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法医学まとめ

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#骨

法医学 形態による個人識別

年齢推定指標幼児~20歳ごろまで 骨化中心が出現 歯の石灰化、萌出時期が年齢推定に用いられる 成人 頭蓋縫合の閉塞度 恥骨結合面形態変化 咬耗状態 歯髄腔の狭窄 頭蓋の縫合加齢に応じて縫合が消失していく 冠状縫合 40~50代:側頭骨付近消失 60代:プレグマ(中心部)まで消失 70代:ほぼ消失 矢状縫合 30代:ラムダ部消失 40~50代:プレグマ部消失 60代:中央部まで消失 70代:ほぼ消失 ラムダ縫合 40代:乳様突起付近消失 50~60代:ラムダ部付近消失

法医学 個人識別概論2 骨について

白骨脊椎動物の死体が長期間放置され、腐食や風化が進み骨格だけが残された状態 骨は歯に次いで硬いことから長期間残りやすい 白骨化は 夏場では1週間~10日 冬場では数か月 水中では2~5年 土中では7~10年 人体の硬組織 歯(エナメル質、最も硬い) 骨(リン酸カルシウム) 爪(ケラチン) 毛(ケラチン) モース硬度 鉱物に対する硬さの尺度 骨は7→水晶に相当 骨の基本事項①骨が集まって骨格ができる ②骨には硬骨と軟骨がある 軟骨は長期間放置すると溶解して残らない ③