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正義感の津波

在宅勤務9週間目の糖質制限解除してしまったブタです。

SNSは強烈です。わかりやすいニュースだとKing Gnu井口さんのバッシングや岡村さんへのバッシング、沢山ありました。昨日も今日も明日も誰かが匿名で誰かを叩く。「その音が響き渡れば」…な感じですね。

正義感の強い人が多いんだな、と感じるわけです。これは間違っているからこうするべきだ、と訴えかける人も多いですね。怒ってくださいなんて言ってないのに関係ないことで怒る人も多いですね。詮索して催促して拡散する人も多いです。前回初投稿したノートにも書きましたが、SNSでの発言はその人本人の影響力に関係なく発信サイズが同一単位かつ複数なのが怖いところです。

この無限な正義感を私は正義感の津波と感じます。津波が到達したら、足を取られてしまってもう身動きは取れません。ただただ、「〜するべきだ」「〜しろ」「〜するな」という濁流に飲み込まれていきます。

何が悲しいって、その津波の一滴を私も、私の友達だと思っている人も、全然知らない誰かも、無意識のうちにポツリポツリたらしてしまっていることです。しかも今の時世であれば大概の人が自宅で、ひとり、スマホから。

津波になってしまった正義感はもはや人を守れるものとは限らない。

その津波が引いたあと、元通りになるには時間がかかる。もしくはもう元には戻らないかもしれない。物理的な津波後を経験した私の感想です。

もし私やあなたがムッとしたとき、「〜すべき」とか「〜しろ」と強い言葉じりを使ってしまいそうなときには、せめてその言葉の所在の確かさと責任を持って発してほしい。断片的に物事を切り取らず、あらゆる出来事の総体を捉えてほしい。そう祈ります。

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