ワックスがけは誰の仕事か

先日私たちの学校でワックスがけがあった。初めはクラス全員で大掃除をしてその後は少人数でワックスがけをすることになっている。残りは帰る。
私は環境委員、簡単に言うとワックスがけの担当だ。溶剤を取りに行ってワックスがけをして片付けをする。環境委員は2人いてどちらも女子だった。

ワックスがけの方法は至って簡単だった当日にやるのは1〜3までだ。

1. モップで教室に溶剤①を塗る
2. 乾かす
3. モップで教室に溶剤②を塗る
4.乾かして翌日の朝に机を教室に入れる

正直に言うと誰がしても問題ない、「やりたい!」って言う相手がいたら任せてもいいが大抵は残って作業することになるから環境委員がする。だが、こないだは違った

1.担任が男子生徒にやれと指示

ワックスがけの工程①をしようとすると、担任が近くにいた2.3の男子に対してやれと指示をした。
「え、なんで??」と少し頭には浮かんだが頭がまわっておらずモップを渡してして男子にしてもらった。

2.交替する。

他のクラスメイトが続々と帰る中やってもらっていてやはり申し訳ないと感じた。また、環境委員は後片付けがあるため残る必要があり手持ち無沙汰だった。工程①が終わったあたりで「悪いし代わるよ」といい交替して帰ってもらった。その場に担任はいなかった。

3.男子にやらせればよかったな

担任が来て工程③をしはじめたとき先生が「男子にやらせればよかったな」と言った。私は「なんでですか〜。別に重労働なわけでもないですしやらせるのは男子に悪いですから」っと言ったが先生は納得してない様子。終盤に差し掛かった時も同じことをまた言った。別の先生曰く「優しさ」らしい。

そりゃ世の中変わらない

学校は教育の場であり、多くの人にとって各々の常識を作るのに大いに影響する場だ。
そこで「女子は弱者」のような扱いをいつも受けていると段々とそう考えるようになってしまう気がする。実際男性と比べれば比較的肉体的に弱いがそんなに配慮する必要があるほど弱くは無いと思う。
これが高校でなく、小学校ならそう考える人は簡単に出てくるだろう。学生は次の時代を形成する集団である。だから学校が変わらなければ将来を変えるのは難しい。

私の担任は物理の先生としては良い先生かもしれないが、学校の先生としてはいまいちかもしれない。授業中にもよく男女を区別か差別か知らないがする。女子は物理ができない、男子は単純だからできると言われたこともあった。

どうすれば良いのか

先日教員免許の更新が廃止になるという報道が出ていたがそうするべきではないと思う。理由は教師の負担軽減だ。私は改訂するべきだと思う。10年に一度長時間から数年に一度短時間にはできないのだろうか。

先生のブラック労働は十分に知っているつもりだ。私の学校では8時頃にもまだ多くの先生が学校に残っている。今のは先生の負担が大きいというのは理解できる。しかしなくしてしまうと先生の常識がアップデートされなくなってしまう。


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