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【ADV-PCG】ジュペッタルナソルのレシピとThe Stambler Openの大会レポート【RS-PK】

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はじめに

 今回の記事では1月14日にTCG ONEで行われたオンライン大会の第2回「The Stambler Open」の対戦レポートと、使用したデッキについて書きます。

使用デッキ

デッキレシピ


ポケモン:15枚
1:ミュウ☆
4:カゲボウズ(PCG5)
4:ジュペッタex
1:ムチュール(PCG4)
1:ルージュラδ
2:ルナトーン(PCG2)
2:ソルロック(PCG5)
1:ミュウδ
2:ホロンのコイル

サポーター:15枚(トランシーバー込み19枚)
4:ホロンの導師
2:ホロンの冒険家
2:ホロンの科学者
3:ダイゴのアドバイス
4:ロケット団の幹部

トレーナー:11枚
4:ホロンのトランシーバー
1:そっくり!テレポーター
1:エネルギーつけかえ
1:ポケモン回収装置
4:ポケモンリバース

スタジアム:4枚
4:クリスタルビーチ

エネルギー:12枚(コイル込み14枚)
4:超エネルギー
4:ワープエネルギー
4:レインボーエネルギー

概要とデッキ選択理由

ジュペッタexのデッキについては以前のブログで記事を書いたことがあるので基本的な動きや別タイプのレシピはこちらをご覧ください。

https://82725.diarynote.jp/201510252205328777/

日本ではジュペッタexデッキといえばジュペラミといっても過言ではないほど高い採用率を誇っていますが、今回はデッキスペース・ベンチスペースの両方が厳しく採用しませんでした。
このレシピ特有の要素はこれから触れますが、どちらかが上位互換ということはなくそれぞれ有利不利な相手が若干異なるという感じです。ミラーマッチはリムーブの差で前回のレシピの方が有利にも思えます。

今回ジュペッタを使おうと思った理由は、
・1週間前の大会でカイリキーが優勝したため、それに類する闘ポケモンがメインのデッキがある程度いると考え、それらに有利になりやすい

・同じくマルレアコロロのエネコロロやピジョットの使用率が高かったのでソルロックを使おうと考え、よくルナソルが入るデッキの中ではデッキパワーが高い

・ラッタをはじめとしたロックデッキは今回もいると考え、その対策カードを入れても本来のパフォーマンスが落ちにくい

といったことが挙げられます。
また今回は普段使っている自宅のPCではなくタブレットを使っての出場を求められる日程で、操作や盤面の把握がしにくい環境だったのであまり複雑ではないというところも加味しました。

採用カード解説

・ルナトーン(PCG2)
ソルロックはサイド落ちやマジハンなどで1体突破されて機能停止するのを避けたかったので2枚ずつ採用することにしました。
超ルナトーンもトレーナーをサーチできるので強いところがありますが「ムーンライト」で攻撃できず縛られやすいソルロックを逃がせること、「みらいよち」でオドシシに邪魔されずに欲しいカードを引けること、「ダイレクトビーム」でラッタやオドシシを倒せることがあっていると考えこちらを入れました。
・ミュウ☆
主な理由は相手のラッタの「ひろってくる」をまねることでつけかえ、そっテレ、ワープエネなどを回収してロックを解除するためです。他の「まねる」ポケモンと比べてラッタがベンチにいても使えるのが強みです。
ジュペッタデッキによく入っているサンダース☆が縛られやすく入れづらかったのもちょうどよかったです。ミラーで「かげのじゅもん」を使えるのも強いですがあくまで副次的なものと考えています。
・ミュウδ
ジュペッタが苦手でよく使われそうなジュカインδを最も倒しやすいため採用しました。ルージュラで逃げる0になるタイプでラッタのワザもコピーできるので様々な点で優れています。

・エネルギーつけかえ
2エネワザしか持っていないジュペッタはマジハンでエネルギーを0にされて逆転されることがよくあります。それに対して超エネが1枚場にあればすぐにワザを使うことができます。他に入っているトレーナーを組み合わせることで急にミュウが攻撃することもできるのでロック耐性を持たせられます。

・クリスタルビーチ
暴風や他のスタジアムと迷いましたが、ニドクインやカメルギアなど微妙な相性の相手に対して勝率をあげられるかと思い採用しました。相手にもこれを壊せるカードが入っていますがソルロックと合わせて対処できるカードを引きづらくさせています。

・ワープエネルギー
もともとシャドームーブと相性がよくデッキに入るカードでしたが、様々な妨害に対して有効なため4枚フルで採用しました。トラッシュに落とせればミミクリーで相手の回収ワザをコピーして再利用できます。

他の採用候補カード

多くのカードが入れたいがスペースがないという状況です。

・ジュペッタ(しんぴのまもり)
一部の相手に強くなりますが、今回意識していたロックデッキやピジョット・エネコロロを使うデッキにはあまり有効ではないと判断しました。ロックデッキ対策で「デュアルオーラ」を入れる相手が多いとも少し思いました。

・エネルギーリムーブ
ミラーをはじめ多くの相性が五分五分に近い相手に勝つのに使いたいカードです。今回はルナソルやロック対策を厚くし、リバースはジュカインδを倒すのに抜けなかったので泣く泣く外すことになりました。

・暴風
ビーチと比べて封印の結晶も捨てられるのが強く、この大会に向けて構築を見直すまでは入れていましたがW虹やホロンのポケモンを使う相手に事故勝ちを狙うのを優先しました。

対戦レポート

大会結果と参加者のデッキレシピはこちらから見られます!

