レールに乗った人生〜クソの役には立っていた〜
私の辿ってきた道を簡単に言えば、レールに乗った人生である。小、中、高卒業し、浪人せず薬学部に入り、留年せず卒業し、薬剤師国家試験も1回で合格した。しかし、数年前まではそういう自分を認めながらも、自己否定も強く不安定だった。
子供の頃は集団生活に居心地の悪さを強く感じながらも、何とか順応するよう自分に言い聞かせて学校に通ってきた。6歳下の弟は小学校高学年から不登校になった。彼は大人の世界の様々な矛盾に気付き、目覚めるのが早かったタイプだ。私は弟が感じていることに同感しながらも