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医書のレビュー

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がん診療や緩和ケアに役立つ本をご紹介いたします。がん治療はもちろん、症状緩和・支持療法・緩和ケアをはじめ、医療現場でのコミュニケーションなど、幅広くテーマを扱っていきます。
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#外来

書籍レビュー:また来たくなる外来

・どうして手にとったの? 2020年から初期臨床研修でも外来研修が必須になりました。思えば僕が研修医をしていた時は外来研修がなかったです。もともとコミュニケーションに苦手意識があり、外来診療に苦手意識を持ったまま専攻医になってしまいました。外来は患者さんは多いし、いろいろ起こるのに対応しないといけないしで、外来を上手にならなければと思っていました。 ・どんな本?何を学んだ?読んでどう変わった? コミュ力や性格など関係なく、誰でも明日からすぐにできる外来のコツが伝授されていま

書籍レビュー:がん診療における対話力をみがく

・本を手に取ったきっかけは? 緩和ケアの勉強をしていた時から1年くらい経ち、外来診療の成長が頭打ちな感じがしていたため、コミュニケーションスキルの勉強をまたしたいと思っていました。 特に医療コミュニケーションの指導者がいない中で、同スキルをみがくかに難しさを感じていました。 ・どんな本・どんな人におすすめ? 医療コミュニケーションは練習で上手になると言われますが、指導医に外来や面談を見てもらえるという贅沢な環境は少ないと思います。1人でも上達できるtipsを知ることができま

書籍レビュー:もったいない患者対応

今回は山本健人先生の「もったいない患者対応」を読みましたのでご紹介します。 ・どんな本・どんな人におすすめ? 外来を始めたての先生はもちろんですが、「説明が苦手でどう勉強したらいいですか?」なんて聞かれた時に後輩に勧められる一冊です。 どうなったら早めに受診したほうがいいか、術前のリスク説明、どうやって家族も含めてうまく伝えるかなど、明日からすぐに使えるtipsが満載です。 ・本を手に取ったきっかけは? タイトルに惹かれました。笑 でも、ちょっとしたコツを知っているだけで