進化したと思っていた中学校が、実は進化していなかった!~次女からの情報にがっかりー~

先日、何の話からか不登校の生徒がどのくらいいるかという話なり、その中で私が、「でも、今の時代ネットとかでも勉強出来るもんねー。」と言ったら次女が、「でも、先生は学校に来てない子の事を、”勉強に付いて来れなくなっちゃうよなぁ”みたいな事言ってるよ。」と、先生の嫌みっぽい口調を真似して言う。

「ええー?、未だにそんな事言ってるのー?不登校の子に対して、学校に来るべきみたいな雰囲気は無くなったんじゃないのー?アネの時は学校に行きませんって言ったとき、すんなりOKだったから、不登校の子に学校に来るよう働きかけるのがNGになったのかと思ってたのにー。」と私は言った。

長女は中3の11月から卒業まで、卒業式を除き、1日も学校に行かなかった。その時の長女の担任は、私たちの考えと学校に行かな理由を聞いて、すぐに承諾してくれたので、学校だか教育委員会だかが、不登校の子に登校を働きかけること自体を禁じる風潮になったのかと思っていた。確かに長女の担任は、かなり話が伝わる方だったし、あまり大人の厭らしさがなかったので、私たちはラッキーなだけだったのだ。

「えー、でもさー、ネットでも授業は受けられるし、どこでも勉強出来るじゃん。これからは学校に行けないから行かないんじゃなくて、自分から行かない選択をするっていうのも増えていくと思うんだけどー。まだ学校に来いみたいなのってあるのー?」と私は懲りずに言った。

「ママ、そういう問題じゃないんだよ。先生ごとのやり方、好みがある!先生が言った内容、黒板に書いたことをノートに取る!そのノートを提出して成績に繋がる!。それに付いて来れなくなるよなー、っていう事なんだよ。」と長女が説明する。次女はうなずきながら聞く。私は頭をフル回転させながら聞く。確かに長女の中学校時代、先生の好みに合わせる風潮が垣間見えたのを思い出した。

「なるほど!じゃあやっぱり、すべてが受験に繋がっている教育ってことなのねー。私が育った田舎は内申とかあまり無くて、テストの点が全てみたいな感じだったから、その感覚が分からなかった。私みたいなタイプにはテストの点だけの世界がむしろ良かったのかもねー。そおかぁー。」と私は言った。次女は、私と長女のやり取りを笑いながら聞いていた。

別に学校に順応するのが悪いと言うわけではないが、あまり疑わずに順応できる人間は7割前後ではないか、と私は思っている。5歳上の長女の時代よりも、部活に入っている子の割合も多いみたいだし、今回の話からも、私には何だか学校が進化していないように思えて、ちょっとがっかりした。

でも思うに、生徒や親も、考えることを放棄して進化していないのかもしれない。


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