見出し画像

今日のアウトテイク#6「インディー・コワーキングとは何か? 他」【メンバーシップ特典】(2023-11-24)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き

今日はネタを絞ってます。

#1

今日は孫の七五三だった。
その帰りの食事でいただいた抹茶が美味しかった。

ぜんざいには小さな金平糖が2つ入っていた。
ちょっとしたことだけど、粋なアレンジだなぁと思った。
これをセンスというのだろうね。

金平糖と言っても、今の若い人には通じないかもしれないけれど。

#2

アメリカのコワーキング界で、コンテンツマーケティングの分野においてはこの人をおいて他にはいないんじゃないかと思ってるのが、Cat Johnson氏だ。

ぼくがこの人を敬愛するのは、SEOだなんだといったテクニックオンリーではなくて(もちろん、そこはきっちり抑えつつ)、コワーキングはコミュニティであるという本質から一歩も外れることなく、いやむしろ、それを正しく伝えることでコワーキングの運営をサポートしているからだ。つまり、王道てこと。

実は、ぼくの「コワーキングマネージャー養成講座」の「マーケティングと情報発信」の項でも、彼女の実践するノウハウを受講者に紹介している。受講者の皆さんには、王道を行ってほしいからだ。

そんなJohnson氏は、大手のコワーキング企業よりも、中小もしくは零細規模のコワーキングが、ローカルに必須のコミュニティとして健全に経営を維持できることに心を砕いている(とぼくは受け止めている)。

そんな彼女が最近よく使う言葉が「Indie Coworking(インディー・コワーキング)」だ。

インディー、つまり、独立系の、前述のように大手チェーンに属さない、しかし、というか、それ故に、実にユニークな魅力にあふれているコワーキングこそが、コワーキング本来の価値を生み出し、ローカルコミュニティとして地域社会に不可欠な存在である、という。

大賛成。そのとおり。まったく異論はない。

ぼくは、コワーキングはローカル(地域)を活性化するエンジンであり、まちづくりの根幹であると考えていて、だからインディー・コワーキングを支援する目的で前述の講座をやっている。

ちなみに彼女は、週に一回(だったかな)、ゲストを招いてトークセッションをしていて、動画で公開しているが、そのインディー・コワーキングをテーマにした回もアップされている。

例えば、これ。

ちなみに、この回のゲストはインディー・コワーキングスペースの運営に12年の経験があり、それに基づく豊富なデータやインサイトをDenswap社として商業用不動産オーナーに提供している。

で、そのインディー・コワーキングについて、先月、Johnson氏が公開した記事がある。

What is an indie coworking space? - Cat Johnson Co

とても大切なことを語っているので(彼女には承諾を得ていないが)、ざっと訳したのを以下に載せておく。

先月、3人の人からインディー・コワーキング・スペースとは何か、そして自分たちはそうなのかと聞かれた。
今こそはっきりさせる時だ。
インディー・コワーキングスペースとは何か?

私にとって「インディー」という言葉は、90年代のインディー・ロック・ムーブメントを思い起こさせる。

そこでは、バンドが境界線を押し広げ、他のインディー・バンドやレーベル、そしてムーブメントをさらに発展させることに尽力していた。みんなで協力し、創造し、何か新しくエキサイティングなものを生み出していた。アーティストやオーディエンスを利用し、酷使して可能な限りの金を搾り取ろうとする大手レーベルとは正反対だった。そこには、音楽と文化を貫く "DO IT TOGETHER "の精神があった。

インディー・コワーキングによく似ている。

インディー・スペースは、自分たちよりもずっと大きなものの一部であり、レンタルオフィスよりもずっと興味深い存在であることを自覚している。起業家、スタートアップ、個人事業主、クリエイター、リモートワーカー、チームなどが入居している。インディー・コワーキングスペースの運営者は、これからの仕事と働き方を構想している。

