【なんとか挙げる】育児のささやかな楽しみ②

長男は今日も一日中しゃべりまくり、こっちに要求しまくりだった。
話を聞いたり要求に応えること（しかも適当は許さない）はなんとエネルギーを消費することだろう。

「かあちゃん、こっち来て手をつないでくるくる回ってよ」

テレビで音楽が流れるたび
「かあちゃん、この歌うたってよ！」
（知らない歌だといっても「ちゃんと歌って！」と叫ばれ、許されない…）

「かあちゃんレゴで公園作ろう！」
（私が作ってるものが気になり、自分で作り変えたくなってしまう。「かあちゃんのかっこわるい」と言ってすぐ壊す。）

いっこいっこは些細なのだが、
それと一日中二人きりなのできつい。
更にまだ3カ月で夕方泣きが激しい次男もいる。
（長男が次男を乱暴に扱うのをかばうのもきつい…）

夕方帰宅しただんなも2時間しないで参ってしまう。
だんなの疲れは気の毒だけど、だんなが大変な目に合うほど、私の大変さを分かってもらえる気になってしまう。
そこで心の中で「ちの、もっととうちゃんを振り回せ！」と思ってしまう…。

さて、今日は疲れすぎて一周回って面白くなってきてしまった。

寝落ちを持ちこたえ元気に復活した息子。
夜9時で寝かしつけをせねば、と思いつつ疲れてぼおっとテレビを見てる私とだんな。

息子、突然立ち上がり叫ぶ。
「みんなー！あつまってくまさい！
ここにたって、みんなで歌うよ。
みんなさん、とうちゃんかあちゃんはやく来てよー！」

叫ばれるのが大変なのでのろのろと要求に従う。
テレビの脇に三人手をつないで一列に。
普段なら立たない位置に三人手をつないで立っているのがなんだかおかしくって、急に幸せをちらりと感じた。

パプリカを意識しつつキラムーンとかっこよく合いの手をいれろ、とのご命令（なんのこっちゃ）
最後は、えいえいおー！を5回唱えて、ちのはやっとご満悦。

なにをしてんだか分からない、
絶対大人だったらやらない行動をとって、
もうこんな特別、今だけだ、笑うしかない、と自分に言い聞かせた。

#育児