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血走りFW〜"弱さ"と向き合った4年間〜 (4年 大野晴紀)

まずは4年間お世話になった仲間、先生方、体育大学サッカー部の活動に携わってくださった皆様、そして家族にお礼申し上げます。ありがとうございました。

4年生の引退ブログ企画が始まって7日目。早くも1週間がたちました。
「そんなこともあったな」っていうものばかりで、個人の特徴が出たブログを楽しんでいます。
サッカー部として卒業前最後の企画。最後になって初めて知る仲間の一面。全力で楽しもうと思いますので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

~自己紹介~
〈名前〉大野 晴紀
〈出身〉広島県広島市安佐北区
〈経歴〉FC白木→広島高陽FC U-15、広島市立広島中等教育学校(中高一貫校)→鹿屋体育大学
〈所属〉NIFS1st

ここからは「筋肉編」、「サッカー編」、「プライベート編」の3編でお送りいたします。

最初に言っておくと青木先生はめちゃくちゃいい先生です。最後の最後までどうしようもない自分を叱り、厳しく指導してくださったことに、今とても感謝しています。

☆筋肉編
この4年間で何と1番向き合ったか、、、
そう、筋肉です。
高校卒業時の体重:55㎏  現在の体重:71㎏
(入学時の写真は平石くんのブログにあります)
約16㎏の増量をしたわけですが、どうしてこんなに変わったのかご説明いたします。

めちゃくちゃ簡単に言えば
「ワンパン計画」
のためなのですが、最初は純粋な気持ちで取り組んでいたので順に紹介します。

最初の春4月、一般受験で入学し、サッカー部に入部しました。大した経歴もないしNIFS2ndからスタートかなと思っていましたが、練習試合での調子がよく、運もありNIFS1stから始まりました。
しかしそこで待っていたのは「フィジカル」という大きな壁。
際どいプレーではことごとく当たり負け、特徴であったスピードもあまり活かせませんでした。
5月、当時のNIFS1st監督・青木竜(とおる)先生より2nd行きを言い渡されました。戦力外通告です笑。「今のままでは試合では使わない。鍛えろ」と。
その当時の自分は素直だったので、すぐに筋トレをはじめました。
まあ最初は何をやっていいのかわからなかったのでとりあえずYouTubeにある筋トレ動画を1日1時間授業の合間を縫ってやりました。しかも自重だけだから自宅でこっそりと。
そしてプロテインは運動後の1杯だけ。
誰でもわかる「それじゃでかくなれない」と。何にも知らなかったんです笑。
これでも2ヶ月で少しずつ変化が見え始めました。
栄養学の授業で「でかくするにはたんぱく質を1日に体重の2倍g摂ること」を習うと実行し、トレーニング科学の授業で「筋肥大は~セット」と聞いたらまた実行する。良いと思ったことは全部やる。

試行錯誤を繰り返しやっと筋肉がいい感じになってきたときに例の計画の原因となる事件が起こります。

それが「お腹すいた事件」です。
忘れもしない大学2年6月下旬にあった公式戦後のサブ組の練習。あの日はめちゃ暑かった。試合後から練習だから14時くらい。朝以降何も食べていない状態で練習がスタート。
もうなんとなく想像がつくのではないでしょうか。
練習でヘロヘロになり、最後にランメニュー。3本目あたりで流石に限界。
手を抜いて走って怒られたときに
つい「お腹がすいてきついです」と言ってしまったんです。
青木先生に「もう2度と練習に来んな」と言われ追い出されました。(3日後には練習に来いという連絡が、、無茶苦茶すぎる)
試合に負けて先生腹立ってたのかな?

悔しくてひたすら泣きました。
そしてなぜかカッチーン!と頭にきて先生に対して思ったのが、

『絶対倒してやる。記憶が残ると厄介だからワンパンしなきゃいけないか。ワンパンするだけの力をつけなければ!』

というのが筋トレに目覚めたきっかけです。いやー今考えるとしょうもない。
サッカーで見返すんじゃなくて力づくかい! 幼稚だったんです。

ここからトレ場に通うようになり、はじめてウエイトに取り組みました。最初はベンチプレス40㎏すら上げられません。休みの日も正月も筋トレに捧げました。森さんにはとてもお世話になりました。
あの悔しさを糧に毎日2時間以上、食事は倍、必死で励みました。
その甲斐あって
ベンチプレス:120㎏ デッドリフト:200㎏ フルスクワット:140㎏
体重も10㎏以上増やすことができました。
重量が全てではないですが、関節弱くてあのヒョロガリだった自分がここまで変われるとは思いもしませんでした。
まだまだ弱いし努力し足りませんが、一つだけわかったことが。それは

