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外付けDNA論

突然ですが、みなさんは人類の強みはなんだと思いますか?

私は、外付けオプションで身体の機能を拡張していける点だと考えています。

たとえば、
人類は、隼のように速く飛べませんが、飛行機を翼にして彼等より速く飛べます。
チーターのように速く走れませんが、車を足にして彼等より速く走れます。
狼のような鋭い牙もありませんが、刀剣を牙にして彼等より殺傷力を持てます。
つまり、人類は身体の基本スペックで他の生物に劣っていても、外付けオプションで機能を拡張し彼等を超えることができるわけです。

オプション

では、
外付けの翼、外付けの足、外付けの牙と数ある外付けオプションの中で、人類の優位性を決定付けるオプションはなんでしょうか?

私は、個々の人類が獲得した知識や経験をアウトプットしたもの。つまり、文字をはじめ、複製、転写、翻訳が可能な形で体外に保存された情報こそが人類の優位性を決定付ける外付けオプションであり、『外付けDNA』と呼ぶべきものだと考えています。
体内に保存された情報(DNA)を複製する。または、RNAが情報を転写、翻訳して様々な機能を持つ『プロテイン(タンパク質)』を作り出す。
この生物にとっての基本工程であるセントラルドグマを、人類は身体の外に拡張しました。
体外に保存された情報を複製する。または、人類が情報を脳に転写、翻訳して飛行する機能を持つ『プレイン(飛行機)』を作り出す。
完全に一致です。

セントラルドグマ

DNAを身体の外に持ち、セントラルドグマを体外で実行する。その優位性は語るまでもないでしょう。
種の進化とは基本的にDNAの進化なわけですが、体内のDNAを意識的に進化させることは困難です。
空を飛ばないただの豚が、空を自由に飛びたいと願っても、『Death and Rebirth』で翼が生えてくるのを信じて世代を重ねるしかありません。
しかし、人類は体外のDNAを意識的に進化させることが可能であり、その進化したDNAを基に翼を生み出し、世代を重ねず飛躍することができるのです。

飛ばないブタ

当然、
DNAを身体の外に持つということは、メリットばかりではありません。
幾ら体外のDNAが進化しても、体内のDNAは進化していないわけですから、たとえアルベルト・アインシュタイン以上の天才であっても無人島で生まれ育てば原始人です。
つまり、私達が人類の進化の恩恵に与るためには、生まれた後に外付けDNAを取り込む必要があり、また、人類の更なる進化のためには、
外付けDNAへのアクセスによりアップグレードされた現代人が、独自に獲得した知識や経験をアウトプットし、外付けDNAをアップデートする』
上記のサイクルを回す必要があるわけです。

サイクル

長々と語りましたが、
この考えが、『株式会社宏幸』と『感謝×HUNTER』を立ち上げた私の原点で、
今、noteでアウトプットしている理由でもあります。
要は、
最新の情報にアクセスしてキャッチアップするのは大事!
自分の考えや経験をアウトプットするのは大事!
ということですね。

『少子化』から『気候変動』まで、私達が直面している問題は数多く、今後も様々な問題にぶつかるはずですが、取り巻く環境の変化に対応するための鍵は、太古の時代から変わらず進化することです。
微力ながら、私も人類の進化に寄与していければと願っています。

(最後に、弊社ホームページへのリンクを貼っておきます。万が一、ご興味を持っていただけましたらご確認ください。)


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