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今日のアウトテイク#187「「仲間」であることを起点にコワーキングの収益モデルを考える」(2024-05-23)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※ボブ・マーレーの映画が公開されるらしい。観るでしょ。


#今日のBGM

で、今日は一日中、ボブ・マーレー。やっぱええわぁ、レゲエのリズム。その昔、大阪の厚生年金会館で見たのは、調べたら1979年4月11日だった。この映像の2年後。行っておいてヨカッタ。

#今日のコトバ

"天才の秘訣は、子供の精神を老年になっても持ち続けることである。つまり、熱意を失わないということだ。"
(オルダス・ハクスリー)

“The secret of genius is to carry the spirit of the child into old age, which means never losing your enthusiasm.” ― Aldous Huxley

Posted by English Literature on Tuesday, May 21, 2024

#今後の「今日のアウトテイク」

この「今日のアウトテイク」も半年を超えた。
で、今後、ちょっと構成を変えようかと考えている。
当初、言葉の切れっ端でも、未完成でも、構わず書いて公開してたけれど、このところ、核になるネタに集中することも多くなってきた。
明らかに自分の書き方が変わってきている。
それと、他のこともナンダカンダで時間と労力がかかってきてる。
なので、もう少しシンプルでコンパクトにしようかな、と。
ま、ときに、(今日みたいに)勢いづいて書いてしまうこともあるだろうけれど。

さーて、どうしましょかね。

#(お知らせ)インディー・コワーキング開業運営塾、受講者募集開始

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#「仲間」であることを起点にコワーキングの収益モデルを考える

ぼくはカフーツをはじめたときから、カフーツの名前で仕事案件を受けていた。場所を貸すためではなくて、仕事を受託する受け皿、窓口、あるいはスキームとしてカフーツというコワーキングを運営してきた。今でもそう。

その前までは別の個人事業の名前で仕事してた。その時も数人の仕事仲間とコラボしてたけれど、カフーツをはじめてから、チームを組むメンバーが段違いに増えた。

それも今では、神戸に限らない。カフーツに来なくても連絡さえ付けばすぐにチームを組めるメンツが各地にいる。中には既存のメンバーの紹介で知り合って、仕事を手伝ってもらいつつ、カフーツには一度も来たことがない人も結構いる。でも、その起点になったのはカフーツというコワーキングだ。

コワーキングを運営する醍醐味は、むしろここにある。

よく、「こんな安い利用料だけで経営が回るんですか?」と訊く人がいる。その通り、東京みたいに人口の多い都市圏ならいざ知らず、ローカルでは利用者も少ないし、利用料だけを考えたら、なかなかキビシイ。

コワーキングを場所貸し業だという一面でしか見ていない人は、そう考える。浅い。

そうではなくて、コワーカーさんとコラボする。そこでチームを組んで、仕事案件を取って、役割分担して、納品して、収益を分配する。

そういう、プロデューサー的、ディレクター的立場にコワーキングがなれば、利用料とは別の収益モデルができる。

つまり、コワーキングも、ただ席を貸すだけではなくて、自らプレイヤーとして仕事をする、ということ。コワーカーの一員になる、ということ。

ここを不動産事業としてしかコワーキングを考えていない、特に都市圏の人は理解できていない。というか、そんなことしたくないのかもしれないけれど、そうすることで、コワーキングがいろんな価値を生み出してくれる。

コワーキングは言ってみれば、町のなんでも相談室になり得る。地域の人たちのお困りごとを解決する。パソコン、サイト制作、広告、SNS、その他、いろんな課題に対して、いつも利用しているコワーカーをチームにして案件を請け負って解決する。

そのために日頃から、コワーカーとのつながりを、「店vs客」としてではなく、仕事観、世界観、価値観を共有できる「仲間」として作っておく。案件が持ち込まれれば、いつでも発動できるようベンチ入りしておいてもらう、そういう関係を築いておく。

逆にメンバーのコワーカーが、自分ひとりでは捌けない案件を持ち込んでくる場合もある。そこで、必要な時に必要な人につなげる。「コワーキングの5大価値」にある「アクセシビリティ」、アレ。それがコワーキング。

結局、それが地域の経済を回すことにも手を貸すことになる。ぼくが、コワーキングを地域づくり、まちづくりの文脈で話すのはそういうこと。

仕事に限らず、英語、編み物、ヨガ、料理、なんでもいい、その他の習いごとも、講師をデキる人を見つけてセミナーする。ハンドメイド教室を開催して、受講生が作ったものを、今度は展示即売会で販売する。それをコワーキングが取りまとめる。窓口になる。または、自分もタスクを負う。

チームメンバーのコワーカーはいつもコワーキングにいなくても構わない。場合によっては、オンラインでチームで仕事すればいい。必要な時にコワーキングを使う。そのうち、地元だけでなくて、東京の仕事もしたりしているからオモシロイ。

請け負った仕事が縁でクライアントと顧問契約を結ぶこともある。そうすると、継続的な収入源を持つことになる。それも、チームでやれば、より一層、コワーカーとの関係がタイトになり、連携の密度が増す。そのネットワークを活用して、また次の案件をこなしていく。

要は、コラボレーションしよう、という話。←ここを考えていない、気づいていない運営者が案外多い。それはなぜか?

コワーカーをお客さんだと思い込んでるから。

そうではない。彼らは「仲間」だ。

コワーキングを人から与えられたタスクを処理するための作業場と考えている人は、この話はピンとこないだろう。けれども、自分の意志で自分の仕事を作って、それをこなして報酬を得ている人なら判るはず。仲間がいないと仕事はできない。

運営者も自分の作ったコワーキングで、自分のカツドウ領域を広げられる。こんな有難いことってないんじゃないか?コワーカーも収入になり、仕事領域を広げる機会を得る。

だから、コワーキングは「職場」ではない。それはシェアオフィス。コワーキングは自分の意志を持つ者がつながり成果を上げるためのインフラだ。それをコミュニティという共同体の中で機能させていく。そうして、自分の未来への道を拓いていく。

ついでながら、この仕組みの中にいることで、より帰属意識が高まる。そうすると、なにかあったときは、儲けとか関係なしに手伝ってくれたり、助けてくれたりする。ぼくはそれでずいぶん助けられている。皆さん、いつも有難う。

もちろん、最初からそれに甘えるつもりではいけない。けれども、コラボを組んで経験を積めば自然とそういう関係になる。持ちつ持たれつ。助け合うのがコワーキングの基本理念でもあるから、それでいい。

あ。

そんなことを今度の「コワーキング・カンファレンス2024Japan」で話そうかと思ってたけれど、調子に乗って書いてしまった。まあ、いいや。

当日、同じこと話すかもしれませんが、ぜひご参加ください。一部を除いて無料です。

ということで、今日はこのへんで。

明日から、ちょっとスタイル変わるかもです。


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