「誰かの作った理屈にしたがうのではなく、自分なりの理屈を見つける。そしてただひたすらに実行することが大切」

ということ。
自分が実際やったわけでもないのに「エビデンスでは〜セットがいいと言っている」だの「オフは絶対必要」だの、、

「うるせえ!やってみなきゃわかんねえだろ。やってから言え!」

成功者の意見を取り入れることはしても、全てを真似て同じようになれるかは全く別。自分にとっての正解を見つける必要がある。でないとスポーツも勉強もみんな同じことをやって同じようになっているはず。当たり前のことだけど、何かの本で見て頭に残っています。

やってないやつほど理屈で語ってくるんですよ。
自分の身体が1番の証拠です笑
自分がそうならないよう気をつけます。

結局ワンパン計画は実行したのか。一番大事なところですよね笑

やっていません。というよりできませんでした。
青木先生はご家庭の事情で退職されました。引退まででトレーニングを計画していましたが、途中でいなくなっちゃいました。
よかったのか悪かったのか。またお会いした時が先生の最期。その時までに完成させておこうと思います。

みんなからはよく言われます。
「何のためにそんなに筋トレをするのか」
と。 米〇くんにはさんざんバカにされました。
みんなには「ワンパンするため」と言いつつ、正直答えはわからない。
ただなぜか毎日トレセンにいるんですよね。復讐から始まった計画が今や自分の生きがいとなっている。サッカーにも活きている。厳しく指導してくれた先生になんだかんだ感謝させられています笑

まだまだ誇れる結果を出せていないのはまぎれもない事実。ただ変われたのも事実。よりストイックに、学んだことを活かし、これから新たなステージ向けて精進していきたいと思います。

☆サッカー編
靭帯痛めたり、骨折したり、全国の舞台に立ったりと初めての経験がたくさんありました。
レベルの高い大学で本気でやるサッカーを終えられることをとても誇りに思っています。

大学でのサッカーを振り返ると大変なことの方が多かったのかなと。
青木先生が出張で不在の時はサッカー絶好調、逆にいるときは絶不調。試合に出たらハーフタイムで交代させられ怒られる。まあ相性が悪かった。本当辛いことが多かった。
でも厳しくしてくださったおかげで今の自分がいると強く感じています。

4年になり、最後の天皇杯予選。3試合5得点。うち1点は対TOP戦。
結局TOPに勝つことは叶いませんでしたが、大学サッカーで1番楽しかった瞬間でした。うれしい、楽しいと思えるのは辛いことに比べるとほんの一瞬かもしれないけれど、その一瞬のために必死に頑張るということがどれだけ大切かを学ぶことができました。

かけがえのない先輩、同期、後輩に会わせてくれたサッカーに感謝しています。

☆プライベート編 
大学に入りいろいろなことがありました。授業、教育実習、小学生のサッカー指導、就活。
初期はママチャリでいろんなところに行きました。チャリのおかげでひろとと仲良くなれました。
嬉しかったのは高校の後輩が体大に来てくれたこと。あまり関わってあげられなかったのを後悔しています。

祖母の病気、親の離婚問題には心を病みました。母は移住や転職でいろいろ苦労したのだと思います。だいたい3日ごとに来る母からの病み通知。自分にどうしろと。こんなこと誰にも相談できない。弱みを見せないよう、みんなの前ではなるべく平然を装ってみたり。
苦しくて、はじめて本気で死にたいと思いました。
(1番驚いたのは父が知らんうちに仕事を辞めていたこと)
そんな自分を救ってくれた一つが、仲間の頑張っている姿や小学生の教え子たちの楽しそうにサッカーをする姿でした。もう少しだけ自分も頑張ってみようかなと考え直させてくれました。
こんな話冗談としか思えませんが。

友達や先輩などいろいろな人のおかげで生きていられます。自分もいつか誰かの励みになる存在になれればなと思います。



同期について
アニキ(平石)とひろととは毎年誕生日サプライズをしていました。もときは酔うと人格が変わります。よう、そうし、しん、かい、そうまは飲みに行くと女子に絡みに行きます。まさき、きしくんは背が高い。たじ、はまちゃんはいつもおもしろいです。
みつ、ゆうだいは真面目。まなとはえぐい。けいと、たいようは運転怖い。かばちゃんはマジック使います。バリ、しゅうとは混ぜるな危険。れいなはサッカーの指導スタイルが応援に来たお母ん。きょうせいは未だにようわからん。

読みながら?が出たことと思います。自分も書きながらわからなくなっていました。最後まで読んでくださった方はありがとうございます。まとめるとこんな感じです。

いろいろなことを経験できました。鹿児島にきて幸せでした。いろいろな出会いがありました。このメンバーでサッカーができて、先輩方、後輩と出会えて幸せでした。
みなさんの今後の活躍を心から祈っています。
4年間本当にありがとうございました。


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