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好きなことが見つかれば勝手に勉強するから心配しなくていい。大人も自分の勉強をすること

占い、コーチングの中で「こどもにどう勉強させたらいいのか」という質問が増えてきました。ありがたいことです。エネルギーを視たら個別解はあるものの、おおまかには2つに分けてます。

1、本当に好きなものが見つかったり、やりたいことが見つかったら勝手に勉強するから、あなたは好きなことを見つける手伝いをしたり、やりたいことを見つけられる環境づくりをするだけでいい。

2、目の前の大人(あなた)が勉強していない(してこなかった)のに、なぜ子供ならやると思っているのですか?あなたはあなたの勉強をして、「大人になっても勉強するんだよ」とそばで見せてあげれば、自然に勉強します。

好きなことが見つかった時、やりたいことが見つかったときにその道を選べるようにしてあげたい

とか

学歴をもたせて可能性を広げてあげたい

とか

いろいろ「勉強させたい理由」はあるものですが、親の自己投影をしていないか、エゴを押し付けていないか、考えてみるしかないです。

子どもの人生を通して、自分の人生のやり直しをしようとせずに、あなたはあなたの人生を生きましょう。



大人はどう勉強するのか?


えらそうに言うてますけど、なにをどう勉強するのか、ちょうど私自身の淹茶選手権に向けての「勉強」があったのでシェアします。

去年の淹茶選手権についてはこちらに。

このあと、ネット投票による観客賞を受賞し、全国大会に出場して、全国大会でも観客賞をいただきました。

以下、今年の取り組み

1、届いたお茶は、「多田製茶」からという以外に産地、生産者、品種、名前など情報なし。
形状の整ったきれいな茶葉と、細かい茶葉が50:50程度で混合している。
形状の整った茶葉は手摘み、手もみではないかと推測

2、袋からスプーンですくおうとすると、細かい茶葉は袋の下のほうに沈んでいるため、量のバランスが崩れてしまうため、50:50になるように、組み合わせて拝見。
水(10度程度)で浸出抽出。
・海苔のような香りが出てくる。覆い香。かぶせ茶か玉露、あるいは自然遮光の茶のどれかである可能性高い
・わずかにミルクのような香り。牛乳ほど水っぽくなく、生クリームほど濃厚ではない、ちょっと乳臭い、スキムミルクのような香り。品種香である可能性大→ミルク感のある品種検討
・30秒から1分程度ではうまみも出ていなく、青臭い液体。
・3分程度からうまみがでてきて飲み物になってくる
・5分を超えたところ、あまみ、苦み、うまみが抽出され、飲み物としてのバランスが取れてきた。
・水出し抽出後、80度ほどのお湯で抽出。水出しではでてきていなかった苦みが出てきた。
・緑色が濃い葉と、浅い葉が混じっている→被せ系と非被せ系の煎茶が、すくなくとも2種類は混合。


3、形状の整った部分(以下、大葉)だけ取り出して80度抽出。
・大葉の中にも、大きくて細い剣のような形状の深い緑色のものと、輪郭がギザギザして、丸みをおびた少し小ぶりな薄い緑色のものがある。→大葉も2種類混合している。おそらく玉露(大葉Aと呼ぶ)と、煎茶(大葉Bと呼ぶ)。
茎もある。茎はあまみ。
・大葉Aは火入れ弱い、覆い香あり、うまみ担当
・大葉Bは火入れ強い、みる芽、ペラペラ、うまみ+苦み担当。(山のお茶か)


4、小葉だけ80度で抽出
・意外にも小葉だけでも濃い緑色と浅い緑色が混合していたので、これも少なくとも2種類はブレンドしている。(以下小葉Aと小葉B)
・小葉Aは濃い緑、被せ系、火入れ弱から中。味のまとまり役?
・小葉Bは浅い緑、非被せ系、火入れ強い。苦み。
大葉ABと同じ製造ラインの小葉ABを選別してブレンドしている可能性
or
別品種、全く別物の小葉ABをブレンドしている可能性。

※小さい葉の量が、大きい葉に対してほとんど同量に近いため、大きい葉が梱包、発送、輸送の段階で破損して細かくなったわけではなく、意図的にブレンドしたものと考えられる。


分析ノート(人に見せるようじゃないから字がきたないよ)


分析ノート(人に見せるようじゃないから字がきたないよ)


香りのレイヤーピラミッドと、味のレイヤーピラミッド

ここまで分析


ここから作戦

5、三煎淹れてみる。
お湯の温度は一定にして80度。茶葉の開き方によって浸出具合が変わるため、1煎目、2煎目、3煎目、と淹れてみて味の違いの個性を見てみる。

・1煎目は小葉からは味と香りが出てきているものの、大葉は開いてないため、うまみの部分が出ていない。香りも思ったより立たない。覆い香、ミルキーな香、火の香りはどこに行った?
・2煎目 大葉からうまみが出てきた。時間が短く、特徴のない、薄い茶液。
・3煎目 苦みとうまみのバランスが取れた。高レベルでのバランスではなく、低レベルでのバランス。苦み少ない、うまみ少ない。

6、80度2分つけこみ抽出
・香りが出ないものの、味はかなり高レベルでバランス。多少苦みが強く出ているものの、悪くない。すこし茶色い味がする。(5、の1煎目は青い味)
味の立体像的には真ん中がすこし薄目。ぼんやりした雰囲気。淹れ方しだいでもっとシャープにして、香りを出していったらよさそう。
・温度を上げれば香りが出るか?香りは出ても苦みが出すぎてしまうことが心配。→小葉Bをすこし減らすとか→茶殻ではなく茶葉の段階で選別するのは厳しい

7、90度3分漬け込み抽出
・香りはすごくいい。味はすべてが出すぎ。強すぎ。
・温度は90度がいいかも。時間を短くすれば美味しく入る可能性大

8、低温度のお湯で30秒の抽出液A+90度のお湯で30秒の抽出液Bの混合
・Aがまず過ぎる。ぬるく淹れるとまずく入ってしまうタイプのお茶
・Bは香りがいい。90度はやはり正解に近い

2月19日までもうすこしがんばります


専門外の人には分からないと思うので、すこし参考画像


https://kyo-chikiriya.com/blog/tea_about/classification/
https://www.ochalabo.com/taste/taste20180111.html


https://column.rainbrant-tea.com/column/1746/

紅茶だけど参考

https://kurashitokaori.jp/perfume-kaoru-junban/

これは香水だけど参考

https://www.sbfoods.co.jp/company/rd/aroma_taste/aroma/curry_01/

これはカレーだけど参考

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