【感想】ADHDコンプレックスのための脳番地トレーニング
今回は、著:加藤俊徳さんのADHDコンプレックスのための脳番地トレーニングの感想と、読書した時にまとめたテキストを投稿する。
私にとって自分で問いを立てて、本を読み進めていく方法が最も情報が身に付く。
⚫︎今回読んだ本
⚫︎感想
「ADHDって何?」「私はADHDかもしれない」「ADHDで悩んでいる方」いろんな方に読んでもらいたい一冊だった。
本書読んで、驚いたことは、大人になってもADHDが発祥すること。脳も老化をしてADHDを引き起こすことが多いことをしった。たとえば、人間の筋肉のように使わないと老化も早いし、発達しない。筋トレをすることによって、筋肉は発達していくのように、脳でも似た現象が起こっているのだと感じた。本書で、脳番地トレーニングを紹介しているが、日々のトレーニングが大切だと深々と感じた。
脳番地を参考にしながら、自分がADHDであることと、そして自分のADHDの特性自分の特性をより解像度がより高く理解することができた。
今後も自分の特性にしっかりと向き合いながら脳番地トレーニングを実施し、脳の筋トレをしたいと思った。
(👇以下、ざっくり本書の内容を自分の視点でまとめた)
⚫︎そもそもADHDとは??
注意欠陥多動性障害と言われる発達障害の一つ。
主症状は、「不注意」「多動性」「衝動性」で、ADHDと診断される方はこのうちいずれかを持っている。
⚫︎本書の試み
本書では、脳の働きを8つに区分した脳番地という考えを軸に、脳番地ごとのトレーニングを提唱する。そのトレーニングをもとに、さまざまなADHDの症状に寄り添った形で、症状の改善を提案。
また、本書では「隠れたADHD脳」という表現を使い、ADHDが発見されにくいケースを指摘し、その隠れたADHDを3つのタイプに分けて説明している。
不注意型ADHD (多動性・衝動性を持たない)
ADHDコンプレックス(併存疾患型ADHD) (精神疾患や依存症などを併せて伴う場合)
ADHDのグレーゾンとみなされるケース (診断基準にみたないが、ところどころADHDの症状が見られる場合)
⚫︎どうやってADHDは発祥するの?
未発達または、老化により発祥する。
⚫︎どうやってADHDを診断するの?
米国精神医学学会の診断基準第5版-DSM-5からのガイドライン参照。
https://www.nise.go.jp/josa/kankobutsu/pub_b/b-180/b-180_01.pdf
(⚫︎診断結果:不注意▶︎6つ、多動性及び衝動性▶︎1つ :結果=不注意型ADHD型)
⚫︎脳番地とは
脳番地は脳の神経細胞が集まった機能集団とその構成要素である基地に住所のように番地をつけたもの。その脳番地は全部で120種類あるが、その働きのタイプによって次の8つに分類。
感情系脳番地 (感情や感性、社会性に関すること)
記憶系脳番地 (覚えたり、思い出したりすること)
思考系脳番地 (思考や判断に関すること)
理解系脳番地 (物事や言葉を理解すること)
運動系脳番地 (体を動かすことに関係すること)
聴覚系脳番地 (耳で聞くこと関係すること)
視覚系脳番地 (目で見ることに関係すること)
伝達系脳番地 (話したり伝えたりすること)
⚫︎それぞれの脳番地のトレーニング方法は?
▼記憶系
チェックする習慣をつける。 (例えばおでかけの10分前は必ず忘れ物がないか確認する)
リスト化する。 (記憶に頼らず、持ち物のリスト化をする)
時間を逆算して計画を立てる。
▼思考系
目標や目的を書いて繰り返し見る作戦 (メモなどに目標や目的などを書いておく)
目の前に使うもの以外置かない。 (勉強や仕事に支障が出るものを置かない)
両手・両足を動かす。 (書いたり、立ってみたり)
できた時のご褒美を用意する (良いご飯を食べるなど)
比べる練習をするマインドマップを作る。 (比較して選ぶ癖をつける)
▼理解系
川柳をつくてみる (言葉で状況描写をしてみる)
一箇所だけ集中して片付ける (その時一番必要な場所に限定して片付ける)
必要なものだけ選んで見える場所に置く
▼運動系
用事と用事の間に必ず隙間時間を入れる
必ず本番に近い形リハーサルをする
▼聴覚系
話の内容を図式化する。
▼視覚系
仕事の完成度を数字で把握する
▼伝達系
黙ってしまうより失敗して話してしまう方が良い (つまづきながらでも人に考えを伝えましょう)
結論から先に話す
話の手順をビジュアル化する (PPTなどを使い図式化する)
自分の言い訳を文章化して読んでみる (日記などに記して読む)
三段論法で話してみる (A=B、B=C、故にA=Cのように2つの前提からある結論を出す。話の筋書きを作って話す)
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