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英雄たち:レジスタンスの軌跡を追った小説【1巻:期間限定無料】

新作を書きました。6/1に発売します。戦時下のフランスと日本を舞台に、自由と希望を求めたレジスタンスの戦士たちの物語です。本書『1万キロの抵抗運動』は、フィクションでありながらも、歴史の事実を基に描かれた物語です。本作は二巻目になります。二巻目はイラストも入れまして、より親しみやすい構成としています。


あらすじ

1940年代、ナチス・ドイツによるフランス侵攻により、レジスタンス運動が活発化。パリ解放に向けた激しい戦いの中、日本からの抵抗運動家たちも加わり、自由への道を切り拓くために戦う。物語はフランスと日本を繋ぐ1万キロの旅路を描き、彼らの絆、犠牲、そして希望を通して、戦争の悲劇と人間の強さを浮き彫りにします。

史実に基づく

ナチス占領下のレジスタンス活動、パリ解放などは史実をモチーフにしています。それに加えて、日本の抵抗運動、それに対する取り締まりも史実がモチーフになっています。この二つがどう絡むか。そこもある意味、史実でカバーしてみました。

訴えたいこと

訴えたいことは「自由のため」です。占領により奪われる「自由」とその自由を取り戻す戦いを中心に描きました。
自由とは?そして私たちはどのようにそれを守り続けるべきか。そんなことを考えてみるきっかけにもなればと思います。

一巻目を無料配布します(期間限定)

なお、本作品の出版を記念しまして、一巻目「抵抗の印刷機」を無料で配布するキャンペーンを行います。キャンペーン期間は5/30〜6/3となっています。

一巻目の内容

一巻目の舞台は1940年代の東京となっています。当時の反戦運動をモチーフにしました。
ひそかに印刷機を動かし、戦争の終結を願うビラを作成し続けたとある女性の物語。彼女の行動はただの反抗から、彼女自身と彼女の愛する人々の生命を賭けた戦いへと発展していきます。特別高等警察に追われる身となりながらも、彼女は誓いを守り抜くため、幼馴染みで航空隊員となった男性を守るために、使命を果たそうとする物語です。

無料配布をしようと思った理由

今の日本でもそうですが、多くのケースでは個人の思いというのは国や組織では簡単に踏みつぶされることが多いもの。会社でもそうですよね。転勤を命じられれば従わなくてはいけないなど、組織の前では個人のやりたいことや主張、思いは概ね「無力」です。

しかし、一作目では決して踏みつぶされない、「つぶされるはずのない思い」というものを描いたつもりです。

この一巻目の「つぶされるはずのない思い」こそ多くの人に読んでもらいたいと思ったのも無料配布を決めた理由です。本作では、国ですら踏みつぶすことのできない思い。特に当時の状況ならば、なおさら無視できないほどの強い個人の思いを描きました。
ただ、実はそれ以外にも無料配布を決めた理由があります。一巻目の登場人物は二巻目にかなり影響を与えています。二作目をお読みいただき、「ちょっと気になるな」と思った方がいましたら、一作目を気軽に読んでもらえればと思ったこともその理由です。

違和感があるかも

だだ、一巻目をお読みいただきた読者の方がそのまま二巻目を読むと違和感を覚えるはず。そのため今回のキャンペーンをどうするかは迷いに迷ったところです。

なぜなら、二巻目はその自由を取り戻す戦いを中心に描いたからです。
一作目とは視点が異なるので、混乱する人も多いと思ったからです。

そして舞台も大きく変わります。二巻目は1940年代のフランスと日本です。一巻目は日本での女性の成長、反戦運動の展開がテーマだったりもするのでその点は何卒ご留意いただければと思います。

終わりに

過去の出来事を通じて、今を生きる私たちに何が大切なのかを意識できればと思います。平和な今だからこそ、国境超えた大切なものを感じ取ってもらえれば幸いです。




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