予選

1回戦 トドゼルガex ○
序盤からスムーズにジュペッタとルナソル、ルージュラを展開し先行することができました。苦手なアイスバリアをもつラティオスδも1エネついたところでリバースで表を出し倒します。
その後トドゼルガが出てきてサイド差で押し切れるかどうかといったところでしたが、接続障害で相手がプレイできず、持ち時間がなくなってターンが回ってきてしまいました。今回のシミュレーターは自動でドローが進んでしまい戻せず申し訳ありませんがそのまま進めさせていただきました……。

2回戦 ジュカイン3種 ○
自分もよく使っているデッキタイプで、練習以外でジュペッタ側を使っていたことはほとんどなかったので新鮮な感じがしました!
初手からジュペッタとルナソルを展開しサイドを先行します。ジュカインδに向けてミュウδなども準備することができ、しっぽビンタも裏で気絶することなく勝てました。

3回戦 ジュペッタルナソル ×
相手が先攻でかくせいを使ってきたのに対してこちらは弱点のミュウ☆スタートで、カゲボウズに入れ替えられず出遅れてしまいます。
多少リスクを負ってでも殴り合いに出ないといけないと思い相手のジュペッタの前でかくせいをして耐えるのに賭けますが、サンダース☆とホロンサポでサポーターを捨てられてきぜつしてしまいます。これでさらに差がひらいてしまい、幹部で事故を狙うしかありませんが暴風を抜いてしまったためまもりのかけらをつけられたジュペッタを倒すこともできず完敗しました。

4回戦 サーナイトδピジョット ○
もともと有利なデッキタイプで、ルナソルやクリスタルビーチで妨害しながらジュペッタでサイドを先行していきます。
途中アイスバリアで止められてしまいましたが、ルージュラで逃げ回りながら2体のシャドームーブで回復しながらラティオスにダメカンをためます。最終的に切り株でトラッシュされてしまいきぜつさせることはできませんでしたが、場からいなくはなったので他のポケモンを倒して勝てました。

5回戦 ラティexδミュウツーδほか ○
超抵抗のあるラティアス☆とラティアスexに加え、フェローブーストによる加速でスピードも速いため厳しそうな相手でした。
エネのついたポケモンを先に倒されないようにベンチで温存するようにし、アイスバリアに対しては逃げ回りながらシャドームーブでダメージを返していきます。しかし殴り合いは不利でサイドを先行されていき、幹部での事故にかけることになってしまいます。
クリスタルビーチを捨てられつつポワルンを貼られたら負けというターンが続いたものの、純粋なドローをするサポーターが山に残っていなかったようでラプラスや漂流者を持たれていてもとどめをさされずにすみ、逆転して勝つことができました。

6回戦 バンギマイン ×
色的に厳しい相手で、相手は順調に展開してきて事故にも期待できそうにありませんでした。
序盤にシャドームーブを使えればサナギラスを倒せるターンがありましたが、封印の結晶をつけられてしまいとどめを刺すことができません。結局バンギラスが2体立ってしまい、1体倒したところでこちらのエネルギーが続かず後続が途切れてしまい負けてしまいました。

7回戦 ドードリオ化石ほか ○
ジュペッタでサイドを取りつつ、妨害を受けたらミミクリーでマイナンのかぎわけるを使ってトレーナーを回収もしてロックがかかりづらいようにして進めていきます。
相手の引きがあまりよくないようで幹部を全部使われている状態で残りサイド1枚まで引くことができ、ミュウδで相手のパワーリベンジを返せる手札が揃っていて勝てました。

結局5勝2敗で、オポネントで8位となりぎりぎり本戦に進むことができました。上がれなくてもまったくおかしくありませんでしたが色々な面で運がとてもよかったです。

本戦

1回戦 ラッタロック ○○
1戦目の序盤はジュペッタで攻撃する準備をします。ルナソルを縛られるのを警戒してルージュラと2体目のジュペッタを用意しますが、後攻1ターン目にたったピジョットにうまく展開されているように感じたので失敗したかもしれません。
妨害されながらも最初のジュペッタでサイドをとっていき、ロックから抜けるのに役立つカードがトラッシュに複数枚おちたらミミクリーでひろってくるを使ってリソースを回復させます。
少しずつサイドを取っていくものの終盤に幹部で手札を削られます。数ターンバトル場にしばられているムチュールを回収装置からベイビィ進化させて逃げるかワープエネを引けば勝ちという場面で引けず、その後倒されてミュウδがジュカインδを倒せる色エネを持っているかという場面になりそれは持っていたので勝てました。

