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市場に春がやってきた

ヨーロッパ各地を訪れるとそれぞれの町に朝市などがあり、それを見て回るのが私の旅の楽しみの一つなのですが、ここオーストリアのクラーゲンフルトも朝市文化が発達しています。地元だけではなく隣国イタリアやスロベニアの農家や個人経営者が店を連ねていて、新鮮で美味しい野菜や肉、オイルや民芸品を安い値段で手に入れられるので市日は多くの地元客で賑わいます。

クラーゲンフルトの朝市(毎週木、土曜日)、毎回大勢のお客さんで賑わっています。

クラーゲンフルト(ケルンテン州)の冬は長く、雪も他の地域に比べて多く降ります。日本で言うと東北の仙台くらいの寒さでしょうか。市場にも冬野菜が多く並び、それほど色合いもなかったのですが、今月に入ってそこに変化が出てきました!
まず、以前にはなかった種類の花々、特にチューリップがたくさん売られるようになり、お客さんたちが嬉しそうに一本一本選んでは花束を作っていました。

色とりどりのチューリップ。自分で好きな色を一本ずつ選べます。

また、イースター(復活祭)が近いため、みなぎる生命の象徴であるネコヤナギやウサギの置物、卵の飾りなどがたくさん並べられ、俄然カラフルな市場風景になっています。

ウサギのイースター飾りと、カラフルな卵の飾り。ウサギの顔の好みが欧州だなぁとしみじみ。

しかし何より私が嬉しかったのは、本格的な春の到来を告げるベアラウホ(熊ネギ)と白アスパラガスが売られていたこと!次の投稿では、このベアラウホと白アスパラガスについて書きますね。
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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