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楽縁・・・其の二(現実受け入れず)


医師から「がん」の宣告を受けたがまったく耳から脳へ言葉が行かないが

とにかく妻へ連絡しよう 

もしもし・・・俺 「がん」なんだって・・・
あ、いやぁ、あのぉ 病理検査結果は悪性だったわぁ⤵

妻もまったく耳から脳へ言葉が行かない感じで
「そんな・・・ まさか・・・なんで・・・」と
声を震わせていた

そんな妻を励まそうと
「でも手術したら治るに違いないよ」話しを
しているが 
ほんとは自分自身に言い聞かせていた・・・

とにかく大学病院へ行ってくる・・・

大学病院へ着くなり 
早速手術の予約と入院手続が段取りよく行われる

妻も駆けつけ 担当医師からの話を聞く
担当医師から
「病名は皮膚がん(メラノーマ)です」伝えられる

このメラノーマ(悪性黒色腫)の特徴は 
とにかく転移がはやいそうで
年齢が若ければ若いほど進行のスピードがはやいらしい

担当医師から
「早急に原発(がん細胞が発生した部分)切除し、がん細胞を取り出します
また転移の有無を調べるのでセンチネルリンパ節生検を行います」

センチネルリンパ節生検とは
センチネルリンパ節とは,原発部からがん細胞が最初にたどりつくリンパ節と定義され,このセンチネルリンパ節を発見,摘出し,さらにがん細胞があるかどうか(転移の有無)を顕微鏡で調べる一連の検査をセンチネルリンパ節生検と呼びます

まぁ、とにかく先生にお任せするしかないのでよろしくお願いしますm(_ _)m

あと、がん細胞の進行を抑えるため抗がん剤治療を行っていきますと言われ
飲み薬二種類、点滴二種類 計四種類の中から1つ選んでくださいと・・・点滴は病院に通わないといけないので、とりあえず飲み薬の内一種類を選ぶ

手術を行う前に様々な検査をこなして 手術前にもうクタクタになる((+_+))

いよいよ手術当日・・・
初めての手術台に寝コロがり 名前を聞かれ
応えているうちに全身麻酔で・・・ (-_-)zzz

気が付くと手術が終わっていて病室へ移動中・・・
長時間の手術だったようだ

頭がボ―――――――ッ

病室に待機していてくれた妻の顔をみて「ホッ」とする

術後の感染症もなく順調に回復\(^o^)/

歩行もできるようになり 
担当医師から検査結果出ましたと連絡があり

「絶対に転移なんてしてないよねー」
なんて夫婦で会話しながら
妻といっしょに話を聞きにいく

担当医師から

「誠に残念ですが・・・がん細胞は転移しております」

えーーーーーーーーーーーーーーっ
エーーーーーーーーーーーーーーッ(妻)

マジですか???????
何かの間違いでは????(妻)

夫婦ともに 
まだ現実をすぐに受け入れることがまったくできなかった・・

つづく









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