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説難 Movement3 metamorphose

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「はてなブログ」で書き溜めたものを逐次移転掲載していく予定です。サンプルで製本もしてみて、なかなかの出来であると確信し、多くの人に読んでいただきたいと思い、人気のプラットフォーム… もっと読む
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記事一覧

道祖神                20190526_C/1~4

平成も終ってしまいましたね。  という挨拶も、もう遅い時期になってしまった。  実は、本…

Kanpishi
3年前

余桃を喰らわす            20210609_C/3

北朝鮮との国交樹立  北朝鮮というと、ちんまいくせに偏屈で、面倒な国というイメージが強い…

Kanpishi
3年前

ネット長者達の黄昏          20190806_C/4

1 労働価値説  商品の価格は通常原材料+付加価値+純利益によって定められる。このうち付加…

Kanpishi
3年前

ブレイクアウトⅲ 命が深刻な問題でなくなる時 20190815_C/3

 先日、会社の先輩たちと飲んでいて、「知覧」の話になった。  特攻隊機の出撃地として、灯…

Kanpishi
3年前

権利の行使は野卑であってはならない  20190826_C/2

 香港のデモはエライことになっちゃっていますね。  去年銀婚式を祝して、家族で香港・マカ…

Kanpishi
3年前
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君死にたもうことなかれ        20190901_C/4

 過日、当ブログで、「命は、地球より重い?」そんなことは幻想で、命は時として紙のように軽…

Kanpishi
3年前

寸法書を取りに戻るマヌケ       20190911_C/2

韓非子55篇 外儲説篇 左上 経二  「鄭人且(まさ)に履(くつ)を買わんとする者有り - 寧(むし)ろ度を信ずるも、自ら信ずる無きなり。」  鄭の人で履(くつ)を買いに行こうとする者がいた。  まず自分で足の大きさを計り、その寸法書を作ったが、座席に置いたまま持っていくのを忘れた。市で履屋を見つけた後で彼はそれに気づいた。  慌てて、家に引き返して寸法書を取ってきたが、戻ってみると市はもう終わっており、とうとう履を買いそこなった。  私の好きな逸話の一つだ。  韓非

醜さを愛せ              20191002_C/3

 「もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら、方法はひとつだ。(人そのも…

Kanpishi
3年前

教育は国家百年の大計5:教育     20191015_C/2

 表題の言葉は、そもそも租税教育のエピソードを紹介する際に使用したのがきっかけだが、もと…

Kanpishi
3年前
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Bushido               20191103_C/4

 「日本の侍は夜討ちをする時も、相手の枕を蹴飛ばし、相手を起こしてから斬るんだ。」役所広…

Kanpishi
3年前
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大卒                 20191124_C/2

エリートたる者  今春に就職したばかりの息子が、転職を考えているそうな。  娘の場合も…

Kanpishi
3年前
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三人市に虎を成す           20191201_C/1

韓非子55篇 内儲説 上  「龐恭(ほうきょう)は太子の供をして邯鄲(かんたん)へ人質とし…

Kanpishi
3年前
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人生万事塞翁が馬           20191216_C/4

結局、息子は今年就職したばかりの会社を辞めることになった。  当然親としては、この先の不…

Kanpishi
3年前
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平和を画するのであれば、利を用いるのが上策であり、情を用いるとあらばその涙を数えず笑顔を摘むべきである    20200101_C/3

「ラ・ジャポネーゼ」。知る人ぞ知る、印象派の巨匠クロード・モネの傑作である。  モデルは、彼の妻カミーユ・モネ。彼女は本来黒髪なのであるが、金髪のカツラをかぶっている。西洋人の日本文化への憧れを強調しようとしたのでないかと思われる。  この絵画に因むエピソードは多く、語り始めるときりがないのだが、今回はカミーユの無邪気な笑顔に注目してもらいたい。  彼女は、残念なことに、この作品の数年後、32歳の若さで早逝する。  失意のモネは、その後、人間の顔の表情というものを