今日のアウトテイク#75「コワーキング管理システムに絶対ほしい機能 ほか」【メンバーシップ特典】(2024-02-01)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

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またまた興奮して長くなってしまった。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"人生の最初の半分は大人になることを学ぶためにある。
残りの半分で学ぶのは子供になることだ。"
(パブロ・ピカソ)

#2月より初月度無料はじまりました

「今日のアウトテイク」には、無料記事もありますが、月に15〜20本ぐらい、1本300円の有料記事があります。

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2月から初月度無料がはじまりましたので、ぜひ、試しにご参加ください。
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#時刻で区切る

久しぶりにその日の日付のうちに帰ると、何かし忘れていないか気になる。完全にワーカホリックかも。
いや、単に時間の使い方が下手なだけか。

長いこと人間やってるが、なかなかうまくならない。
「これをやってしまうまで」と思うのがまずいらしい。
それでつい、ズルズルやってしまって日付が変わる。

そうではなくて、時刻で区切ったほうがいいそうな。
21時まで、とか。
随分昔に会社員を辞めてから、この感覚がなくなっているのは確か。
これからは時計を見て仕事しよう。

#文体を作るもの

いろんな本を読んでると、ごくたまに自分の文体によく似てるなあと思う本に出会う。
勝手にそう思うだけだけれど。
で、この人も開高健とか好きなのかな、と思ったりする。
読んだモノの影響って少なからずあると思うのだけれど。
どうなんでしょ?

#(続)やや心配、日本のデジタルノマドビザ事始め

昨日の「#今日のアウトテイク」でも書いた日本版デジタルノマドビザについて、大瀬良さんが非常に詳しく解説されているのでシェアする。

ぼくは観光のことよりも、ここでも挙げられている彼らと「共創・協働」関係を結ぶことが大事だと思ってて、その観点から「日本版デジタルノマドビザは、誰のもの?」という問題定義に大いに共感する。これでは、大瀬良さんが指摘するようにまるで「来るな」と言ってるようなものだ。

もう少し突っ込みたいのは昨日も書いたが税金、所得税だ。デジタルノマドはただの観光客ではなくビジネスパーソン、移動しながら仕事する人たちだから、常に「仕事」がつきまとう。そこをストレスなく処理できるような制度を設けて歓待するのがデジタルノマドビザの肝要なところ。そこがすっぽり抜けている感が否めない。

まあ、観光客の亜種だぐらいにしか考えていないから「共創・協働」関係なんてことも発想しないんだろうけれども。そのへんも含めて、大瀬良さんには政府にイチから説教していただきたい。いや、マジで。

#コワーキング管理システムに絶対ほしい機能

過日、Zoomで、さるコワーキング事業社の営業の人に、そこが開発しているコワーキングスペースの管理システムを勧められた。

登録会員のデータベースがあって、予約受付や会計や、あるいは会員とのメッセージのやり取りや、その他、コワーキングの運営に伴うさまざまなタスクを属人性に頼らず効率的に行える、というもの。海外ではいろいろ出回っているが、日本はまだ少ないと思う。

結論から言うと、うちは基本的にワンオペだし、今のところ考えていないのでやんわりお断りした。すみません。

だいたい、そんなに席はたくさんないので会員数たってしれている。というか、「会員」という概念はもう数年前に捨てている。開業当初は、いちいち会員登録をしてもらってたが、基本、ドロップインがメインだから、それも面倒くさいですよねという話になって、それ以来、イベント開催以外は予約もなし、メンバー登録もなしでやってる。

ただし、誤解のないよう付け加えておくと、はじめての人は紙には書いてもらわなくても、名刺をいただいて、いろいろ対話することで初歩的なプロファイルは、もちろんやってる。リストにただ載せるよりもどんな人かを記憶(記録)するほうが、後々、活きてくる。これは「コワーキングマネージャー養成講座」でも講義している。

ちなみに、マンスリー契約も、もう何年も前から断っている。理由は、月極契約しても毎日来るわけではないし(当初、やってたが統計的には月の半分しか来なかった)、むしろ他にもたくさんあるコワーキングを体験して、そこで新しい人間関係を結んでいったほうがいいから、そう勧めている。んなこと言うと、だいたい怪訝な顔されるが、本当にそう思っている。

むろん、どなたにもこれを勧めているわけではまったくない。うちは特殊だと思う。もともとワンオペだからコワーカーはほとんど頭の中と手元のパソコンで管理していて、「属人性」バリバリでもうすぐ14年。例のダンバー数のボリューム感でとりあえず核ができてるから、それでいいと。

その核の部分が太い紐帯を構成して弱い紐帯とも連携するのでネットワーク度が高まる。これも毎度「コワーキングマネージャー養成講座」でお話ししている。

ただし、それはうちの成り立ちがそうであったからであって、実際のところ、コワーキングの運営は複数の人間がチームを組んでやる方が絶対にいい。ぼくは14年前、組める人がいなかったから(コワーキングなんて誰も知らなかったから仕方がない)ひとりではじめたが、ひとりで全部抱え込んでしなくていい失敗をたくさんしている。