2戦目は前の戦いをうけてジュペッタは1体にしルナソルを展開します。同じくかげのじゅもんでサイドを取りつつミミクリーでリソース回復を図りますが、先ほどは切り株で途中トラッシュすることになったルージュラにマジハンでエネを固められます。1戦目をうけてラッタが場にいないことが増えたためほのおパンチやヤミカラスのワザをまねて使うターンが増えます。
マッハサーチを止めているおかげか少しずつサイドを取ることができ、残り2枚のサイドをリバースが表なら相手のジュカインδをそっテレで出したミュウδで倒せる局面になりましたが3連続裏で勝ち切ることができません。
その後数ターンミミクリー拾ってくるでエネルギーとリバースを回収しリバースが表なら勝ちの場面が続きますが裏が出続けとどめを刺すことができません。中盤にルージュラでキモリを倒そうと使ったのも裏だったので8連続くらい裏になっていたように思います。
レインボーエネを何度もつけたためルナトーンが気絶し、ミミクリーパワーリベンジで70のヤミカラスが倒せるようになります。残り時間や自分の山札が減ってきたためリスクはありますがリバースのプランはあきらめて倒すことにします。返しの相手の行動しだいといったところでしたが無事攻撃できる場だったので勝ち切ることができました。


準決勝 オドシシレック ×○×
1戦目はルナトーンやジュペッタでオドシシやマイナンの突破を狙いますが、序盤のリムーブで表が続きなかなか攻撃に移ることができません。ミミクリーかぎわけるでエネルギーを中心に必要なカードを回収しますが、ポイントショートでダメージを貯められます。
後半になってシャドームーブ2回とかげのじゅもんでレックδも一撃で倒せるようになりましたが、幹部と一緒に出されたほこらやマイナンのボディーボルトでやられるような50ずつダメージを受けているポケモンがたまってしまいサイドを先に取りきられて負けました。

2戦目は相手の初手がマイナンのみで、サポ無しの事故を起こしていました。チャンスでしたがこちらはエネルギーが引けず、冒険家で超かレインボーを引けば勝ちのところでも引くことができません。
漂流者を引かれ次にたねを出されるところで一番多くカードを引ける幹部でエネを引くのに賭けて、なんとか無事に引けて勝ち。

3戦目はコイルスタートをしてしまい、スムーズに攻撃にはいれない間につきおどすを連打され事故気味になってしまいます。さらにリムーブが連続で表になってしまい次にかげのじゅもんが使えないターンが生まれてしまい、レックδがその隙に先制攻撃をしてきます。これで大きな差をつけられてしまい完敗しました。

結果ベスト4となりました。
今回は40人以上も参加者がいたのでそれも加味すると上出来だといえるのですが、ここまで来たら優勝したかった思いもあります。

反省点

まずよかったところをあげるとロックデッキや化石デッキ相手におおむね狙い通りの動きをして勝つことができたところでしょうか。

悪かったところをあげるとするとジュペッタ自身が有利に戦える相手がサーナイトの1回くらいで、メインポケモンの選定はあまりよくなかったかもしれないところです。ロックや化石に強くした別のメインポケモンを使うデッキの方が勝ちやすかったようにも思います。
構築もずれていて、特にクリスタルビーチが暴風砂漠の遺跡など別のほこら対策カードの方がよさそうでした。暴風は封印の結晶やまもりのたまを捨てたい場面が多かったですし、砂漠の遺跡はレックδやラティオスδを倒しやすくなります。また今までサイド1枚は普通に取られていたため気になりませんでしたが、サイドを1枚も引いてこないラッタロックのジュカインδは砂漠で20与えておくとリバース1表のみで倒せるようになるので楽になりそうです。
また狙いのロック系デッキに勝てたからよかったものの、ハギ老人の思いやりもあればより安定しそうでした。ルージュラなどにエネルギーを固められたのをリセットできます。本来の動きと全く合っていないのは気になりますが、一応かげのじゅもんのダメージ追加にはなるので序盤に捨てれば全くの無駄にはなりません。しんぴのまもりジュペッタもミラーやラティオスδ相手に後手を引いたときにあれば逆転できる可能性がありそうでした。
予選で負けたジュペッタミラー、バンギマインと本戦で負けたオドシシレックはどれも対策が行き届いていない相手たちで、使い手も各プレイヤーといえばこれというもので非常にレベルが高かったので負けてしまったのも当然でした。

自分の他にもジュペッタを使った参加者は3人いてみな勝ち越していたのでデッキ選択はそこまで悪くなかったと思いますが、優勝するのまでは難しかったかもしれません。

おわりに

 ジュペッタexデッキはフリー対戦などでは継続的に使っていたのですが、大会の場で使ったことはほとんどなく2007夏のパルシティの大会以来だったかもしれません。デッキ記事もかなり古いものだったのでこの機会に触れられてよかったです。
 簡単な大会全体の振り返り記事もでき次第投稿しますのでよかったらそちらもご覧ください!


・PCGデッキのまとめ


※サムネイル画像は Piplup@TheAquaPiplup さんが作ってくれました!
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※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

※カード画像やデッキレシピ画像は
「ポケモンカード旧シリーズ検索 様」
https://pcg-search.com/card/search.php
のものを使用させていただいているものがあります。


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