中医学で考える゛頭痛”

頭痛といっても痛む場所は、前頭部であったりこめかみであったりそれぞれです。頭部は、「精明の府」といい精神活動に関与する重要な中枢であり、そのため経絡が複雑に交差する場所でもあります。直接巡っている経絡だけでも、手足三陽の経絡、足の厥陰肝経、督脈があります。痛みは、経絡気血の流れが妨げられるとき(不通則痛)や気血の不足により十分に栄養されないとき(不栄則痛)に生じます。頭痛においては、局所の治療とともに、頭部を巡っている経絡を利用して、気血の流れを調整することで痛みの緩和をはかります。


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