チームでやれば役割分担できるし、そのほうが速いし、コストも分散しやすい。だから、例えば「ご近所コモン」として、地域のコミュニティとして運営する場合は、ユーザーかつ運営者になれるメンバーがチームでやることをお勧めしているし、その手順もまた「コワーキングマネージャー養成講座」でお話している。

(これより、やや脱線する)

ちなみに、昨年から始めた、時々やってる「間借りコワーキング」は、ぼくではなくて、コワーキングの運営をやってみたい(もしくはコミュニティの運営をやってみたい)人にお任せして、その日はその人のコワーキングとして運営してもらっている。シェアキッチンのような発想で、予行演習的な意味も込めている。

直近で、2月2日、3日、5日は山﨑さんの「間借りコワーキング」がある

なので、名前も変えてもらっていいし、営業時間も料金体系も自由、やりたいコワーキングを実験的にやってもらうのが趣旨。その日の売上も全部持って帰ってもらう。場所代もタダ。

とすると、その場合、その日はその人のコワーキングなのだから、カフーツのデータベースがあってもあまり意味がない。

(脱線ここまで)

話を元に戻すと、チームで運営する場合、こういう管理ソフトがあると確かに助かる。ただ、それはデータや数値を扱う定型業務の効率化が図れるという点であって、もっと定量化しにくい情報の共有にまだ課題がある。

それは、例えばコワーカー(ユーザー)とコワーキング運営スタッフが、今日、どんな話をしたか、その対話の内容だ。

彼は(彼女は)どこを目指しているか、対話の中で浮き彫りになった課題は何か、それに対してどう対応したか、あるいはしなかった(できなかった)か、運営側で共有しておいて、その後、どういうサポートをするかを考える手がかりとしたい。

かねがね提唱しているコワーキングマネージャーの「3つのホスピタリティ」を実践するためには、こうしたセンシティブでナマな情報が欠かせない。

1:情報の提供
コワーカー(利用者)のビジネスに役立つ情報を漏らさず提供する。そのために、日頃から多様なニュースソースを持ち、日々、チェックを怠らない。

2:人の紹介
忙しくて手が回らないコワーカーや、得意分野ではないスキルが要求される案件をもつコワーカーに協業できるパートナーを紹介する。

3:仕事の斡旋
逆に時間を持て余しているコワーカーに仕事を紹介して応援する。と同時に、その案件にコミットしてコワーキングスペースの収益向上に貢献する。

チームでのコワーカーとの対話の記録の共有、これがなかなかできていないのではないかと感じている。

そのことをくだんの営業の人に訊くのをうっかり忘れた(アホ〜)。「あとで資料は送ります」と言ってたから、それを見てからあらためて問い合わせしてみようかと思ってるが、まだそれは送られて来ていない。まあ、そうね、断った客に送るだけ無駄ですよね。判ります。

さっきもこういうサービスは海外にもたくさんあると書いたが、ここの部分をしっかり出来てるのはまだ実在しないように見受ける。そんな必要はないと考えられている可能性もなくはない。しかし、人と人をつないでコトを起こす仕組みとしてのコワーキングは、彼らを支援するためにこの情報は絶対に欠かせない。

考えられるハードルは情報の入力の手間だ。

話の内容を忘れないうちにパソコンに向かってパチパチ打ち込むのは、やっぱり相応の時間と労力が必要になる。そのうち、AIが代行してくれるかもしれないが、それまで、あまりコストもかけず省力化して、しかし、日々、更新される情報を漏れなくいかに素早く全員で共有できるか。

で、ちょっと考えた。よく考えたら目の前にあった。

今頃、こんな事言うと笑われるかもしれないが、ボイスメモを使えばいいんじゃないだろうか。

音声なら書くより(タイプするより)速い。要点だけを1分ぐらいで話して、サッと送っておく。送って来られたものを、全員が後で、それぞれの都合の良い時間に確認して(聴いて)、共有しておく。時間差で情報共有するのはテキストコミュニケーションと同じ作法。←これはリモートワークの必須事項。

音声なら受け取るほうも聞けばいいので、他のことをしながらでも済む。移動中でも可。スマホでできる、というか、スマホのほうが速い。

これを例えば、Facebookのメッセンジャーでグループを作って、そこにどんどん投稿していけば、できるんじゃないか。聞くところによると、最長30分まで可能らしいが、そんなに要らない。1分で要点だけ伝える。

SlackでもTeamsでもできるし、他のメッセージツールでは大概はできるのではないかと思う(すべて調べてはいないので、もしかしたらNGなのもあるかも)。

要は情報を共有することだけに特化する。その情報を起点にした会議や話し合いは、別途、リアルにやるほうがいい。でも、それまでにテーマは共有されているから、すぐに議題に入れる。

もしかしたら、「そんなん、もうやってますがな」とおっしゃるコワーキングもあるかもしれない。どういう風に活用されているのか、そのへん、共有いただけたら有難い。

できるだけあるモノで簡単に、しかも迅速に情報共有する。それには音声がいいと思う。ま、くだんの管理システムも音声による情報共有はすでに開発済みかもしれないけれども。早く、資料が見たい。(来ないかも)

今気づいたが、これ、ぼくみたいなワンオペでも、その日の対話のメモとして自分に送っておいてもいいですね。

ということで、今日はこのへんで。

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