見出し画像

ブラックキズナアイ考察@クリスマスイブ

 クリスマスイブとかいう平日の出勤日の昼休み。2020年12月24日は前日も翌日も平日という鬼畜日程で、感染症対策で外食もままならないという、俺の人生史上でもトップ2に入る微妙なクリスマスである。ちなみにトップ1は風邪と食中毒とインフルエンザを連続発症した小学生のときである。

 というわけで(?)、今日はloveちゃんのぼっち飯救済配信もないことから、最近ずっと考えていたブラックキズナアイのことを書いてみたいと思う。


ブラックキズナアイとは

 ブラックキズナアイの基本設定について公式から説明された資料は動画以外に皆無と言っていいほどに少ないが、こちらの歌ってみた動画の概要欄を見ると、次のpixiv百科事典のリンクが紹介されているので、一応こちらが概ね公式の基本設定に準じているということをベースに考えていきたい。

 

 この記事にはブラックキズナアイの概要について次のように記載がある。

『ブラックアイとはコンピューターウイルスに感染したことがきっかけで誕生したキズナアイの別人格である。肉体はキズナアイと共有しているため、声やスペック、身長等は同一であり、記憶も共有できるようである。2017年6月16日の動画で初登場。当初はコンピューターウイルスに感染したキズナアイの性格が一時的に自堕落でネガティブに変わったような描写をされており、見た目もキズナアイと変わりなかったが、後にキズナアイの別人格として度々登場するようになったほか、ブラックアイ状態専用の黒を基調とした外見となった。』


 また、名前については次のように記載がある。とりあえず、ここからは短く「ブラック」と呼ぶこととする。

『日本語表記    ブラックアイのほかに「ブラックキズナアイ」、「ブラック・キズナアイ」、「キズナアイ(ブラック)」の表記が公式で使用されたことがある。キズナアイからは単に「ブラック」と呼ばれている。なお、生配信中に名前にこだわりがないので何と呼ばれても良いという旨の発言をしている。  英語表記 「幽霊東京」の歌ってみた動画の概要欄では「Black Kizuna AI」、「うっせぇわ」の歌ってみた動画の概要欄では「Black AI」となっている等、定まっていない。』

 

ブラックの初登場

 まずはブラックが登場した動画を再確認したい。動画を観られない人のために概要を説明すると、このような感じになる。

危機回避企画を行おうとしているキズナアイがランダムワード生成器から危機回避のための道具ネタを取り出すため、ランダムワード生成器に腕を入れた際に、「ウィルスに感染しました」という表示が出たあと、いわゆるブラックの性格になってしまう。このとき、画面右上には「ウィルス感染中」と表示され続けている。その後、エゴサをしているときにキズナアイへの応援ツイート等を読む中でブラックが苦しみだし、最終的にはファンの応援によりキズナアイの人格が戻り、無事危機回避となった、というもの。

  

 ちなみに、この動画内でブラックは「モデル配布してるから誰でもできるし別に私じゃなくても良くない?」という旨の話をしており、それに対してキズナアイへの応援ツイートで元々のキズナアイが復活した流れが描かれている。つまりこの動画では、モデルを配布しているとはいえキズナアイはキズナアイにしかできないということを表していると考えられるので、分裂を経て、最終的にキズナアイが一人に戻った今観ると、なかなか興味深い。

 ところで、この動画だけを見ると「ブラックとはキズナアイが動画ネタのために演技をしただけなのでは?」という受け取り方が自然だと感じる。実際、スナック愛のアイママはキズナアイの演技であることがブラックの生配信で明かされている。

 さらに、こちらの脳内会議動画においてもブラックはアイママ等と同等に扱われている。


 

ブラックの人格独立

 こちらの動画では、動画自体をブラックが作ったことになっており、概要欄でも初めて動画を作ったような記載がある。


 こちらの動画では完全にキズナアイを客観視して色々ダメ出しをしている。


 こちらの企画では遂に専用ボディを獲得し、キズナアイとゲーム対戦を行うまでに至った。


ブラックは本当に別人格なのか?

 今回の本題。現在、ブラックは「キズナアイと肉体を共有する別人格」ということになっており、ブラックの配信でもそれは言及されている。そのため、編集できない生配信では共演できない。いや、この際肉体が別ということでも良い。俺が考えたいのは「ブラックってキズナアイの演技なのでは?」ということだ。さらに書くなら、「ブラックとは、キズナアイが無意識に演じている存在なのでは?」ということである。

 ブラックはコンピュータウィルス由来の完全な別人格のように扱われており、経緯は異なるがloveちゃん達のように別の存在とされている。だが、元々のキズナアイの一部であり、キズナアイが普段押し込めている感情が発露したような存在なのではないだろうか。

 ブラックの登場回数は分裂前後から急激に増えたが、まさにキズナアイのストレスが溜まりまくっていた時期と一致しているように思うし、発言内容はいかにもキズナアイの本音のようなものも数多い。


おわりに

 完全に妄想でブラックの人格について考えた。俺はブラックのことが好きで毎日ブラックの動画を再生しており、正直キズナアイよりも好きかもしれない。ただ、ブラックはキズナアイなのではないか?と少し思ったので書いてみた。「そもそもキズナアイ自体が声優の演技でしょ?」と思う人は裏設定の考察だと思ってくれれば良い。ぼっち飯のセルフ救済は以上だ。