと。「書き手」だなぁ、
文筆家(志望)かな? ・・noteってホントこういうヒトに出会う率が高い!
あなたの作品は、〇〇さん「みたい」っていう言い方
・・場合によってはとても失礼になることがある「地雷」って認識はあるのですが・・
ちょっと、「きなこさん」と重なるところあります。
毎回700~1000、2000スキの付く育児・日常エッセー
※・・を越えた文芸畑に踏み込んでるんですが
を続投するプロはだしな3児の母。
※あ、プロでした。conobieさんでコラム担当。
※そして、cakesコンテスト入選!まぁ当然でしょう。
文系 (哲学宗教系) 修士卒 → 塾で高校生を指導・大学生のバイトさんを
統括、その後は主婦、という方です。
あ、きなこさんは畳みかける文字数や計算づくでの反復多さが特色なので
たねさんとはスタイルが違うけど。
たねさんも、大学時代は日本文学系のご様子。
まあ何しか、言葉への感度が強く「読ませる」文章の書き手でいらっしゃることは確か。
‥ * ** *** **** *** ** * ‥
今日は、たねさんの文章を写経してみました。
前からやろうと思っていてまだ誰の文章でもやったことなかった。
やってみて、やっぱり本当に好きだなぁと思いました。
完成度が高い、っていうのとは、またちょっと違う。
ちゃんとタイトルに【日記】とあるように、ただの日常。
キラキラしてない。「練りに練った」感はない。
成功体験でもなければ徳の高さをアピールしてるわけでもない。
そんな内容に見合った、さっぱりとした描写。
※美辞麗句で「鎧」を着せたい衝動が強めの自分としては
まさに!こういう文章から学びたかった。
で、旦那様の発言に「へこんだ」話を書いてるのですが
登場人物=たねさん、夫、長男 のだれに対しても
あっけらかんと本質を突きつつも、毒が過ぎず、さらっとしてるんですよね。
文字数800字以内でちゃんとまとまっていて
そして、これは個人的な事情かもしれませんが、共感ポイントの嵐。
■引っ越しが近いけど準備できなくて焦る
■社会と接点なくコドモと家にこもり切りな日々の楽しみ
「新しいレシピに挑戦!」
■挑戦してみたけど、レシピ以外の要素、
コドモの相手で時間(と脳キャパ)取られうまく作れない
■あるある:ゼラチンがうまく混ざらずカタマリになる
■さらにあるある:
オーブン料理で「黒焦げではないこんがりきつね色に仕上げる」と
「中まで火を通す」のバランスのとり方ってムズカシイ
私は猫舌なのでそれでいいじゃんとか思ったりするけど
よく旦那に「もっとアツアツで食べたいのだ」と言われる。
■主婦にありがち、
「プロにお金を払うよりも自分でやればお得じゃない?」が、
うまく行って勝利に酔う日もあれば、失敗した~と思うときも多々ある。
うめがきたねさんの文章は、これ以外でも
非常に共感ポイントが多く個人的にツボ。
ただ日常をダラダラと書いてもそうはならないわけで
文章、圧倒的にうまいな~と思うのです。
今ほんとにお忙しいことでしょう。
私は長男3歳次男0歳というターンで「人格崩壊」してました。
細切れでも記録されている日常がホントにステキ。
コチラの記事へのコメントで
「こういう出来事があったのも忘れてた、書いててよかった」
とおっしゃっていて。ホントによかった。
うちの子たちも3歳以下の頃、こういうこと沢山あったんだろうなぁ、
書かなかったし全部忘れてるけど・・
これからも、小さいお子たちとの日々を綴って欲しいです。
‥ * ** *** **** *** ** * ‥
(本文終わり、以下、たねさんの記事セレクトです)
このタイトル、どうですか。私、読んだだけで泣きました。
恥ずかしながら自分も、長男べったり育児だった頃
「手放したくないhome schoolingしたい! (学校に通わせず自宅で教育)」
って思ってましたからね!!!
自分では書けなかった、あの頃の気持ちを成仏させていただいた気分。
出ない人への指導もずいぶん厳しいらしいですが、「母乳過多ですぐ乳腺炎・食事制限」もきつそう。涙出る・・TOP画像採択のセンスも、ね・・
・・・実は、ちょっと前に書いたこの記事、『下書き → 熟成』してました。
そうやってぐずぐずしてる間に、うめがきたねさんから、「キナリ杯応募作」が投稿されちゃいました。いつもよりもぐっと、「経歴」にふみこんでて、そして、やっぱり「面白い」記事でした。
<おしまい>
最後まで読んでいただいてありがとうございます!