今日のアウトテイク#36「考具としてダンペンを書き散らす ほか」【メンバーシップ特典】(2023-12-24)

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

※noteメンバーシップ「Beyond the Coworking 〜移働の時代〜」に参加いただくと有料記事も全文読めます。

※読んで面白かったらぜひシェアくださいまし。

この時間帯、誰も通りを歩いていない、て、そらそうか。
メリー・クリスマス。


#今日のBGM

Merry Christmas.

#今日のコトバ

"波の上
ねむくなるような
気分です

舟の上
トリスを持ってきて
よかったな

海の上
し、しずかに
魚が逃げる"

(開高健:トリスの広告コピー 1966年)

#お読みいただき有難うございます

ちょっと気がついた。
この「今日のアウトテイク」。
近しい人に、案外、読まれていない。
むしろ、知らない人に読まれているみたい。
どういうメカニズムが働いているのか知らないけれど。
どなたであろうが、読んでいただければウレシイ。
誠に有難うございます。

#コワーキングモデルキャンバス

コワーキングには「こうだ」という定義はない。
ではなくて、コワーキングそれぞれにそれぞれのモデルがある。
集まる人、集める人が違うのだから当然の話。
それを導き出すために「コワーキングモデルキャンバス」を描く。
「コワーキングマネージャー養成講座〜基礎編」では、その「コワーキングモデルキャンバス」を描くところまでやる。
2月、開講予定。

#考具としてダンペンを書き散らす

昨日のブログジェリーで赤塚さんが使ってたブログサービスが目を引いた。

あれ?OGP、出ない。
これ。「しずかなインターネット」

11月から始まったばかりだそうだが、そのコンセプトに共感する。

しずかなインターネットは、日記やエッセイを書くのにちょうどいい、文章書き散らしサービスです。
ここでは有益な情報を書くことはあまり求められていません。「たくさんの人に読まれなくていい」「自分のために、ひょっとすると、どこかの誰かのために」そんな気楽さで文章を書くための場所です。

「文章書き散らしサービス」というところが、いい。

ここは、Twitterやnoteのような賑やかな広場ではありません。ここは、あなたのパーソナルな部屋のようなものです。部屋に文章を置き、通りかかった人が部屋に入って自由に読むことができる… そんなコンセプトで作られました。
ここでは、頑張って有益なことを書くことは求められていません。個人的なメモや日記を気楽に書き散らしましょう。

いいですね〜。実にいい。

何がいいって、このツールには「いいね」がない。そこがいい。あの「いいね」が気になって、素の自分でいられない、ということは少なからずあるはず。それがないから、どれだけウケてるかなんて気にしなくて済む。

その代わり、記事ページから「感想レター」を送ることができる。定形メッセージならログインしなくても送れるし、ログインすれば自由に書ける。このパーソナルな関係を大事にしているところがニクイ。うーん、やられた、という感じ。

ついでに、購読している誰かが新しい記事を公開した際には、それらをまとめてメールで知らせてくれる。これはnoteにもあって、この「今日のアウトテイク」も毎日更新のたびにメンバーにはメール送信されてる。ま、メールマガジンみたいなもので、ぼくはいちいちnoteに行かなくていいので気に入ってる(メールからnoteにリンクはされているので、そっちに遷移して読むことももちろんできる)。

が、「しずかなインターネット」では、このメールは1週間に1回しか送られない。このあえてゆったりさせるインターバルが、またこのサービスのコンセプトに合ってる。これを「ひかえめなニュースレター」という。あのね、いちいちネーミングが秀逸すぎますよ。

まだ、アカウントを取得しただけで何も書いていないが、で、ちょっと考えた。

最近のSNSはワチャワチャしすぎてて、正直、しんどい時がある。そう感じている人もきっと多いと思うが、いつの間にか習慣になっていて、用もないのに開いたりする。

で、当初はパーソナルな発信がまだあったけれど、最近は(自分もやっといて言うのもナンだが)それこそ告知や売り込みも混じった情報の渦に巻き込まれたり、あげくに広告の餌食になったりする。まあ、無料だから仕方ないけれど、考えてたのと、期待してたのと、ちょっと違う。

