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セルフカット

髪を切りたくなる気持ちはいつも急にやってくる。
いつだって切りたくなったらすぐに美容室に連絡を入れ、できるだけ早い日にちを押さえる。

しかし、コロナ以降気軽に美容室に行けなくなってしまった。
私は20代半ばから10年以上ずっと同じ美容師さんにカットしてもらっていたんだけど、
今の住まいからは電車を乗り継いで1時間かかる。
都心で人出の多い地域にあることも足が遠退いた理由の一つだった。
そんなわけで、セルフカットという選択をすることになったのだ。

その日は娘の髪の毛を切っていたら自分も切りたい衝動に駆られた。
というのも、前日は夫と息子のカットもしていて
連日さっぱりとした頭を見ていたからである。多分。
ちなみに私は何の免許も持っていないただのパート主婦だ。
ドラッグストアで購入したカット用のハサミと目の細かい櫛を使ってジャキジャキ切っているだけ。
プロじゃないから多少の失敗はご愛嬌…って気持ちで何年切り続けている?結婚して10年だから、少なくとも10年は夫の髪の毛を切っているはず。

おっと、話が逸れてしまった。
切りたい衝動に駆られた私はとりあえずネットで切り方を検索。
…ほうほう、ゴムで縛ってジャキン!ね!OK!

記事2本目にしてうっすらお気付きの方もいるかもしれないけど、私はだいぶ雑な性格をしている。
1本目に書いた、これから綴る文章の候補として挙げたタイトルにセルフカットの話は入っていない。
順番めちゃくちゃどころではない。
https://note.com/kanoya_donoya/n/n822e5e6bfb18

このときも、ダメなら結べば良いし髪はすぐ伸びる、とどうにかなるさ精神でチャレンジすることにした。
基本的にはネガティブなのに、妙なところでポジティブだ。

いくつかの束に分けて…ジャキン!ジャキン!
結んだゴムをほどくと少し長めのボブ。
あとは少し手直し。
下ろしててもさほど違和感なし。いいねいいね。

ほどなくして、夫以外の家族と顔を合わせる機会があった。

「あら、いつの間にか髪の毛切ってきたのね」

そう言われた途端、心の中でガッツポーズ。
すぐにセルフカットであることを伝えたら驚いていた。

もう、自分の髪も切れるようになったから美容室行かなくてもいいんじゃない!?

この時はそう思っていた。
しかし後にまた美容室に通う日々がやってくる。
その話はまた後日。

【追記】
こちらに続く話を書きました。↓のリンクからどうぞーhttps://note.com/kanoya_donoya/n/n5494728895ec

では、またねー。

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