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転職について本気で話す③活動の流れ

転職活動の流れ

準備は出来ましたかね?前回もお伝えした通り、
転職活動は辞める時期に合わせて活動も進めますが、3月末に退職するのであれば、12月ごろから動き始めるのがベストだと思います。
3月末で辞める人はあなた以外にもたくさんいます。
それを考えると、1月ごろに退職宣言をしている人がいるとしましょう。
人が辞める職場では新たに補充をしなければなりません。
1月ごろには求人情報が少しずつ出てきます。
その1ヶ月前から網を張っておきましょう。転職先の業界企業を前情報として調べておく、という事です。


転職活動は前段階・準備段階が大事

前に話しましたが、大企業の駒として人生を経験するのは、少しリスクがあります。
近年は労働環境や終身雇用制度の変化から「個の時代」になっていると思います。
企業の中の一員では、経験することが少なければ成長もしにくいというところがあります。
大企業で終身雇用があればよいですよ、TOYOTAが「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と言っているので他人ごとではないということを認識しておきましょう。

個の時代を生き抜ける人は、市場価値が高いですね。
「個の時代」とは、会社員の集まりが当たり前の今から、一人ひとりの人材としての価値が重要となり、個人へ仕事のアサインされることも増えてきています。SNSやインターネットの動きが大きくなってきたからこそ、個人としての自分が
これから本格的に個の時代になってくると、
スキルなし、人脈がない、実績も経験もない人材で終わってしまいます。

結局何が言いたいのか。
今勤めている現場、やめることを全く考えていない場合でも経験を積んでください。
転職する場合だとなおさら、経験を積む。職務履歴書でアピールできるような内容の経験・実績があるとよいですね。

職務履歴書の話

さて、職務履歴書の話をしたいと思います。
前回話した通り、職務履歴書は一度社会人になっている人では必ず作成するものになります
新卒就活でいうESのようなものになります。
記載する内容として、

〇氏名・日付
〇経歴要約
〇職務履歴(記載方法は様々です。)
〇活かせるスキル
〇自己PR
〇免許・資格

は最低限入れるようになっています。最近ではネット上にフォーマットも存在していますので、そちらを参考に、自分自身のアピールできるところを前面に出してほしいですね。
職務履歴は、業種によって実績が残せないようなところもあるので、それに対応した職務履歴のフォーマットがあります。管理栄養士の現場では実績として残せるものがないので、そちらのフォーマットを使用することになると思います。
難しく考えずに、ESを作成する気持ちで、客観的に自分をとらえてみてください。

この職務履歴書で今までの経験、実績、身につけたスキルを記載しましょう。
今までなんとなく目的や目標なく業務に臨んでいた場合は少し難しいかもしれません。
やめると決めていても、今の現場で学べる事、経験できることは少しでも多くやってください。

現場内完結型の成長は危ない

本当に大事なので、何回も繰り返しました。最近の20代はただなんとなく業務を進めていくという人が多いと感じています。
日々の業務をこなして、お給料をもらう。自分にとってプラスになるような、成長できるような環境に自ら晒されにいくことが少ない人が多いと思います。
悪いことではないですが、個の時代を生き抜いていくうえでリスクとなります。
また、現場内だけで様々な経験、成長をする人も一度立ち止まってほしいです。
現場で業務をこなすということは、現場内のことだけしかわからない。現場外での常識、非常識もわからないようになります。
もちろん、成長できるのであればよいです。ただ、現場でやっていること、教えていることが正しいのかわからない状態のまま成長してしまうということが怖いということです。

例えば、介護施設で認知症が進んできた、ご飯が進まない場合は食形態を落として食べられるようにします。

これは間違いですが、それを何度も経験してしまうとそれが当たり前の知識・技術が身に付いてしまいます。
認知症が進んできたら、食事と認識できていない、お昼の時間帯だとわかっていないかもしれないため、声掛けから始める、
目線が低くてお膳が見えなければ椅子や机の高さを調整して食事食事の環境を整えてあげる
私の認識では、食形態を落とすのは最終手段です。
そんな簡単に人の食事を変更してはいけないですよね。食形態を戻すことは本当に困難です。腕のある管理栄養士をはじめとした多職種でやっと出来るくらいですから。

いろいろな現場を経験して入ればこのような認識も持てるようになります。
転職はリスクもあるので推奨するわけではないですが、現場だけでなく、講演会に参加したり、人脈を広げる、企業セミナーに参加する。こういうことから始めればよいです。
視野が狭くなるだけですね。今一度、自分はどこまで考えて業務にあたっているか考えてみてください。


最後に 転職活動で大事なこと

転職活動では何を重視しますか?
給与面、業務内容、通勤時間、福利厚生、管理栄養士の立ち位置

様々な条件があり、それを比較していかなければいけません。
避けてほしいのが、現職との比較です。
つまり、何をするにも客観的に物事をみてほしいということですね。
今までの知識や経験だけで条件を見ていくと、良い条件はいくつもあると思います。
それは世間的に見て、管理栄養士の現場から見て、どういう感じか、しっかり考えてみてほしいと思います。
ここでは求人情報の見方や探し方はお伝え出来ませんが、あなたにとってプラスになるように人生を動かしていってほしいです。
管理栄養士は栄養の管理をすることが主です。それに付帯する業務もたくさんついていきますが、それに追われて栄養管理がおろそかになるようであればダメです。

管理栄養士として、良い現場を選び、良い経験をしていってください。

今日はここまで、転職の話はおしまいです。


★はにわ★

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