川崎にゃんくる(猫エイズキャリアは”普通”の猫!!)
うちの猫さんもFIV(猫エイズ)
突然ですが、わたしがお外から保護(2020.11)して一緒に生活しているグレは猫エイズ(FIV)陽性で、保護した当初から極度の貧血、4歳なのに体重2.2kg、先生からは発症しているとみて間違いない、と言われてきました。数週間おきになにも食べずぐったりし、そのたびにこれが最後なのかとおびえながらわらをもすがる思いで毎日通院して点滴、朝起きてグレが息をしているか確かめるという辛い日々が続きました…。しかしなんとか回復し、保護当初は一か月ももたないと言われたグレですが、保護から1年以上たち、体調を崩す頻度は減り、体重も3kgに。テレビをみるのが好きで一緒にくつろいでくれたり、首元なら撫でさせてくれるまでに(^^)体は華奢でも、目ぢからがあって、つよい生命力を感じます。猫友の皆様からのエールがわたしたちとグレの力の源になっています。いつも本当にありがとうございます‥。
すみません。前置きが長くなりましたが。
にゃんくる川崎が、猫エイズキャリアの猫さん限定の猫カフェとして再スタート(2017.4)をされたことはぼんやりと耳にしていたのですが、自分の猫が猫エイズだったことで急に思い出されました。でもグレの体調が不安定な時期は考えることすらつらく、足を運ぶ気力はありませんでした…。このところ体調を崩すことも減り安定してきたので、わたし自身、心の余裕ができたのでしょう、行きたい気持ちが強くなり、ついにうかがってきました!
お店の雰囲気
入店のシステムは、ほかのにゃんくるさんと同じです!ドリンク付きのセット料金になります。猫エイズキャリアの子がいるということでなにか制限あるのかな?(たとえばあまり激しくあそばせないでくださいとか)と思いましたが、特になにも言われませんでした!
猫さんのいるお部屋の扉をあけると・・・
なんともいえない優しい空気で満ちていました・・・!!
入って5秒後くらいに、一番最初に撮った写真がこちらです。猫さんふたりがくつろいだ様子で寄り添って、こちらを見てくれました。ようこそ、と言ってくれてるかのようでした。そしてその後ろにも猫さんたちが思い思いのかっこうでお昼寝をしていました(^^)
みんにゃすこしづつ、足や体が触れ合っていて、仲がいいんだなとすぐわかりました(^^)
ほとんどの子が寝ていて、お客様がたもしずかに壁際にすわったまま猫たちを見守っていました。目を閉じている方もいました。
「やはり猫エイズキャリアだからあまり活動的ではないのかな?」と思いながらかわいい寝顔を撮らせてもらったりしていました。
ですが、常連さんとおもわれる方がおもちゃを振りはじめると、にゃんずたちは飛んで跳ねての大興奮!!わたしの想像は大間違いでした!!ほとんどの子が寝ていたのは、単に、お昼寝タイムだっただけのようです…(笑)
それにしてもここの猫さんたちはみんにゃ仲が良くておだやかな性格の子が多いんです・・。オスの成猫さんも多数いますが、けんかはもちろんのこと意識している感じもありませんでしたし、遊んでいるときもおもちゃを取り合ったりぶつかってパンチするなどの場面もまったくなく、ごはん前のいらだちがちな時間帯ですら、興奮気味ではありますがそれぞれいい子に待っていました。猫さんたちの表情を見ていただければそれがお分かりいただけるかと思います…!
というわけで、ここからひとりづつ猫さんの紹介をしながら、お店の雰囲気をお伝えできたらと思います!
猫さん紹介
はっ!この調子で載せてると長くなりすぎる・・・たくさんの猫さんがいるのでここから1匹1枚づつに厳選します・・・
ほんとうはたくさんかわいいお写真載せたいのですが😅
いかがでしたでしょうか・・・。ほんとにほんとに、みんにゃ、それぞれ個性的で、可愛くて、いい子ですよねっ!!!
(載せられてない子もいます。ご了承ください・・)
「猫エイズキャリアは”普通”の猫。」とよく聞きますが、そうはいってもやはり通常よりは体力がなかったり毛ツヤがわるかったり活発さがなかったりするのでは?と思っていましたが、ぜんぜん、ほんとに、そんなことはありませんでした。それを自分の目で確かめ、確信することができて、本当にうかがって良かったと思います。
隔離スペースを作ることが難しい猫カフェさんだと、猫エイズキャリアの子は受け入れることが困難だったり、シェルターでもせまいケージなどに隔離せざるをえなかったりで、猫エイズキャリアの子たちが、たくさんのお友達やきょうだいといっしょに、広い空間でのびのびと生活する環境をつくるのはなかなか難しいのが現実だと思います・・・。
わたしたちがその空間におじゃまして猫さんたちと楽しい時間を過ごすことができる、ほんとうに貴重な場所だと思いました。
ぜひ一度あそびにいってみてください!!
追記:
最近の研究では、猫エイズは感染力が弱く、血がまじりあうような咬傷や外傷をともなうけんかをしなければ、唾液や母子感染もないと言われています。猫カフェでは多数の猫さんが入れ替わりもあり24時間監視もできないので念のため空間を分ける必要があり、譲渡条件も単独飼育もしくは猫エイズ同志なら可、としているところが多いかと思いますが、同じ空間で飼育しているところもあります。(そこは譲渡の直前に検査をしていますが感染した事例は一度もないそうです。また隔離も可能な室内構造で管理されています。)
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