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10月16日ゲームレポート

 2021年10月16日、たけびしスタジアム京都にてDiv.1 Aブロックの第二節が行われた。有観客試合として開催され、会場は終始歓声に包まれた。
 
■第一試合
桃山学院大学 Thundering Legion Lions(0勝1敗) vs
神戸大学 RAVENS(0勝1敗)


神戸大はオフェンス最初のプレーでファンブルをしてしまうと、桃山学院大DL#94 金沢壮(3年)がリカバー。G前40ydからの攻撃権を得た桃山学院大は、RB#21 東浦悠希(4年)の17ydランで大きく前進すると、RB#27 村上巧(4年)のランでTD、先制点をあげた。

追う展開になったかと思われた神戸大だったが、すぐさまQB#9 馬庭功平(4年)からWR#12 橋本侑磨(3年)への67ydパスでTDを成功させる。
桃山学院大は続くキックオフリターンでR#21 東浦が33ydを返すと、QB#11 木村道正(2年)からWR#14 内海晃輔(4年)への46ydパスでTD。取られた分をすぐに取り返した形となった。

第2Q、神戸大はリバースプレーでRB#32 森分優人(4年・主将)が13ydを獲得すると、相手の反則もありG前15ydへ。最後はQB#9 馬庭からWR#12 橋本へのパスで2本目のTDを決めた。同点として試合を折り返す。

神戸大は第3QにもQB#9 馬庭からWR#12 橋本へ40ydTDパスを成功させた。一方の桃山学院大は、パントフォーメーションからのP/RB#21 東浦の18ydラン、そしてQB#11 木村からのトスを受けたRB#21 東浦がさらに23ydランを重ね敵陣に攻め込むも、反則を繰り返してしまい得点には繋げられなかった。

第4Q、神戸大RB#32 森分のランで大きく前進すると、センターから直接スナップを受けたRB#22 渡辺大智(3年)が42ydを走り抜けTD。OLがしつこいブロックで走路を開け、エンドゾーンへの道を作った。終盤にはDB#34 伊原昂紀(1年)がインターセプトから34ydをリターンしてチャンスメイク。RB#22 渡辺のランでさらに追加点をあげた。試合を終えて14-35、神戸大が勝利した。

試合後、神戸大の矢野川ヘッドコーチは、「最初のオフェンスでミスがあり浮き足立ってしまったが、雰囲気は悪くなかった。前節より、思い切ったプレーが出来ていたと思う。今日は通ると思ったパスを用意してきていた。パンター(#98 小林真人(4年))が良いので、フィールドポジションばかりを気にする事なく、点を取りに行くオフェンスが出来る。」とコメント。次節については、「やるべきフットボールを遂行して勝ち、選手権トーナメントへの道を残したい。」と話した。
 
■第二試合
立命館大学 PANTHERS (1勝0敗)vs
近畿大学 KINDAI BIG BLUE(1勝0敗)


第1Qでは立命館大、近畿大ともに目立った前進がないまま攻守交代が続いていたが、終盤、立命館大QB#9 野沢研(4年)からWR#6 後藤黎(3年)へ33ydのパスを通すと、RB#4 平松的(いくは 3年)のランでTDを決めた。

第2Q中盤、立命館大は4thダウンでギャンブルを試みて成功させ、流れを作る。QB#9 野沢からRB#21 元古耀介(3年)へのパスで14yd、WR#82 平井瑛登(3年)へのパスで13yd獲得し、最後はRB#21 元古のダイブでTD。追加点をあげる。

近畿大は、QB#11 中井琉来愛(るくあ 3年)からWR#17 福山準弥(3年)へのパスや、QB#0 清水大和(3年)のラン、DL#9 梅本竜也(3年)のパスカット、DL#5 山下凌(4年)のロスタックルなど光るプレーは見られたが、リズムを掴むことが出来ないまま前半を終えた。

立命館大は、第3Qでは三人のRB#21 元古、#7 平浩希(4年・主将)、#32 田名部怜央(4年)のランと、QB#9 野沢のキープを織り交ぜ、TDに繋げる。
さらに第4Qには、立命館大QB#19 宇野瑛祐(2年)と#10 庭山大空(2年)が出場。#19 宇野は20ydパス、14ydパスなどを通し前進に貢献して追加点に繋げ、#10 庭山は15ydパス、そして22ydTDパスを決めるなど、活躍をみせた。近畿大は後半にも得点することは出来なかった。立命館大は、DLを筆頭に堅い守りをみせつけ、42-0で、前節に続き完封で勝利した。

立命館大の古橋監督は、「まだまだ内容としては良くない部分がある。普段から、もっと具体的に何が良くないかを考えながら練習するよう、(試合後の)ハドルで伝えた。また、全体的に上手くやろうとしすぎている。QB#9 野沢も今日はちょっとボールが浮いていた。」と、勝利後も第一声で反省点をあげた。一方でディフェンスについては、「運動量が増えてきている。今年LBやDBが新しいメンバーに総入替になって選手たちが不安がっていたが、今日でちょっとは自信が付いたのではないか。」と前向きなコメントを残した。
 
第二節を終えてAブロックは、立命館大2勝、神戸大1勝1敗、近畿大1勝1敗、桃山学院大2敗。

次節では、10月30日に近畿大と桃山学院大が、31日に神戸大と立命館大がそれぞれ対戦する。
 
記事:高田妃菜(KCAFLオフィシャル)

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