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放射線医学まとめ

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放射線治療に関する医学(やはりがん関係が多い)
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2020年7月の記事一覧

放射線医学 腎疾患

腎細胞癌成人充実性腎腫瘍の85%は腎細胞癌 大半が多血性 CT所見 単純→正常腎より低~等濃度 造影→動脈優位相で濃染    実質~静脈相で低濃度 膨張性発育 超音波所見 等エコーが多い 大腫瘍→不均一エコー 繊維間質成分豊富・管腔形成→高エコー 管腔形成乏しい→低エコー ※経皮針生検禁忌 腎盂腫瘍内腔突出型、壁肥厚型、腎実質浸潤型に分かれる 大半が移行上皮 CT所見 腎盂壁肥厚、欠損 浸潤性発育→水腎症、無機能腎 動脈優位相→腫瘍染まらない 超音波所見 中心部エ

放射線医学 中枢神経系画像診断

画像の種類①CT 利点 撮影早い 急性期出血描出に向いている 脳卒中などで第一選択となる 欠点 被曝 組織コントラスト悪い 脳底部や下顎部のアーチファクトが多い ②MRI 利点 被曝なし 組織コントラスト良好 非造影で血管描出可能 拡散強調画像が急性期脳梗塞に有用 欠点 装置が狭い 音が大きい 対応してないペースメーカー禁忌 金属禁忌 T1強調:脳の解剖構造観察 T2強調:コントラスト FLAIR画像:動きのある水の信号を抑制したT2強調 脳室周辺の病変をみる 拡