還暦ゴルファーの共生記　「転院後初の定期検診へ」

還暦ゴルファー

2024年5月25日 22:24

こんばんは。還暦ゴルファーです。
今日も沖縄は雨。
昼間は豪雨で、あっという間に学校のグラウンドはプールの様になりました。

宜野座カントリーでゴル友夫妻と２ラウンドした翌日は、Dr.が４月に異動された先での初めての診察でした。この日、梅雨入りとなった沖縄は朝から雨。PET検査でお世話になった病院の系列で、場所も近く。自宅からは１時間と少しの距離です。

受付を済ませ、血液検査の後に血液内科の待合室へ行くと、ボードには担当Dr.の他にも見覚えのあるお名前が。

気になって前の病院をwebで調べてみると、血液内科が無くなっているではありませんか。。
唯一、水曜日の午前中に私の担当Dr.が非常勤で外来診療のみを続けておられる様子です。

お話を伺った１月地点では、他のDr.に引き継いで頂く選択肢もあったので、それ以降に何かがあったのでしょう。５名ほどいらっしゃったDr.が全ていなくなるなんて。。

沖縄で２つしかない骨髄移植施設と無菌室を備えていたので、無くなってしまう事態は想像もしていませんでした。

転院出来ない患者さんの為に週一回の非常勤勤務を続けられるのが、私の担当Dr.だという事に「やっぱり」との思いを強くしました。

患者の立場に立った思考をされるDr.ならではだと思います。

新しい病院でも、相変わらず一人に掛ける時間が長くて、担当Dr.の診察室だけ別の時間が流れている様です。私の前の方は30分以上出て来ませんでした。でもね。恐らくどの方も似たような病状に違いないと思うのです。

私が困った事態に陥った時には、時間を掛けて下さるという事に他ならないので、長い待ち時間も全く苦にならず安心して待てるのです。

気が短い私が、のんびり待てるのです。
やっぱり凄いDr.ですね。

そして予約時間を２時間以上過ぎて、漸く診察室に入りました。血液検査の結果、全て抗がん剤治療前の状態まで戻っているとの事。

前日のゴルフの様子や、仕事に復帰した事をお伝えしたところ「数値だけではなくて、機能的にも全く問題無さそうですね！」と太鼓判を押して下さいました。

そして、私が発した「全く何事もなかったかの様に生活しています」との言葉をとても喜んで下さいました。そんな反応を頂戴するとは予想していなかったので、とても有り難く嬉しさMAXになりました。

元の生活に戻って貰える様にと治療していても、なかなか難しいそうです。私の場合、ゴルフを治療中も続けた事や、そのベースにある強い気持ちが良い結果に繋がった様です。

もちろん、抗がん剤の効果あっての事です。

「本当に良く頑張りましたね」と面と向かって褒められて、年甲斐もなく照れてしまいました。
３回目の治療がキツくてリタイアを申し出た還暦ゴルファーなのに、褒めて頂きました。

私にとってはゴルフをしている時だけが、日常生活と繋がっている実感を持つ事が出来たのです。それ以外の時間は「抗がん剤治療に苦しむ患者」そのもので、ただ時間が経つのを耐えて待つだけの毎日。

無理をしてでもゴルフを続けた理由はここにあります。そして、あの状態で続けて来られた自信が今の私を支えてくれています。

あんなに頑張れたのだから大丈夫だと。

心まで病いに侵されるのは絶対に嫌だという思い。それでも副作用の強さに心も萎えたり。

今も身体のそこここに闘いの跡が残っています。完全に無くなる事はないでしょう。

そして癌を発症した事実に変わりはなく、再発の事を考えればいつまで経っても過去の事にはならないのでしょう。

それでも、終わったのです。

今は闘病生活ではなく、普通の毎日を送る幸せを手にしています。「今この時を楽しめる」事が、どれほど幸せな事か！

次の検診は９月。CT検査も実施するそうです。
というか、今回も有ると思っていたので意外でした。

美味しいラーメンを食べて帰路に着いたら、目の前に４台のスクールバス。米軍のスクールバスですが、高速でも時々見かけます。