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One on Oneの間違った解釈

みなさん、お疲れ様です!メカともデス!

今回は、最近流行のOne on Oneミーティングについて考察したいと思います。
以前から個人面談と言う形で、上司と部下と言う立場でのミーティングを設け、上司が部下に対して評価を行う場として用いられてきました。

この One on Oneミーティング。
いったいどのような事を話しているのでしょう?

・現在の実務内容 及び進捗
・個人スキルの伸び率
・今後の抱負
・現在の問題

こんな形の話が多いのではないでしょうか?
このような内容を聞き、上司が部下の採点をする場になっているようなミーティングがほとんどではないかと思います。
少なくとも、私の支援している会社ではそのようなミーティングが行われていました。

これは One on Oneミーティングを部下の評価の場として捉えている証です。これが現在行われている One on Oneミーティングです。

何故 評価の場として用いられるのか?

そもそも、何故 One on Oneミーティングが部下の評価の場になっているのでしょうか?

これは、上司である人が単純に無能である。と言えるかと思います。
少し厳しい言い回しになってしまっていますが、無能だと言わざる得ません。

One on Oneミーティングの一人当たりに与えられている時間は15分~30分程度です。そこでの報告が評価基準になると言う事自体がおかしいとは思いませんか?

例えば、1か月に1回のミーティングを開催したとしましょう。
1か月間、部下が仕事をしている姿を見て来ているはずです。その1か月見てきた事を反故にして15分程度のミーティングで評価する。

改めて活字にすると違和感満載ですよね。
これを そのまま解釈すれば「普段は何も見ていない」と言う事になる訳で、One on Oneミーティングの趣旨が全く分かっていない無能な上司。と言う解釈になる訳です。

このような場を判断基準としているならば、申し訳ありませんが上司として機能していない。と言う事になります。

One on Oneミーティングとは

では、One on Oneミーティングとは何のために行うミーティングなのでしょうか?私なりに調べてみました。すると、このように記載してありました。

「コーチング」
「ティーチング」
「フィードバック」

「コーチング」とは、部下に考えさせる質問を投げかける。
「ティーチング」とは、部下に教える。
「フィードバック」とは、問題点の指摘をする。

と言う事でした。
確かに、このような事は必要事項としてあると思いますが、月一や数か月に1回程度のミーティングで話す内容ではない。と、私は思っています。
極論すれば毎日このような事をしていかないと、スキルアップする速度が遅くなってしまうと考えるからです。

私が思うOne on Oneミーティングとは

「上司に対しての指摘を部下がする場」

であると思っています。
部下が査定を恐れ、上司に対して何も言えない空気感を作る事は、マネージャとして育ってもらいたい ココで言う「上司」に何の学びも無い場所を与えてしまっていると思うのです。

業務に対しては、上司が部下を指導する事は、上司のスキルが上で有るはずなので、当たり前の事であって、それを あえてOne on Oneと言う特殊な環境を作らなくても出来る行為だと思うのです。
勿論、部下の自尊心を著しく傷つけるのは得策とは言えませんので、少し気を使って、呼び出して話す程度の気の使い方は必要です。

自分の悪い所、至らない所を部下から言ってもらう場等 存在しません。しかし、そこから自分がマネージャとして一つ上に上る為には必要な意見であると言う事は知っておいた方が良い。
なぜなら、自らが若い時に経験した上司に対する思いなど忘れてしまっているのだから。

私は少し立場は違いますが、ある部署を集めると必ず言う言葉があります。

「私の至らない部分を教えてほしい。」

決められた面談を持つ事は あまりしませんが、One on Oneと言う空間を作った時には、再度至らない所を教えてほしい。思った事を教えてほしい。と話しています。

One on oneミーティングとは、普段の職場で得られない情報を もらう場である。と私は思います。
それは、部下にとっても、上司にとっても同様な事柄でなくてはならないはずです。

自らを指摘されるのは怖い事ですが、これを始めると あなたの部署の雰囲気はガラッと変わる事は間違いありません。
あなたにとっても、部下にとっても、会社にとってもWin-Winになれるはずです。

お試しアレ!

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