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ラボもコワーキングでコラボする:今日のアウトテイク#223(2024-06-28)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ、殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・コワーキング関連のネタが多め
・要するに「伊藤の現在地点」

※最後に、予告のヨコクを。


#今日のBGM

#今日のコトバ

"息子よ、酒を飲まない男を決して信用してはいけない。なぜなら、その男はおそらく独善的なタイプで、自分が常に善悪を知っていると思い込んでいるからだ。彼らの中には善人もいるが、善の名の下に、世の中のほとんどの苦しみを引き起こしている。彼らは裁判官であり、お節介者なのだ。そして息子よ、酒を飲んでも酔おうとしない男を信用してはならない。彼らはたいてい、心の奥底で何かを恐れている。自分が臆病者か、愚か者か、意地悪で暴力的か。自分を恐れている男は信用できない。しかし、時折、トイレの前でひざまずく男は信用できる。彼は謙虚さと人間本来の愚かさ、そして自分自身を生き残らせる方法について何かを学んでいる可能性がある。汚れた便器に内臓をぶちまけるような男にとって、自分のことを真剣に考えるのは、とんでもなく難しいことだ。"
(ジェームズ・クラムリー)

“Son, never trust a man who doesn’t drink because he’s probably a self-righteous sort, a man who thinks he knows right...

Posted by Philosophy Insights on Saturday, June 22, 2024

#cosacベータ版リリース 、テスト参加いただくコワーキングスペース募集中!

全国のコワーキングをネットワーク化し、イベント情報の共有と収益の分配を実現するアプリ「cosac」のベータ版では、テストに参加される「コワーキングスペース」を募集しております。ベータ版テスト用アカウントは無料です。

参加ご希望のコワーキングスペースの方は、ぜひ、下記のページからお申し込みください。どうぞよろしくお願いします。

#ラボもコワーキングでコラボする

特定の業種、職種だけを対象にしたコワーキングも存在することは、これまでも何度か紹介してきた。

今日、共有したいのもその手のコワーキング(と言っていいと思う)だが、対象はバイオテクノロジーや製薬業界の研究室を必要とする企業だ。

バイオテクノロジーや製薬会社は、最先端の研究を行うための専門的な研究室を必要とすることが多い。

そこで、スイスのSuperlab Suisseは、バイオテクノロジーや製薬業界に特化した「すぐに入居できる」共用のオフィスと研究所の両方のスペースを提供している。

同社は、プライベート・ラボの他に、知的財産権保護、柔軟な短期リースを提供するほか、包括的なロジスティクスと調達サポートも含まれているため、テナントは必要な追加機器を調達することができる 。

この点は、先の過去記事でも紹介したEコマースに特化したコワーキングが、オフィス機能のほかに、撮影用スタジオやフォンブース、カフェが利用でき、おまけに注文を出荷処理できる流通施設も利用できることと相通じる。

コワーキングはユーザーのかゆいところに手が届くホスピタリティが大事だが、特定の業種に特化したコワーキングを運営する場合、ユーザーは共通の課題を抱えている事が多いので、そこにフォーカスすることで、サービスのレベルアップを図れる。

現在、同社は2つの拠点(ローザンヌとバーゼル)を開設しており、来年にはチューリッヒにも3つ目の施設を開設する予定。

ローザンヌはすでに満室で、バーゼルの新拠点はオープン間もないにもかかわらず、スペースの3分の1がプレリースされている。おかげでSuperlab Suisseはすでに黒字化を達成しているとか。

ちなみに、世界最大のライフサイエンス拠点であるボストンでは、すでに同様のアプローチで市場を開拓している企業があるが(LabCentralやBioLabsがそれ)、「ヨーロッパは世界最大級の製薬会社や巨大な広範産業の本拠地であるにもかかわらず、未開の地であった」らしい。そこに着眼したというわけですね。

同社の代表はこう言ってる。

「現在では、高度な技術と設備により、創薬はもはや大規模なチームに依存する必要がなくなり、膨大な数の中小バイオテクノロジー企業や製薬企業が実験と進歩を遂げています。

規模の大小にかかわらず、こうした企業にはすべてラボが必要ですが、サイエンス企業の創業者やCEOには、ラボの建設や運営といった複雑な作業に割く時間やエネルギーはありません」

確かに、それは彼らの仕事ではない。ただし、Superlab Suisseの強みはそれだけではない。

それを代替しつつ、バイオテクノロジーや製薬企業が、同じような分野のさまざまな企業と一緒に働くことことで、「新しいタイプのコラボレーションを可能にして」いるということ。

で、コラボは、コワーキングの提供する価値のひとつであることはご存知の通り。

当然、入居者にも「Superlab Suisseは、まさに科学者コミュニティが必要としている場所」と好評だ。

ところで、「研究」というテーマはコワーキング曼荼羅にはないが、当然「仕事」(ビジネス)と紐づけられるし、「創薬」は「健康」に関連付けられる。あるいは、「ものづくり」のひとつと言えなくもない。

すべからく、コワーキングはこの曼荼羅で表現できる。そう考えてもらうと、一言でコワーキングと言ってもいろんな取り組み方ができる。

ちなみに、この8つのテーマの外側にまた8つずつ拡張していくと、もっと詳しくコワーキングのあり方が見えてくる。いわゆるマンダラチャート。

マンダラチャートといえば、ドジャーズの大谷翔平選手が高校1年生の時に描いたこれが有名ですね。

(出典:TINATECH)

元はこれだそうです。

目標を達成するためには何が必要か。それを究極までクリアにしていくのがマンダラチャート。彼はこれを高校生の間に16回も書き直したんだそう。さすが。

で、実は…。

#予告のヨコク

この「コワーキング曼荼羅」を使って、いつも開講している「コワーキングマネージャー養成講座」とは別に、単発のコワーキング開業・運営の講座をやろうかと考えています。

題して『(仮)コワーキング曼荼羅に学ぶローカルコワーキングの基本のキ』。

ただの作業場ではない協働コミュニティとして機能する理想のローカルコワーキングを作るために、まず知っておくべきことは何か、そしてそれを実現するためにはどういうプロセスが必要か、を各地の先行事例を引きつつ曼荼羅を教材にして、講義とワークで構成しようと思っています。

早ければ7月。オンラインで。

興味ある方、おられますか?

また追って告知します。

ということで、今日はこのへんで。

(カバー画像:Superlab Suisse)

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