それも、10数年経って、グルーっと一周回って元の位置が、今なのではないのか?もうそういうの、やめないか?と。そういう空気を敏感に感じ取って開発されたのではないかしら(知らんけど)。

いいね数とかコメントとか、要するに人の目を気にせず、前みたいに、のんびり、気ままに発信、交信したい、それもそんな多人数は要らない、仲のいい、お互いの世界観、価値観が違ってても尊重し合える、ごく近しい人たちとの交流の方を大事にしたい、そういう要請が増えてる気がする。

かく言うぼくがそうだ。

書くことは好きだし、仕事にもしているけれど、カッチリ仕上げて、そこそこの文字数があって、論考として成立するものを公開することにこだわるがあまり、なかなか完成せず、アップの頻度もどんどん減っていったのが、ここ数年。

これではアカンと思って、書き方を変えた。それがこの「今日のアウトテイク」。

「今日のアウトテイク」の1回目は、こう書いてスタートした。

<アウトテイク>
FacebookやTwitterに投稿する前に、いや、やっぱりやめておこう、と思ったり、ブログ記事として仕上げる前にメモったりした、思索の断片です。

そう、断片。この号は、まさに断片オンパレード。有料ラインの後ろに、まだ3つも章(というのか?)がある。というか、最近はここまでの断片が少なくなってることに気づいた。この記事も長いし。イカン、もっと、ダンペンしよう。

で、号を重ねるに連れ、こう変わってきた。

<アウトテイク>
・SNSに投稿する前の推敲(もしくは配慮)なしのメモ
・投稿せずに、いや、やっぱりやめておこう、と思った殴り書き
・ブログ記事として仕上げる前の思索の断片、または下書き
・一部、筆が乗ってきて文字数多いのもあり〼
・たまに過去に書いたネタを展開する場合も
・要するに「伊藤の現在地点」

そうそう、要するに「伊藤の現在地点」。途上にある自分をさらけ出して書く、判る人は判るし、判らない人は判らない、それでいいんだと気づいた。

これが割と好評で、全然知らない人からも「いいね」もらったりする←ほら、気にしてる。w

「真似してそのスタイルで書いてみた」という人も現れたけれど、これ、よーく考えたら、ひとりTwitterみたいなもの。で、その「不完全さ」が塩梅いいような気がしている。

面白いもので、書き飛ばしていくという趣旨だったのが、続けていくうちに、そのダンペンがいくつかつなぎ合わさって、ひとつの思考経路を導くことが起こる。つまり、ひとつの思考手段になってる。そういえば、『考具』という本があったが、そうそう、「考具」になってる。

書くことは考えること、考えることは書くこと。
そういうことなんだろう。

どんなツール、サービスを使うにせよ、思いついたことは書き記しておいたほうが絶対いい。どこでどんな役に立つか判らない。自分で自分のことなんか、判っていないのだから。

それで、思い出した。

#毎日よかったことを書こう

藤野英人さんだったか、Facebookに、毎日、「今日のよかったこと」を3つだけ箇条書きする、というのをやっておられて、それはいいなと思ったんだが、思っただけで、全然、やってなかった。

で、モーニングジャーナルはもう4年以上続いているので、わざわざ、SNSで公開するのもナンだし、あっちに書いていこうと思う。
ま、3つと言わず1つでいいかな。

「記録」は「継続」を助長する、というのは、先日、書いた。

毎日やったことを記録していく。なんでもいいから、継続していること、その積み重ねを見える化する。これは、たしかにハゲみになる。「記録」することで「継続」が楽しくなる。人間てそうできてるみたい。

それに、「よかったこと」を書くのだから、気分もいいはず。よくなかったことはサッサと忘れてしまえばいいし。

ほんの2〜3行で済むんだから、あなたもやったらどうだろう。きっと、いい「習慣」になると思う。

ということで、皆さん、よいクリスマスを。
Merry Christmas!

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