インディーのコワーキングスペースは中小規模のブランドが多いが、インディーというのは規模を超えたマインドセットだ。

90年代には、小さなインディー・バンドもたくさんいたが、ビッグネームのインディー・バンドも存在した。

Pavement、Nirvana,、The Breeders、Smashing Pumpkins、The Flaming Lips、4 Non Blondes、Modest Mouseを覚えているだろうか?これらのバンドは、世界的なポップ・ブームを巻き起こし......そして、無名だけれども同じぐらいインパクトのある数え切れないほどのインディー・バンドを連れてきた。

音楽と同じように、インディー・コワーキングスペースであることの多くは、メンバー、文化、仕事の未来、地域との関わりをめぐる考え方(マインドセット)だ。

世界には数十(あるいは数百)ヶ所の拠点で規模を拡大しながらも、コワーキングに対してインディー的なアプローチをとっているワークスペースブランドがある。また一方、トップダウンで厳しく管理され、まったくインディーではないブランドも(小規模か大規模かを問わず)存在する。

とすると、インディーであることの本当の意味は何なのか?

インディー・コワーキングスペースの定義はこうだ:
・インディー・コワーキングスペースは、人間優先のワークスペース・コミュニティであり、ローカルハブである。
・インディースペースは自主性と柔軟性を持ち、グローバルなコワーキングコミュニティやローカルスペース、パートナー、近隣の人々との創造、コラボレーション、つながりを持つことができる。
・インディースペースはサービスマインドを持ち、独自の声と文化を持ち、地域コミュニティのニーズや価値観を反映したコンテンツやプログラムを自由に提供することができる。
・インディースペースは、熱心なコミュニティマネージャー、メンバー、サポーターによって運営されており、健全なビジネスの成長だけでなく、地域社会への影響や経済発展に重点を置いている。


この定義に賛同する?
何か他に付け加えるべきこと、明確にすべきことはある?
もしあったら知らせて。
これからも、共に。
Cat

Cat Johnson

賛同しかない。

最後のところ、非常に重要なことを言ってるので繰り返す。

・インディースペースは、熱心なコミュニティマネージャー、メンバー、サポーターによって運営されており、健全なビジネスの成長だけでなく、地域社会への影響や経済発展に重点を置いている。

メンバー(コワーカー、利用者)もまた運営の一翼を担っている、ということ。これは、ぜひ意識しておいてほしいと思っている。

とにかく、彼女(ら)の会話の中に頻繁に出てくるのは「Community Building」、「コミュニティの組成」だ。

コワーキングはただの作業場ではないということは年がら年中、口を酸っぱくして言ってる、というか、13年も経ってても、いまだにそれを理解しない、できない人がいることに驚愕する。

ではなくて、とりも直さず、人と人がつながってコトを起こして前に進めるためのコミュニティだ。

インディー・コワーキングは、独立系だから経営的にもしんどいことは、多々ある。あるけれども、逆に、インディーだけに自分たちだけの意志でできることは山ほどある。その中に活路を見出すきっかけが必ずある。

ただし、それは孤軍奮闘をまったく意味しない。インディーはインディー同士でつながることで、お互いを補完しつつ、エンパワーできる。

実はそれが、インディーの強みなのだ。かつ、それこそが、コワーキングの本来の姿でもある。

インディー・コワーキング、万歳!

これからも引き続き、インディー・コワーキングを支援していく所存だ。

#3

ちょっと、今、思ったけれど、いや、実はすでに思いついていたのだけれども、Johnson氏みたいなインタビュー番組を動画でアップしていくのは、やっぱりいいな。なにしろ、リアルだし。

で、それをこの「今日のアウトテイク」に載せていく。

そういえば、過去に何回もやってるし。これは、カフーツ11周年記念でやった、オンライン・トークセッションの一コマ。

またやるか。

ということで、含みをもたせつつ、今日はこのへんで。


ここから先は

0字

この記事は現在販売されていません

最後までお読みいただき有難うございます! この記事がお役に立ちましたらウレシイです。 いただいたサポートは今後の活動に活用させていただきます。